仮に漆原氏が人格的に問題があっても、「Aケア」の可能性は変わらないはずだ。 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

…ココロちゃんがいつのまにかにお亡くなりになられたのが地味にショックだったりorz


イタリアまで緊縮予算を発表して、ユーロ安と相俟ってEUは全体で財政>経済で財政再建に舵を切るという何処ぞの国が犯した過ちを普通に繰り返しそうな勢い。今のユーロ安は意図的ではないとしても、結果的にはこの組み合わせはただでさえ世界一の貿易黒字大国ドイツ視点に立てば近隣窮乏化政策ではないのかい?


2009-05-27 メモしているインフル狂騒曲の教訓は、正しいリスク評価がなされないがゆえの水際作戦から一転、一人発症者が出る度の右往左往。治安と同じでゼロトレランスで臨めば、結果はある程度ついてきますがそのコストは莫大だというだけのことです。今回の口蹄疫ももっと冷静になった後付で構いませんので、どのように総括が誰によってなされるか注目しています。ちなみに木村盛世氏 は今回の口蹄疫でも発言しておられるようですが…以下ノーコメント。


時論公論 「新型インフルエンザ対策の効果は?」
>この新型によってなくなった方は日本では198人。例年、インフルエンザの感染で心臓病など持病が悪化して死亡した人も含めて、1万人前後がなくなると推定されています。これに比べて、極めて低い数字です。
各国で集計の基準が違うので単純に比較はできませんが、10万人当たりの死亡率で比べると、イギリスの凡そ5分の1。流行の発端となったメキシコの7分の1です。アメリカは集計の方法が大きく異なりますが、日本の30倍近い割合になります。インフルエンザの世界的な動向をとらえるWHO世界保健機関でも、なぜ日本の死亡者の割合が少ないのかに関心が高まっています。


人一人の生命は地球より重かったとするならば、今回のインフル対策は成功したというように評価することも普通に可能ということをこのエントリーを読めばそれなりの説得力でもって主張可能と思われます。私からするとこの分析で致命的に足りていないのは各国とのコスト(対効果)比較ですが。


>第一に、水際対策として空港を中心に行われた、検疫です。そして、流行が確認された地域で行われた大規模な学校閉鎖や学級閉鎖です。また、公衆衛生上の呼び掛けとして、外出したあとの"手洗い"や"うがい"、"せきエチケット"などがありました。また、ここ数年、基本的な新型インフルエンザ対策の重要な柱として、タミフルなどインフルエンザ治療薬の備蓄が行われてきました。こうした対策は、海外ではほとんど行われず、日本独自といってもいいものでした。海外からは過剰な対策であるという批評があり、国内でも無駄ではないかという意見がありました


この記事の眼目は前回の流行時やらと比較するとそれなりに流行の分布をマイルドに均したことで対処しやすかったのではないかということになろうか。そうは言っても海外で日本の対策に学んでより過剰な対策とか講じてくれるとそれはそれで面白い展開ではあります。

>海外との違いで大きいのが、インフルエンザ治療薬のタミフルなどの大量使用です。これも、海外や国内から批判もあった部分です。日本では症状が出たらすぐに受診するという強い意識があります。医療機関では検査キットを使い、インフルエンザと診断されれば、治療薬を使います。発病してから1日か2日で治療薬が使われています。一方、アメリカなどでは保険制度の違いもあり重症化しないと受診しません


民間エラいねーというお話。今回の口蹄疫でも自衛隊員も投入されていますが、処分まで含めて獣医さん奮闘されています。


>ワクチン不足が懸念されました。そこで、接種の優先順位を決め、ワクチンの輸入も決定されました。いずれもこれまでにない措置です。決定の過程に一部不透明な部分があり、決定が遅れたことにも批判が集まりました。ところが、当初予定されていた1人2回という接種回数が、大人の場合、1回で効果があることがわかったのです。しかも、一般の人も接種できるようになった時点で、流行がおさまり、9000万人分のワクチンが余ることになりました


そしてワクチンは生物ですので日持ちが致しません。震災に備えての乾パンならばまだ配って皆で食べることも可能ですが。

>今後の流行に備えて、インフルエンザ対策の効果を確認しておくことは重要です。
現在、国は今回行われた新型インフルエンザ対策の評価作業を進めており、来月には報告書をまとめることにしています


自民党と民主党のまさに狭間の危機管理ですから、どのような報告書があがっているのか楽しみに待ちましょう(嫌な予感は、双方に弱みがあるからと積極的に看過することです)。


