「病んでいる」に対する違和感 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・アートセラピー・心理学レッスンなどをしています。

職業を聞かれて

「心理カウンセラーです」

と答えると

よく言われるのが

 

「病んでいる人、多いですか?」

とか

「わたしの周りにも、病んでいる人がいるのだけれども・・」

とか

「最近(自分が)病んでいるので、相談しようかな」

とかなのですが

 

実は、わたしは

この「病んでいる」という言葉に

違和感があります。

 

違和感を持ったままというのは

どうにも座りが悪く、もやもやします。

 

もやもやするというのも

わたしの大切な反応なので

もやもやしたままでも、勿論構わないのですが

 

ふと

この違和感について

考えてみたくなりました。

 

違和感は、気づきに繋がる大切なものですしね。

 

答えは意外に簡単でした。

 

わたしは、クライエントを

「病んでいる」と感じたことがないんです。

 

わたしの役目は

診断を下すことではありませんからね。

 

 

クライエントの目を通してみると

世界はどんなふうに見えて、どんな感じがしているんだろう。

 

全てはここから始まります。

 

そうすると

 

どうしようもないくらい苦しいとか

どうしようもないくらい辛いとか

どうしようもないくらい怖いとか

どうしようもないくらい不安だとか

どうしようもないくらい・・・

 

そんな満身創痍の状態で

よく、ここまで来られたなぁと

ただただ頭が下がるのです。

 

そんなクライエントに対して

「病んでいる」っていう言葉は

あまりにも的外れな感じがするんですね。

 

 

もちろん、これは

わたしの個人的な感覚に過ぎませんから

違う意見の方を批判・否定するものではないことを

ご理解くださいね。