わかりあえないのに | ふわり、言の葉|鵜飼秋子

ふわり、言の葉|鵜飼秋子

言葉が、ふわり、想いとなって届きますように。
本質的な叡智のバトンに参加しながら、人という存在のこと、そこに流れる人生のことを綴っています。あなたの人生を選択する道しるべとなることを願って。

 

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わかりあえない。

そのことに、人は、大変なショックを受けます。

 

恋人なら、別れてもおかしくないくらい。

夫婦なら、離婚してもおかしくないくらい。

 

それ以外には

 

妥協という諦めのなかで、関係を続ける。

 

そうやって

追い詰めてしまうほど

 

人にとって

わかりあえないということは

 

大変ショックな出来事です。

 

 

 

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なぜ、そんなにも

 

私たちは、ショックを受けてしまうのでしょう?

 

 

それは

 

人と人とが、わかりあえると思っているからです。

 

わかりあう必要があると思っているからです。

 

 

気持ちが通い合えば

人と人とは、わかりあえる、と。

 

当たり前に信じているからです。

 

 

 

 

 

 

「相手のことは、わかりようがない」

 

その事実を突きつけられた時、

私は、頭が真っ白になりました。

 

 

「それなら…相手と関わりようがないじゃないか」と

 

そう思いました。

 

 

「もう絶対に、私は、人と関われない」

 

なぜだか、そこまでショックを受けてしまいました。

 

 

途端に、相手と切り離されたような…

 

そういう痛みに近いようなものを感じていたのです。

 

 

 

しかし、すこし時間を置いてから、冷静に考えました。

 

 

 

相手のことがわかる。私は、そう思っていた。

相手とわかりあえる。私は、そう思っていた。

 

 

私は、いったい何を「わかる」と思っていたんだろう?って。

 

 

気持ちが通い合えば

お互いわかりあえる

 

その「気持ち」って、いったい、なんだろうって。

 

 

 

たとえば

それは、思いやりでした。

 

スーパーでたくさんの買い物をした時に、重い袋を代わりに持ってくれる。

そういう、思いやりでした。

 

 

たとえば

それは、優しさでした。

 

浮かない顔で考えごとをしている時に「どうしたの?」と話を聞いてくれる。

そういう、優しさでした。

 

 

 

相手の思いやりや、優しさや…

 

それらを、相手の気持ちとして受け取って。

 

さて、それで…

 

私は、相手のことをわかったんだろうか、と。

 

 

 

そこに気がつくと、逆にあたたかくなりました。

 

 

わかることに軸をおいて

 

行為ばかりに囚われているほうが

 

ただ「良い」と信じてきたものを、やり続けているだけのような。

 

相手も自分も、ロボットのような…

 

そんな存在のように感じられてきました。

 

 

 

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私が、はじめて、人という存在を温かいと感じたのは、

 

まず、先輩という存在を感じたからでした。

 

それから、ここに、関わり続ける人たちの存在を感じたから。

 

 

 

ここにいてくれる人たちは

 

自分が「なにかをしてもらう」ということに、さほど反応しません。

 

「ありがとう」と、気持ちは受け取ってくれます。

 

しかし、そのこと以上に

 

もっともっと、反応するものがあるのです。

 

 

 

それは、人の姿。

 

 

 

人が、相手を想う。

 

その姿を感じて、強く反応するのです。

 

 

 

その反応は

 

その人が「わかった」からではなく…

 

 

 

その姿だけで、ありがたい、のです。

 

その人が、相手を想う姿に、感謝している。

 

そんな姿と言えるかもしれません。

 

 

 

 

ここにいてくれる人たちの

 

姿を見続けたからこそ…私は

 

「人と人とが、わかりあえる」

 

そのこと自体が思い込みだったと気がつきました。

 

 

 

人は、わかりえる

 

そんな小さな存在ではなくて

 

 

 

人は、わからない。

 

だからこそ、ずっとずっと知りたい

 

そう願うことができる存在。

 

 

 

全くわかりえない世界をそれぞれが感じている

 

美しくて、オリジナルな存在。

 

 

 

そんなふうに思えるようになりました。

 

 

 

 

そこには、もう

 

ロボットのような冷たさはありません。

 

 

人は、人を感じて、温かくなれる。

 

 

人が、わかりえないことに

 

温かさしか感じない。

 

 

そういう関わりが、ここにはあります。

 

 

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ランチは、ミートソーススパゲッティ。

 

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晩御飯は、エビタマ豆腐のチリソース炒め、赤カレイの竜田揚げ、大根サラダ。

 

 

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