③ 新旧 名機 双眼鏡 一気 覗き比べ 祭り!! 〜ファイナル 後編〜 | BLRM ブラッキー リッチモア ~ Be Lucky Rich More!! のブログ

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私自身が、ワクワクドキドキ出来る事だけを記事にします。
〜 SINCE 2015.4.8

注 ※ 本ブログの全ての記事は、極力 PC版にて、

  ご覧になられる事をお勧め致します。

  スマートフォン版だと、非常に読み辛いかと思います。

 

 

さて、前編、中編に続き、いよいよファイナル最終章の後編だ。

 

今回も友人談は、紫文字で表示している。

 

 

では更に、続けて、

 

・CARL ZEISS Oberkochen 8×50B

・HUET S.G.O. 8×40

・SARD Mark43  6×42

・CARL ZEISS Dialyt 7×42BGA T*

 

を、順に覗いてもらう。

 

 

 

 

 

 

 

まずは、CARL ZEISS Oberkochen 8×50B  から。

 

1960年代の製品だが、オーバーコッヘンはどの機種も、

 

本当に造りが良い。 

 

現代では、これだけ丁寧な造りの双眼鏡の生産は不可能だろう。

 

 

 
 
 

これも明るくて、よく見えるな〜!

 

で、これもやっぱり、立体感が凄いわ。

 

木に触れそうだわ。それに輝いて見えると言うか、

木の葉っぱとかが、艶々して見えるわ。

 

しかし、これだけ色々と覗いていると、

段々、訳が分からなくなって来たぞ!

 

 

 

次に、HUET S.G.O. 8×40 を覗いてもらう。

 

2023年末の記事でも紹介させて頂いた機種である。

 

リンクを貼っておきますので、ご興味のある方は是非!

 

 

 

 

 

うわっ!何だこれは!!

 

木の枝が手を伸ばせば掴めそうなくらい、

臨場感が半端ないな!! 正に3D的な見え方やね。

 

さっきまで見て来たのとは、見え方が何か違う気がする。

 

近くから遠くまで、全てにピントが合ってると言うか、

非常に見通しが良い。 これはちょっと凄いな!

 

目盛りみたいなのは、距離を測る為??

 

 

そう、HUET S.G.O. 8×40 には、右の接眼レンズに、

 

レティクルレンズが入っているのだ。

 

 

 

 

 

次に、SARD Mark43  6×42 を覗いてもらう。

 

 

先月のブログや、上記の HUET S.G.O. 同様、

 

2023年末のブログでも登場した機種である。

 

ちなみに先月の記事の SARD Mark43 は、

 

私の個人所有のものではなく、お客様のものです。

 

 

 

 

 

 

これも凄いな!! 立体感が半端ないわ!!

 

景色を見ても、奥行き感や距離感がすごく分かりやすい。

 

視界も今日見た中では一番広いし、画像の安定感が凄いな。

 

いやいや、これは、むちゃくちゃ見やすいわー!

 

 

今日覗かせてもらった双眼鏡は、どれも凄くよく見えたけど、

これはちょっと次元が違う気がするなぁ。

 

それに、すごく広角な感じやね。

 

目のカバー( アイカップの事) があるからなのか、

余計な光が入って来て、邪魔しないのが良いな。

すごく集中して覗いてられる。

 

これもさっきのと同様、近くから遠くまで、

全てにピントが合ってるね。

 

エッ?これだけ6倍なの??

 

なるほど、倍率が高ければ高いほど良い、

って訳でもないんだな。

 

6倍でも必要十分に感じる。 迫力が凄いわ。

 

双眼鏡を覗いていると言うよりも、

目の前に景色が広がってるような感じ!?

パノラマ的に見えるね。

 

ただ、あまり頻繁に双眼鏡を動かして見回してると、

酔ってくるような気がする。

 

(  これは、正しく非球面レンズの特徴ですね。)

 

 

 

では最後に、CARL ZEISS Dialyt 7×42BGA T* を覗いてもらった、

 

 

これもまた、むちゃくちゃよく見えるな!!

 

鮮やかと言うか、シャキッと見えると言うか。

 

これは、双眼鏡で覗いていると言うよりは、

モニター画面を見てるような感じがする。

 

綺麗な映像をモニターで見てるような感覚!?

 

画像も明るくて、むちゃくちゃ鮮明だわ!

