最近、M.ポーターの『競争の戦略』を読み直した。
どの経営学の教科書にも載っている「5つの競争要因」や「3つの基本戦略」、「バリューチェイン」などの提唱者である。
一言で言うと、業界の構造を捉えようということをポーターは言っている。
研修業界やコンサル業界の構造も非常によく見えてきた。その構造の中で、我々はビジネスを展開しており、その構造に影響を受ける。
研修業界に見られる様々な事象も業界構造から、そうならざる得ないものがある。
例えば、「多数乱戦業界」とポーターは言っているが、参入障壁が低く新規参入が容易で、規模の経済が働かず(むしろ規模の不経済が発生する)、撤退障壁も高いので、業界を制するような大きな企業は出てこず、小さな業者がひしめいている。
そんな中で、業界の構造を一変させるようなものが真の「戦略」であると喝破している。
30年以上前に書かれた本であるが、やはり戦略論の金字塔であると、改めて思った。数年前にはやった『ブルーオーシャン戦略』もポーターの焼き直しのような気がしないでもない。
自分の中では、最近亡くなったたレヴィ・ストロースの「構造主義」にもつながるような気がして、面白かった。