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或いは共生新党残党が棲まう地

277 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 18:16:42 ID:7aOdQTe+0

 orz
    タカイタカイー
○凹


警察やマスゴミやらの大本営発表の高い、高い詐欺は上のAAがお似合いです。


2009-07-27 はダメリカに置いてついに厳罰化が行き過ぎて財政的問題から、キャッチアンドリリースが始まったというニュースぐらいでそれは後述するとして、むしろ、昨日のメモ と一昨年のメモを見比べていただきたいところ。


振り込め詐欺、進む国際化 中国から日本語で電話

>警察庁は23日に閣議報告した2010年版の警察白書で「犯罪のグローバル化」を特集した。多国籍の犯罪組織が日本に浸透し、捜査対象が世界規模で拡散していると分析し、外国捜査機関との連携などの必要性を指摘している。


記事タイトルといい、何ら疑義を挟まず警察発表鵜呑みの記事内容といい、最初に目にしたバカヒに罵声を浴びせようかと思ったのですが、一見してピーク時から激減(2005年:4万7865件→09年は前年比10.9%減の2万7836件)している検挙数推移のグラフを載せているだけ他マスゴミより一番ましでしたorz


>警察庁によると、来日した外国人による事件の検挙件数は、09年は約2万7800件で前年より1割ほど減ったが、1990年の約4.4倍といぜん高い水準にある。警察庁の指示で今春、全国の警察本部が「犯罪のグローバル化対策室」を設置した。専門の捜査員を警察庁に登録して他県警に応援派遣できるようにし、警察全体で国際事件の捜査力の向上をめざす。(朝日新聞 2010年7月23日14時28分)


この警察の言い分を信じるとしたら90年から05年までの間は犯罪が激増かつ検挙数も激増だが、05年からは犯罪増加もしくは横ばいかつ検挙数激減ということになるんですねアハハハ、こやつめ(AA略)


・警察白書 犯罪国際化に連携を(NHK - ‎2010年7月23日)
・警察白書:「グローバル化」脅威に 外国人犯罪に焦点 (毎日新聞 - ‎2010年7月22日)
・外国人犯罪のグローバル化「治安への重大な脅威」 平成22年警察白書(MSN産経ニュース - ‎2010年7月22日)
・多国籍化した犯罪組織の暗躍、警察白書が指摘(読売新聞 - ‎2010年7月22日)
・犯罪グローバル化の脅威強まる 警察白書(日本経済新聞 - ‎2010年7月22日)‎


一応、他マスゴミの記事タイトルだけ一覧にして並べておきますと、毎日、産経は論外として一応、読売と日経もこのピーク時から激減している定量的事実は記事内で触れていました。しかし、どうして記事タイトルがこうなってしまうのか…お前らはスポニチですかぁ?

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「見守り隊」の男に有罪 女児強制わいせつ事件
>小学生が安全に登下校できるよう見守るボランティア活動「見守り隊」で知り合った女児にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪に問われた無職山本義信被告(72)=京都府城陽市=に京都地裁は22日、懲役1年6月、執行猶予4年の判決を言い渡した。求刑は懲役1年6月。


コメント欄で教えていただきました、呪詛を篭めて妄想していた犯罪(青パトと並び)キマシタワー。体感治安悪化→犯罪不安共同体→老人+性犯罪→体感治安悪化→…の負のスパイラルというより自家発電(笑)

 

>判決理由で永井健一裁判官は「被告のことを信頼し、全くの無警戒だった女児に付け込んだ犯行は悪質。女児は心に癒やしがたい傷を負い、通院を余儀なくされている」と指摘。一方で「謝罪し、示談金を提示するなどしている」と述べた。


被害者の両親のコメントとして、執行猶予なので近所に住み続けることが許せないみたいなものがあがっておりました。まあ、見守り隊で山本被告を数年間死ぬか、徘徊できなくなる元気もなくなるまで見守ればいいんじゃない?

 

>判決などによると、山本被告は今年3月、見守り活動で知り合った小学校高学年だった女児を「バレンタインデーにもらったチョコレートのお返しをしたい」と自宅に誘い、着衣の上から胸を触るなどした。山本被告は約4年前から見守り隊に加入し、地元の自治会長も務めた。(2010/07/22 11:10 【共同通信】)


安全マップに、見守り隊は危険です、声を書けられたら不審者扱いしましょう><と書き込みましょう(不審者による犯罪自体が母数少ないので皮肉抜きで)。


刑務所:職業訓練に調理師やネイリスト 民間の知恵採用
>新たな刑務作業や職業訓練は、09年改正の公共サービス改革法に基づき、初犯者を収容する黒羽刑務所(栃木県、定員1820人)と静岡刑務所(静岡県、同1125人)、女性専用の笠松刑務所(岐阜県、同532人)の3刑務所で実施する。三井物産などの企業グループが10~16年度の7年間の業務を3刑務所一括で70億7000万円で落札した。


