半夏生とタペストリー | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

今日 7月2日は 夏至の日から数えて11日目の七十二候の半夏生

 

この頃 烏柄杓(からすびしゃく)(別名 半夏生)が咲く季節ということから呼ばれるようになったそうですが 意外や意外!!

涼し気な半夏生は 漢方の生薬としても使われる反面 毒草でもあり 半夏生の期間(7月2日~7日頃)は 《天から毒が降り 地から毒が生える》という言い伝えもあるのだとか・・・

 

 

 

そのため 農家さんたちの間では 半夏生前には田植えを終え 他の野菜も収穫せず 井戸には蓋をし 半夏生の期間は休みを取るというのが習わしだったそうですね。

 

 

湘南地方では知られていなかった風習ですが 関西の一部地域では 豊作を願い 田に植えた稲がタコの足のように大地にしっかり根付くようにとタコを食べる風習があるそうですね。

かつて節分に恵方巻を食べる習慣が スーパーなどの便乗商法で あっという間に全国み広がったように ここ数日スーパーに行くと タコの販売コーナーができ 半夏生のいわれと一緒にタコ料理のレシピを提案するアナウンスがにぎやかに聞こえています。

 

・・・とは言え タコをこの時期食べるのは タコには栄養ドリンクに配合されているタウリンが多く含まれていることから この時期にタコを食べるのは 理にかなっていることだそうで 昔の人の知恵には感心するばかりです。

 

 

去年我が家の近くにも 銀だこができましたが この週末は ここも便乗商戦かもね・・・

暑い毎日 夕飯の支度も億劫になることも多く 今日は 銀だこで タコ飯でも買って 簡単に済まそうか・・・ニヤリ

 

 

さてさて 連日の暑さで 寝苦しい日が続いていますが 私は極度の冷え性で 冷房が天敵のため 暑さ対策は 首元に保冷剤を巻き 冷たいほうじ茶と スポーツドリンク 窓を全開にし 扇風機を壁やタンスに向けてつける(直接自分に向けると のどが痛くなります)方法で暑さをしのいでいます。

夜寝る時も 窓を全開にしていますが 日の出とともに 東側の窓からジリジリ暑い日差しで目が覚めるのに 今朝は まるで秋のような涼しい風で 寒くて目が覚めました。

思わずタオルケットにくるまり 心地よい風の中で 気持ちよく二度寝。

今日は このまま少しは涼しくなってくれたら 針仕事の作業もはかどるのですが・・・

 

 

只今 製作中の国芳のミニタペストリーは 大きなパーツの部分のアップリケが終わりました。

 

 

 

右側には 《一勇斎國芳戯画》を刺繍。

戯画というと 平安時代~鎌倉時代初期に描かれた鳥獣戯画が最初の戯画として知られていますが 戯画は 滑稽に風刺化して描かれた絵のことです。

 

 

 

左側に作品名の《道外十二支 甲子の鼠》を刺繍

作品名についている《道外》という言葉は 道化師の《道化》と同様 人を笑わせるようなこっけいな身ぶりや言葉の表します。

 

 

 

以前 《道外うさぎ》というミニタペストリーを作ったことがありますが  こちらは 歌舞伎に出てくる道外方をうさぎで表現した作品です。

 

 

 
 
 
さてさて 話を戻し アップリケができた部分に 只今 輪郭線をステッチ中。
上と下を比べると はっきり絵が浮き上がってくるのがわかると思います。
できれば今日中に ステッチ部分を仕上げたいな~~
 

                   下矢印

 

 

 

ステッチが終わったら あとは 逃げ惑う6匹の鼠たちを作ります。

さあ 今日も1日頑張ろうチョキ