大量の在庫ワクチン「買い取って」 病院要望、国は拒否
ワクチンの有効期間は長いものでも1年。「在庫が大きく減らないまま期限が切れるかもしれない」と担当者は話す。
新型インフルエンザのワクチンは、買い占めなどを防ぐため、国が製薬会社から買い上げ、都道府県が需給調整をして医療機関が購入する仕組みだった。昨年7月から製造された国産品は10月に供給され始めたが、ピーク時には足りず、11月下旬ごろから大量に供給された。厚労省によると、国産品だけで全国の医療機関に197万回分、約29億円相当(2月12日現在)の在庫がある


上のNHKの数字とつきつけあわせると、1350億円相当のワクチンとなる?さらに荒っぽく電卓叩いてみると、いつものインフル流行と比べて9800人位は多く人命が救われているので、1400万円/人のコストと。


>要望書は、まず千葉県が1月20日付で「ワクチン接種事業の実施主体は国だった」として提出。大阪府医師会は3月11日、橋下徹・府知事らと連名の要望書を民主党副幹事長や厚労省に出した。「行政が需給調整に介在し、大きなタイムラグが生じた」と指摘し、「今後、医療機関が損失リスクを恐れ、ワクチン事業に重大な支障が出る」と買い取りを求めている。 その後も、東京、石川、山口の各都県の医師会や鳥取、愛知、群馬各県などが4月下旬までに要望している。金沢市で内科小児科を営む石川県医師会の近藤邦夫・感染症対策委員長は「予測の難しい緊急事態で負担も覚悟して協力したが、すべて医療機関の責任になるのは納得できない」と話す。


もっともです。補償する「財源が無い(笑)」というなら、それこそ国民に負担を乞えばよろしい。そして初めて一人頭1000円ちょっとの負担をどう感じるか、これまたとても興味深いことになりそう。


>しかし国は、2月に出荷が始まった輸入ワクチンも5300万回分を在庫として抱える。厚労省の担当者は「ワクチンは保冷品で、仮に引きあげても品質管理が難しい。流行の第2波が来たら大変だし、買い戻す財源もない」。 (朝日新聞 2010年5月8日19時46分)


朝日とNHKで数字が随分とかけ離れているのだけれど、まあ最終的に政府からの報告書を待てばよろしいか。


29 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2010/05/08(土) 20:15:55 ID:8HDsbTYz0
じーちゃんばーちゃんがたまってる日に、看護師さんが待合室で忙しく歩き回りながら

「半額!」のシールを貼れば、みんな「打って、打って」の大騒ぎ。


37 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2010/05/08(土) 20:35:14 ID:QZ+5J1SPP
希望者が何人居るか不明の時点で品不足の不安を煽り強制買い取りを命じた国。
マスゴミはいつもながら国のお先棒担ぎで煽りまくり。
当然初めは品不足でパニック。
流行が過ぎて希望者が居なくなった頃に嫌がらせのような大量納品。

来年以降は国の言うことを素直に聞く医療機関は事務方に天下りの居る国公立だけだろう。
危機管理能力の無さがよく現れた施策だw


口蹄疫騒動はどうなるんでしょうね…。


63 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2010/05/08(土) 20:55:32 ID:2NsGhGKC0
あんなに予防接種の被接種者について、年齢制限やら幼児の母親に限るとか、いろんな制限を設けたのに。
ワクチンはダダ余りかよ。w


72 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:01:39 ID:5hHVgvfc0
水際の対応が甘いとか、散々叩いといて、マスゴミはこれかよ。


75 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:06:36 ID:UxJXFdHV0
なるほど、舛添の時の新フル騒ぎは、製薬メーカーへの公共事業みたいなもんか。
国を挙げての風説の流布だなw


だから、これこそまさに売国、中外製薬を通じてロシェが儲けたことは確実な真実であります。


83 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2010/05/08(土) 21:14:13 ID:Q7NmInaW0
無駄と書いて余裕と読む
そして余裕と書いて安心と読む


188 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2010/05/08(土) 23:48:51 ID:6TEDfiU20
新型インフル発生2009年4月末@メキシコ
新型インフル日本上陸2009年5月連休明け

衆院選は2009年8月30日で、2009年9月16日鳩山内閣発足。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/news/20090830-OYT1T00078.htm

6000万~7000万人分ワクチン確保へ

>新型インフルエンザのワクチンについて、舛添厚生労働相は29日、遊説先の愛知県豊橋市で、「6000万人から7000万人分のワクチンは確保できると思う。安心してほしい」と述べ、海外からワクチンを輸入することで、国民のほぼ半数に接種できる見通しであることを明らかにした。厚生労働省は、国内で必要なワクチンの量を5300万人分と試算。国内のワクチンメーカーは、年内に1300万~1700万人分しか生産する能力がないため、不足分を輸入でまかなう方針を示していた。(2009年8月30日03時11分 読売新聞)


まあ、後を引き継いだ長妻も様子見しながら調整ぐらいしろよととも言えるがつか微妙な時期に政権交代しても、
行政のメンバー入れ替わったわけじゃないんだからしっかりフォローせんかい
厚生労働省の官僚は無能なの?消えた年金問題とかみるとそうなのか