ついに総合商社も乗り出しましたか、インフラ事業としてもしくは単にアメリカを見て有望かもと唾つけ程度でしょうか。


>作業や訓練では、受刑者の給食の調理や座学で出所までに調理師資格を取得し、配膳(はいぜん)会社などへの就職を目指す。専門的な職業訓練科についても、近隣の農場で農作業に当たる農業科▽専門学校講師を招くネイリスト科▽電話でのオペレーター業務を習得するコールセンター科--などを企業グループが提案している。また、古着の仕分けや回収を刑務作業に取り入れ、発展途上国に寄付することで、受刑者の社会貢献意識の向上も図る。(毎日新聞 2010年7月21日)


コールセンター課は普通にアメリカでもされていますし、つい最近地方に開設されたコールセンターでは人材難で人件費向上というニュースも流れておりました。その意味で普通にありでしょう。農作業については今さら付け加えることはありません。再犯防止のための職業訓練の重要さを堂々と法務省が語れるようになったのは大いなる進歩です。


アルゼンチンの刑務所、財政難で人形が「監視」 脱獄で発覚
>ある監視員は同紙に、「ボールに帽子をかぶせて人形を造った。その影を見た服役囚は監視員が見張っていると思った」と語った。この刑務所に15ある監視塔のうち、人間が配置されていたのは2か所だけだったという。
地元警察が調べたところ、監視用のカメラとテレビモニターも壊れていたが、予算不足のため修理ができないまま放置されていた。【7月22日 AFP】


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                   | /二¬ -  _ _ \
 __________    | | T>\  |.ヘ   | ̄
                \  ノ   |  |ノ   /      _
  僕は、自動的なんだよ  > ヽ 、  |  | V /   __/∧|
                /   \_|/ / W   /∧  //_|
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    n――‐.W 二二_// / ∨/ /
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とはいかず、パノプティコン涙目なお話でした、ちゃんちゃん。


米国の罪と罰:行き過ぎた厳罰主義
米国人の成人100人に1人が鉄格子の奥で無為の日々を送っている(若い黒人男性に限れば、その割合は9人に1人まで上昇する)。
230万人という受刑者の数は、米国の15の州の人口を上回る。世界の先進国で、この「自由の国」ほど懲罰的な国はほかに類を見ない。米国の刑務所収監率(国民の数に占める受刑者の割合)は、英国の5倍、ドイツの9倍、日本の12倍に上る。


ついにこういう記事がダメリカからも発せられるようになりましたか(遠い目)。そしてこの場合も経済誌経由というのが、”もったいない”路線で抗ってきたつもりの私としては、ただうんうんと頷いてしまうっす(歓喜)


>自分をタフに見せたい議員たちは、やはり自分をタフに見せたいと思っているほかの議員が直前に提案したものよりも厳しい法案を提出しなければならない。犯罪率が下がると、厳しい刑罰が功を奏したとして(実際は人口動態などのほかの要因が大きかったとしても)厳しさが歓迎される一方、犯罪率が上がると、問題を解決するためにもっと厳しい刑罰が求められる。この結果、米国の収監率は1970年以降、4倍に上昇した。同じことは他国でも起きている。1970年以降、英国では収監率は2倍以上に、日本では1.5倍に高まった。


まさしく、まさしく「グローバル化する厳罰化とポピュリズム」(著)浜井浩一 の内容をなぞるものであります。


>そして、刑務所には費用がかかる。カリフォルニア州の例で言うと、受刑者1人に年5万ドルのコストがかかる。犯罪者を刑務所に入れておく費用が、それで回避される犯罪という観点から見て、利益をはるかに上回ることも珍しくない。


日本の場合は300万未満なことは既に記した とおり。そしてここをもって湯浅氏は生活保護の方がよほどコストがかからないよと主張しておられました。


>米国でも、一部の地域は全米の傾向に抵抗を見せている。ニューヨーク州は1997年から2007年までの間に収監率を15%低下させ、その間に暴力犯罪の発生率を40%下げた。


まあ、これだけだとこの間の好景気及び、全米で治安が良化していますから若干議論の組み立てとして弱いかも(いくらその差に有意差が認められたとしても)


>過去40年間、米国の議員たちは皆、刑務所に閉じ込める人を減らすという考えを有権者に訴えることは政治的な自殺行為だと考えてきた。しかし、予算削減が求められるこの時代こそ、それを試みるのに絶好の機会である。米国の有権者も、遅かれ早かれ、収監政策が公正でも効率的でもないということに気づくだろう。(2010.07.26(Mon) The Economist )


思想がどうとかこうとか情緒的な話ではなくて、”金”(費用対効果)に落として話したほうが結局世論は動かせるということです。まあ、世論が動く前に金が尽きたというのが昨年メモしているカリフォルニア州の現実ですが。



<アニメ感想>
金曜
伝説の勇者の伝説 第4話

ようやく回想話が終わって、第1話に繋がったよ!捻ったつもりの構成だとしたら第1話の中途半端なギャグ展開がシリアス一辺倒(団子ネタはともかく)のこの数話で台なしっす。

土曜
祝福のカンパネラ 第4話

ふつー。


グローバル化する厳罰化とポピュリズム/日本犯罪社会学会
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▲これはこれで勉強になるのだけれど、出来うることならば浜井教授の編著ではなくて単独著作が読みたいよ…。