 

それに、とても覗きやすいし、

手に馴染むと言うか、抜群に使いやすいね。

 

他のと少し違って、細長い独特のスタイルだけど、

バランスが良いのかな? これは本当に使いやすい

 

 

 

と言う事で、なんだかんだで約2時間半くらい、

 

気の向くままに、覗き比べて頂きました。

 

大変お疲れ様でございました!!

 

 

友人曰く、

 

今日覗かせてもらったのは全て、どれも凄くよく見えて、

 

これはイマイチだな、と感じる双眼鏡は一つも無かった。

 

どれも、必要十分以上に、よく見えた。

 

ただ、その中でいくつかが群を抜いていた。

 

との事であった。

 

 

 

 

では、本日の友人が選んだナンバーワンは、、、

 

 

 

本日の1位 ナンバーワン

 

SARD Mark43 6×42

 

 

 

 

覗いた瞬間、これは別格だな、って感じがした。

 

画像の明るさ、安定感、立体感、気持ち良さ、臨場感、

あらゆる点で、次元が違うように感じた。

 

この双眼鏡だけが、浮島の木の全体像が視野に収まった。

 

上手く言えないけど、圧倒的なパフォーマンスに感じた。

 

覗いた瞬間、これが今日のナンバーワンだな、と確信した。

 

との事であった。

 

 

続いて、2位は実は2機種ある。

 

差を付ける事が出来なかったそうだ。

 

 

本日の2位 ( 同点2機種 )

 

 

HUET S.G.O. 8×40、そして、

CARL ZEISS Dialyt 7×42BGA T* だ。

 

どっちも甲乙付け難く、同点だそうだ。

 

 

 

 

( HUET S.G.O. ) 

ちょっと大きくて重いのがネックだけど、

臨場感や迫力が、さっきの( SARD )と共に 群を抜いていた。

画像が迫って来ると言うか、、、

 

立体感も凄かった。本当に触れそうなくらいの、

3D的な画像に感じた。

 

 

( 続いて、Dialyt 7×42 は)

 

これは、すこぶる使いやすくて、覗きやすい。

 

景色がストレスなく、スッと入って来る。

 

後、どう覗いても、楽によく見える。

 

( ケラレが無いと言う意味だったようだ。)

 

立体感もそこそこにあるし、明るいし、視界も広いし、

画像も安定してるし、文句の付けようがない。

 

抜群によく見えて、とにかく扱いやすい。

 

普段使いの実用機としてなら、ナンバーワンかも!?

 

との事でした。

 

 

ただ、今日は晴天の快晴だったけど、曇天の日や、

薄暮れ時に見れば、また印象は違うのかも知れないね。

 

と、最後に付け加えていた。

 

 

我が友人ながら、やはり素晴らしい感覚の持ち主だと、

 

あらためて、リスペクトせずにはいれなかった。

 

彼を信じてお願いした私の目に、狂いは無かったようだ。

 

 

一応、覗き終わった後で、色収差等の説明もさせてもらったが、

 

やはり覗き慣れていないからか、あまりよく分からないようであった。

 

 

双眼鏡を覗き慣れて来ると、そう言った色収差等の各収差、

 

着色感等、色々細々と、気になって来る項目もあると思うが、

 

今日の友人の感想を聞いていて、

 

本来、双眼鏡に求められる基本的な性能として、

 

或いは、双眼鏡を楽しむ上での本質的な要素として、

 

各収差以前に、もっと大切で重要な事があると、

 

あらためて確信した次第である。

 

 

勿論、色収差や歪曲収差等も、双眼鏡の性能として、

 

非常に大切な一つの要素ではあるが、

 

少なくとも、自然観察や景色観望の場合は、

 

それ以前に、もっと根源的な、大局として、

 

重要な要素があると言う事になるだろうか。

 

 

「木を見て森を見ず」では本末転倒なのである。

 

 

 

また、友人が「立体感がある」「空間の奥行きを感じる」

 

または「臨場感が凄い」と言っていたのは、

 

HUET S.G.O.8×40 と、CARL ZEISS Dialyt 7×42BGA T* を除けば、

 

後は全て、ポロ機であった。

 

 

ポロ機を覗いた際は、ほぼ必ず、立体感を感じる故の

 

感想を語っていたのである。

 

 

ポロ機とダハ機の違い等、全く知識や情報として、

 

持ち合わせていない彼が、そう感じて口にしたのである。

 

 

これは、非常に興味深い事例なのでは無いだろうか!?

