先日実施したチームビルディング研修のフォローのコメントを記入している。


研修を研修で終わらせない、ひとつの仕掛けである。


研修で習ったことをどのように職場で実践しているのか、実践した結果、どのような成果や学びを得られているのかを記入してもらい、それに対して研修を担当した講師である私がアドバイスやコメントを記入しているのである。


受講者の記入したコメントを読んでいて嬉しくなるのが、研修で習ったことを本当に職場で実践してくれていることだ。


研修で習ったことを咀嚼し、自分なりに工夫して取り組んでいることが行間から垣間見える。また、取り組みを通して大きな気付きや学びを得ていることがわかる。


まさに「行動なくして、学習なし」である。


コメントにもついつい力が入る。


研修で習ったことを職場で実践しているかどうかを真面目にデータに取っている研修会社は、ほとんどないと思うが、おそらくインストラクショナル・デザインの工夫やも何の仕掛けもしない研修では、研修後の実施率は20%を切るだろう。


これまで、研修後の実践と成長にこだわったプログラムを開発し、研修を実施してきた私からすると、またひとつ確信を得ることができた。


真剣に取り組んでいただいた受講者のみなさんや人事のみなさんに感謝したい。


ありがとうございました。

最近、M.ポーターの『競争の戦略』を読み直した。


どの経営学の教科書にも載っている「5つの競争要因」や「3つの基本戦略」、「バリューチェイン」などの提唱者である。


一言で言うと、業界の構造を捉えようということをポーターは言っている。


研修業界やコンサル業界の構造も非常によく見えてきた。その構造の中で、我々はビジネスを展開しており、その構造に影響を受ける。


研修業界に見られる様々な事象も業界構造から、そうならざる得ないものがある。


例えば、「多数乱戦業界」とポーターは言っているが、参入障壁が低く新規参入が容易で、規模の経済が働かず(むしろ規模の不経済が発生する)、撤退障壁も高いので、業界を制するような大きな企業は出てこず、小さな業者がひしめいている。


そんな中で、業界の構造を一変させるようなものが真の「戦略」であると喝破している。


30年以上前に書かれた本であるが、やはり戦略論の金字塔であると、改めて思った。数年前にはやった『ブルーオーシャン戦略』もポーターの焼き直しのような気がしないでもない。


自分の中では、最近亡くなったたレヴィ・ストロースの「構造主義」にもつながるような気がして、面白かった。

那須高原の森林を見下ろす、三方がガラス張りの素敵な研修会場で、チームビルディング研修を実施。


紅葉には、まだ少し早いか。来週また来るころにはもう少し色づいているかも。


研修会場の外はウッドデッキになっており、休憩の度に森林のひんやりした気持ちのいい風が癒してくれる。


最高の環境の中で、最高の研修ができた。


環境が人間に及ぼす影響の大きさを改めて認識した。いい環境は追求すべきだ。


受講生たちの職場での奮闘を祈る。1ヵ月後に実施報告を添削する予定であり、今から楽しみである。


研修事務局の皆様方、本当にありがとうございました。