【Numerology / 数秘術】は
発展した地域や時代によって
さまざまなものがあります。
別の投稿記事で紹介しますね
こちらで紹介するのは
19世紀に英国で、
そしてその後
20世紀に米国で
ピタゴラスの理論と
キリスト教の概念を融合し、
体系化されて
現在、世界中で広く知られている
【Numerology / 数秘術】です。
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数秘術には
カルディアン
タミル(インド)
等々があり、いずれも
起源が古く、長い歴史を持ちます。
数秘術に出会い
基本的に1-9の一桁まで
加算する、と聞いて
『ん?ゼロは数字じゃないん?』
と疑問に感じる方も
いらっしゃるかもしれません。
ご存知のとおり、
ゼロは比較的最近発見された概念ですので
数秘術の成り立ちの時点には
まだ存在していませんでした。
インドで「発見」された概念
数字の「0」の歴史は意外と新しく、
7世紀(紀元628年)に
インドの数学者・天文学者
Brahmagupta/ブラーマグプタが
天文に関する著書、
『Brahmasphuta Siddhanta(宇宙の始まり)』
に顕した
「数としてのゼロ」が
初めてだと言われています。
その時期は
あくまでも「文献上」の確認であって
さまざまな研究結果を照らしてみると
インドでは3世紀頃には
ゼロ記号と、
それを伴う十進法位取り記数法が
存在していたようです。
数秘術の「0」
ピタゴラスの時代には
数学の概念として
「0」は存在していませんでした。
現代、計算手段の数字としては
欠かすことのできない「0」ですが
数秘術において
“数字”としてとらえられることは、
ほとんどありません。
「0」は
9年サイクルの
Challenges/試練(挑戦)数
で登場します。
全(ALL)か無(nothing)
『0』は無であり、
すべてでもあります。
その「無」は
崩壊し、消失した後の「無」ではなく、
これから生まれ出る対象すべてを包括した
無限の状態をあらわします。
『0』は純粋なポテンシャルを表した
暗号であり、象徴でもあります。
『0』以外の、
他のすべての数が生じる
源だと言えます。
『0』=すべての不在
動詞としてのzero/ゼロは
ライフル射撃で
「焦点を合わせる」ことを
表します。
興味深いですね✨
名詞では
「無量」
「全ての不在」を意味します。
ゼロが「無量」、そして最大の単位は「無量大数」であるところに、ゼロが「全」であり「無」であるという概念が象徴されているようで、これまた興味深さを感じます✨
暗号
計算上では
「0」と記されるこの記号は
文章で表す際に「cipher/サイファー」
と呼ばれていました。
「ゼロの数学記号」の他に
「暗号」という意味も持つこの言葉は
アラビア語のsifr(ゼロの意味)を語源とします。
全であり、無である『0』が
「秘密の書き方」
「暗号化されたメッセージ」
の意味を持つというのは
なんとも象徴的で
興味深いと思いませんか✨
まるで
1から9を解き明かす
「前」の状態。
『0』は、
「すべて」を内在した空間のよう。
『0』を目にすると、
秘密の部屋の扉の前に
立っているようではありませんか✨
最後まで読んでくださって