 

私には、一つの結論のようにも思えた。

 

 

また、ダハ機では、 HUET S.G.O.8×40 と、

 

後は、Dialyt 7×42BGA T* の2機種のみ、

 

この感想を聞けたのだが、この2機種には、

 

アッベ・ケーニッヒプリズムを使用している、と言う、

 

共通した事実がある事が、これまた極めて興味深い。

 

 

とは言え、早合点して誤解しないで頂きたいのは、

 

私自身は、全てのポロ機や、全てのアッベプリズム搭載機が、

 

立体感があるとは、これまでの経験上から思っていないし、

 

ポロ機だから立体感がある、アッベ・ケーニッヒだから、、、

 

等とは、安直には考えていないのも事実だ。

 

 

ポロ機であると言うだけでなく、

 

使用されるガラス材や、光学設計等、

 

ポロ機である以外にも、複数の要素があると感じている。

 

 

ただし、私がこれまでに経験した、

 

1970年以前のポロ機のヴィンテージ双眼鏡は、

 

ほぼ全機と言って良いくらい、立体感に秀でていたのも、

 

また一つの事実である。

 

 

 

ところで勿論、私も、全ての機種をあらためて覗いてみた。

 

 

友人同様、やはり、1位と2位の3機種は、

 

別格だと感じた次第である。

 

 

とりわけ、SARD Mark43 6×42 、及び HUET S.G.O.8×40、

 

この2機の圧倒的なパフォーマンスは、

 

自然観察や、景色観望だけでなく、

 

星見にも威力を発揮するのでは無いだろうか!?

 

 

Oberkochen 8×50B や、DEKAREM 10×50 も、

 

あらためて、素晴らしいパフォーマンスだと感銘を受けた。

 

今度は、ノンコートの DEKAREM とも比較してみたいとも思った次第だ。

 

 

 

 

 

最近、広角機ばかり覗いているからなのか、

 

どうやら額まで、広角になって来てしまったようだ。。。

 

はたして この先、どこまで広角になるのだろうか・・・

 

 

 

 

 

 

さて、一通り覗き終えた後、この池に住んでいると言われる、

 

黒鳥( ブラックスワン) を、友人と共に探しに出掛けた。

 

 

途中、木陰で3羽の鴨が休んでいた。

 

何とも平和で、安穏な光景だ。

 

鴨達の顔の穏やかで幸せそうな事!!

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ、池を一周してしまうか!?

 

ブラックスワンは、本当にいるのだろうか??

 

それとも、今日は逢えないのだろうか・・・?

 

等と思った、その矢先に、

 

遂に、我々の前に姿を現したブラックスワン!!

 

 

無事に、ブラックスワンに逢う事が出来ました!!

 

これがまた、むちゃくちゃ可愛い子でした。

 

 

 

 

 

 

私達へのサービスなのか!?

 

水から上がって、近くまで来てくれました。

 

 

ブラックスワンの鳴き声を初めて聞いたが、

 

何とも切なくなるような、悲しげで寂しげで、

 

胸が締め付けられるような、哀愁のある声でした。

 

 

確か、ブラックスワンを悪者にしていた、

 

某保険会社のCMがあったと思うが、

 

誠にけしからん!! 不届者にも程があるだろう。

 

ああ言った印象操作、刷り込みは止めて頂きたいものだ。

 

 

もっとも、悪質な印象操作や、嘘の刷り込みは、

 

テレビやメディア全般にも言える事だが、

 

とりわけ昨今は、あまりにも酷い。。。

 

 

ブラックスワンの哀歌は、

 

そんな愚かな人の世を、憂いているようにも聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ともあれ、約3時間近く、お付き合い頂き、

 

大変貴重な意見、感想の数々を頂戴し、

 

本当にありがとうございました!!

 

今度、ラーメンでも奢らせていただきます!!

 

 

久し振りの覗き比べは、私自身とても楽しく、

 

大変に興味深く、極めて貴重な経験となりました。

 

 

 

また、長編の3部作、ここまでお読み頂きまして、

 

本当にありがとうございました。

 

 

楽しみに読んでくれる皆さんのお陰で、

 

それが記事を書くモチベーションとなっております。

 

いつも本当にありがとうございます。

 

 

また、いつもイイネを押して下さる皆様も、

 

本当に心より感謝申し上げます。

 

 

全てに感謝を捧ぐ

 

 

 

 

〜 お陰様で、6年目 〜

 皆様方には、心より感謝申し上げます。

 

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