こんにちは
遊びに来ていただきありがとうございます
今日もツインの彼の出会いから
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はじめましての方は、私についてはこちらで紹介していますので
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あなたの行動が悩めるツイン女性を救うかも!?
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約束の店に入ると、先に入った彼が待っていた。
向かいに座り、
「待った?」
「今来たばかり」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
何を話していいのか分からず、
お互いにはにかんだように笑う。
久しぶりに会った彼は自分の中で
「お兄さん」のような存在に感じられた。
(ああ、やっぱり、お兄さんだ)
わたしの中に存在する何者かが歓喜する。
ビールをグラスで2つ頼み
乾杯
「お疲れ様」
「お疲れ~」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「おいしい」
「うん」
「うん」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「ビール好き?」
「好き」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
不思議と沈黙が嫌ではない。
笑いが込み上げてきた。
「お見合いみたいで、おかしい」
2人同時に笑いだした。
「卒業してからどうしてた?」
「1浪して、〇〇大学に行ったの」
「俺さ、田村さんが○○大学に行ったの
知っているんだよね」
「そっか」
「そう」
高校を卒業してからのこと、家族のこと、仕事のこと・・・
話し始めると、止まらなくなり、
気が付くとあっという間に時間が過ぎていった。
「高校時代、ほとんど話したことなかったのに、おかしな感じだね」
「そうだね」
まるで、長い間会えなかったお兄さんに
こんなこともあったよ、
あんなこともあったよと報告でもするような感覚になっていた。
「へー、車の運転なんかできるの?」
「できるよ!」
ふと、視線をテーブルに落とすと
彼の右手が私の左手を包んでいた。
え?
気づかなかった・・・
いつから?
人に手を握られているのに
気づかないなんてことある?
そんなに飲んでいるわけでもないし・・・。
私は動揺を隠しながら、
何事もなかったかのように、話を続けた。
おかしい・・・。
どういうこと?
【連載⑤】へつづく
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