328 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2010/05/10(月) 09:40:03 ID:UKeqrZQx0
家庭で食料備蓄
 │
 ├→ 備蓄した方がいいよ派
 │  │
 │  ├→ 2週間分だよ派(日米政府派)
 │  │  └→ 最低限2週間程度だよ派(日本政府派)
 │  ├→ 最低1カ月分だよ派(日経トレンディ派)
 │  ├→ 3週間~8週間分だよ派(情報提供者派)
 │  ├→ 2か月分だよ派
 │  │  ├→ 1番いいのは2か月引きこもることだよ派(感染研田代・岡田派)
 │  │  └→ スイス政府は2か月備蓄を呼びかけてるよ派(民間防衛派)
 │  │
 │  └→ ワクチン接種まで引きこもるよ派(原理主義派)
 │     ├→ 6か月かかるよ派(優先順位高グループ楽観派)
 │     └→ 1年以上かかるよ派(悲観派、庶民派)
 ├→ 備蓄しなくていいよ派
 │  │
 │  ├→ パンデミックは起きないよ派
 │  │  ├→ 数年間起きなかったから起きないよ派(経験主義派)
 │  │  ├→ そんな大惨事は起きないよ派(スペイン風邪否定・世界派)
 │  │  │   └→ 日本では流行しないよ派(スペイン風邪否定・日本派)
 │  │  ├→ 起きて欲しくないから起きないよ派(思考停止派)
 │  │  │   ├→ マスコミが言わないから起きないよ派(お花畑派)
 │  │  │   └→ 縁起でもない事を言うもんじゃありませんよ派(言霊派)
 │  │  └→ 製薬業界の陰謀だよ派(MMR派)
 │  └→ 自分にはチャンスだよ派(革命家、ぼったくり商人派)
 │
 └→ 自分は関係ないよ派
    ├→ ふだんから備蓄しているよ派(農家派)
    └→ 職場に泊り込みだよ派(自衛隊、一部インフラほか)


新型水虫が格闘技部の中高生に猛威、拡大防止へ診断義務化/神奈川県
>海外から持ち込まれた新型水虫菌の感染が全国に広がり、神奈川県内でも猛威を振るっている。新型菌は感染力が強く、頭や体に発症する特徴があり、柔道やレスリングに取り組む生徒の間で流行。自覚症状がないままに感染を広げる保菌者が増え、競技団体は大会参加選手全員に医師による診断を義務付けるなど、拡大防止に躍起だ。


まあ、口蹄疫やらインフルエンザといった深刻な題材だけではモニョるところもあるので御気軽に断罪出来そうなトピックも。


海外遠征をするような柔道やレスリングの強豪高校で、集団感染が報告されるようになったのは2001年ごろ。同教授らが06年、東京都内で行われた全国中学校柔道大会で男女496人を調査したところ、9・1%に当たる45人の感染を確認。被害が拡大していた。その後、競技団体で対策が進んだことで、感染拡大は沈静化した。


柔道やレスリングって衛生的な競技ですねぇと皮肉の一つでも呟いておこうかな。


>済生会横浜市東部病院(横浜市鶴見区)皮膚科の畑康樹部長は、12年度から全国の中学校で武道が必修化され、感染拡大を招きかねないことに危機感を抱いている。「練習場や練習着を常にきれいにして、練習直後に頭や体をよく洗うなどの予防策が重要。感染が疑われたら放置せず、すぐに医師の診察を受けてほしい」と話している。(カナコロ 2010年5月19日)


フルメタのラグビー部ぐらい綺麗な運動部って凄い違和感だwww


外国人看護師、国家試験合格はわずか3人 日本語が壁
>厚生労働省は26日、経済連携協定(EPA)のもとでインドネシアとフィリピンから受け入れた外国人看護師のうち3人が、日本の看護士国家試験に合格したと発表した。
合格したのはインドネシア人2人とフィリピン人1人で、受け入れ事業が始まってから初の合格者となった。しかし残りの251人は不合格となった。全員が母国ですでに看護師の資格を持っているので、日本語が壁になったとみられる。同じ試験を受けた日本人受験者の合格率は約90%だった。【3月28日 AFP】


合格率1%の超難関試験。いっそのこと合格者ゼロの方がさすがに日本国政府も対策を講じぜざるをえなかったのではないかという意見もあり。アファーマティブアクションをとれというか、普通に資格者なんだから、あとは言葉の問題として言語試験にするというのは普通の対応じゃないの?3年だけの非正規介護労働力としてしか見ていないとしか見えないある。


あと、上記までのエントリーとは関係ないけれど普通に永田町異聞さま「メディアの不誠実がつくる医療崩壊」 はメモしておきます。