夕食の時間です 「懐石 方林」にて。
その前に、食事処の前のホールに大がかりな
現代アート作品がありました
「蹲ーつくばいー 方寸」 原 研哉氏の作品です。
天井から出ている管から1滴1滴の水がしたたり、 ほそ~く
なが~いスロープを水の玉がコロコロ転がって行って、大きな
円盤の上で踊って最後は下の大きな黒い水盤に落ちていきます。
天から降ってきて川を流れ、市井でコロコロと色々に役に立ち
海へ帰っていく水の一生になぞられているそうです。
大きな白い円盤を水玉がコロコロ 面白くっていつまでも
観てしまう感じ 真ん中の四角い穴は「方寸」といって心を
表しているそうです。
「蹲ーつくばいー」で手を清め、心も清めるってことですかね~
さてさて、夕食に テーブルの配置はレストラン形式でした。
個室が好きではあります。
最初のお料理の器は輪島塗。赤木明登氏の作品だそうです
春の白和え 筍、菜の花、のびる、一寸豆、こごみ、海老、どんこ
みょうが、ふき、新じゃが
日本庭園のような盛り付けの美しいこと 和え衣はソースのように
皿に敷いてありました。スタッフの方が「あえて、和えてません(笑)」と
ダジャレと共に運んでくれました
壁のアートも赤木氏の作品だそうです。 翌朝の写真です。
加賀 橋立港 毛がに 琥珀ゼリー、花穂しそto
琥珀ゼリーとしその花ががキラキラと美しくて、ゼリーと酸味と
かにの旨みがいい感じでした
鱧 葛叩き椀 梅肉、ジュンサイ、つる菜
走りの鱧 ジュンサイも夏が来ますねぇ
お出汁も美味しかったです
お造り 鰆、平目、鯵、甘えび、マグロ
お刺身、充分に美味しかったですが、お昼のお寿司屋さんの方が
俄然美味しかったです。 お寿司屋さんも楽しかった、べにや無何有の
夕食も楽しい
のどぐろの炭火焼き 七宝仕立て ごぼう、金時人参、みょうが、しいたけ、
長ねぎ、うど、三つ葉、すだち
どっさりの薬味が美しいし、美味しい のどぐろの旨みと脂に
薬味の味が複雑に絡み合って美味しかったです
そうそう、ご当地 奥能登地サイダー しおサイダーを
お供に食事を楽しみましたよ
能登牛と春野菜の春香鍋 筍、わらび、みょうが、クレソン、
新玉ねぎ、木の芽
お鍋なので、意外とさっぱりと頂けました。クレソンと牛肉の
組み合わせはシンプルに好きだわ
新生姜ご飯と三つ葉の赤だし、漬物で〆。美味しかったです
デザートは能登 塩ジェラート 焼き最中。
うぉっと!お昼のお寿司屋さんとかぶった! 美味しいから問題なし
そうそう。 夕食を終えて部屋に戻ったら、お夜食に海苔巻きが
届いていました ちょっとつまめる感じだし嬉しいです