第74回甲子園ボウル&第33回ジャパンXボウルまとめ | 徒然逍遥 ~電子版~

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こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
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去る12月15日、全日本大学選手権決勝「第74回甲子園ボウル」(於:甲子園球場)が開催された。

まあ、大方の人はほぼほぼ関心が向かないイベントであろう。“甲子園”とは言え、なにしろアメリカンフットボールである。大々的なニュースとして取り上げられることも無いだろうし。

しかし、アメフト観戦歴45年の自分としては、ちょっと見過ごせないボウルゲームである。

 *1947年第1回甲子園ボウル 同志社大vs慶応義塾大*

 

今年の対戦カードは昨年同様、【東】早稲田大学vs【西】関西学院大学

 

東日本代表は、昨年不祥事もあった日本大学や、一時隆盛を誇った法政大学らを押さえて古豪早稲田が連覇。

ちなみに、1930年代に創部の早稲田は“早稲田大学米式蹴球部”が正式名称。ニックネームはBIG BEARS ビッグベアーズ。チームカラーは臙脂・白・黒。

 

西日本代表は、立命館大学とリーグ戦同率1位ながら直接対決で敗れて2位に甘んじた関学が、西日本代表決定トーナメント戦で雪辱を果たし代表の座を掴んだ。

こちらの正式名称は、“関西学院大学体育会アメリカンフットボール部”。1941年創部。

ニックネームはFIGHTERS ファイターズ。チームカラーはKGブルー・黄・白。

注釈を添えると、読みは“かんさい”ではなく“かんせい”で、ローマ字表記はKWANSEIである。

 

 

さて、試合展開は、関学リードで迎えた第3Qに早稲田が逆転。スコアを27-28とした。

 

1点のビハインドで第4Qに臨んだ関学は、2年生RBが逆転TDを決めリードを奪う。2点コンバージョンを成功させてスコア35-27

その後FGを1本決めて最終的に38-28で試合を決した。

試合運びは両校ともに堅実で、ターンオーバーゼロという精度の高さ。

TD数も4つずつ。

だが、FGを3本決めた関学がアドバンテージを握った。

 

パッシングアタックもほぼ互角。

決定的な差はランニングアタックに如実に現れた。ラン獲得ヤードが関学251Yに対し早稲田89Yと大差。後半の関学ランプレイが奏功した形だ。

関学サイドは、今季限りで勇退の鳥内監督にとっても有終の美を飾るゲームとなった。

一方の早稲田は過去5年間で4回出場。2年連続での出場も苦い結果に終わった。捲土重来を期す。

 

 

社会人リーグに目を向けよう。

12月16日、「第33回ジャパンXボウル」(於:東京ドーム)が決行されている。

対戦カードは富士通フロンティアーズvsパナソニック・インパルスだ。

 

ゲーム展開は、第3Q終了間際に富士通RBが75YのロングランTDで同点。キックも決めて1点差で逆転。スコア21-20

第4Q、富士通が更に7点追加しリードを広げるとパナソニックもすぐに追い上げ2点差に迫ったが非情にもゲームセット。万策尽きる。最終スコア28-26。好ゲームとなった。

富士通は社会人リーグ4連覇達成。オービック・シーガルズ以来のタイ記録だ。

 

この後、学生チャンピオンの関学と社会人チャンピオンの富士通は、2020年1月3日、アメリカンフットボール日本選手権「第73回ライスボウル」(於:東京ドーム)で激突する。

 

ところで、米国プロスポーツ界で日本人の活躍も普通となってきた感がある。今年はNBAで八村塁選手が注目されているし。

 

日本国内のフットボール界では、外国人選手の活躍が定着しつつある。

富士通では、QBマイケル・バードソン、RBサマジー・グラントらを擁し、パナソニックでもQBアンソニー・ローレンス、RBミッチェル・ビクタージャモーらを起用している。

 *20回キャリーで161Y獲得した富士通RBグラントがMVP*

 

これからのスポーツ界は、こうやってボーダーレス化がより一層加速度的に進行していくんだろうな。と思わせる昨今である。

 

本日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。

 

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