●現代社会の真っただ中で、ストレスに満ちた生活をしているごく普通の人々のために|マインドフルネス瞑想
ブログにおこしくださり、ありがとうございます。坂本範子です。
「マインドフルネス瞑想」の源流は禅なのですが
そのなかから、宗教的なことを排除し、テクニカルな部分だけを抽出し
うつや痛みを取り去るなどの「マインドフルネスストレス軽減法」として確立したのが、
ジョン・カバットジンさん。
どんな方なのでしょうか。 ご紹介しますね^^
ジョン・カバットジン

1944年 アメリカ、ニューヨークに生まれる
1971年 マサチューセッツ工科大学にて、ノーベル賞受賞者のサルバドール・ルリアのもとで、分子生物学の博士号取得
現在 マサチューセッツ大学医学部名誉教授
受賞 Association of Behavioral and Cognitive Therapy をはじめ、各分野から栄誉賞をうけている。
著書(訳書) 『自分を見つめなおすための108のヒント』(早川書房) 『マインドフルネスを始めたいあなたへ』(星和書店)
カバットジン博士は Center for Mindfulness in Mdeicine,Health Care, and Society (現在はSaki Antoreliが所長)の創設者であり、
マインドフルネスストレス軽減法のプログラム開発者である。
このプログラムはストレスによる心身の疾患に適用され、慢性疼痛や不安、うつの改善に効果があることが実証されている。
また最近は脳科学や免疫学の分野でもその効果が実証されつつある。
このプログラムは医療や心理療法以外にも、ヘルスケアー、学校、会社、刑務所、スポーツの分野にも適用されるようになってきた。
『マインドフルネスストレス軽減法』 著者略歴より抜粋
Jカバットジン著/春木豊訳/北大路書房版
そんなジョン・カバットジン先生のかかれた『マインドフルネスストレス軽減法』。
今回は、その書籍の中から、
著者ご自身が書かれた本書の序文を紹介していきたいと思います。
日本の読者の皆さんへ
このような形で日本の読者の皆さんへの前書きを書く機会に恵まれましたことを、心から嬉しく思っています。
そして、本書が、アメリカと同じように日本においても、たくさんの方々のお役に立つことができればと心から願っています。
私は、現代社会の真っただ中で、ストレスに満ちた生活をしているごく普通の人々のためにこの本を書きました。
人生や生活上の様々な問題を抱えながら、そのなかで自分たちの心と体のバランスを維持していくためには、
それなりの努力をしていかなければなりません。
急速に進む今の社会に歩調を合わせようとすると、さまざまなプレッシャーが生じ、常にストレスや変化、不安、
さらに体の痛みや慢性病といった問題に付きまとわれます。
現代社会のなかで生きている限り、そういったプレッシャーから逃れることはできません。
このような社会の中で生きていくためには、こうしたプレッシャーを上手に処理し、自分自身を守る方法を
身に着けていかなければなりません。
それも、たばこやお酒やドラッグなどに救いを求めたり、わきめもふらずに仕事に没頭してプレッシャーを忘れようといった
非健康的な方法ではなく、もっと健康的な方法が必要になってくるのです。
調和がとれ、生活の意味を深めるような健康的な道をえらぶか、あるいは必然的に悪い結果をまねくような
非健康的な方法を選ぶか、道は二つに一つです。
どうしていいか全くわからないような状況に直面すると、私たちは、
自分の内部と外部とのバランスを保つことができなくなったりします。
本書はそんなときにどうしたらいいかを教えてくれるはずです。
今からでも決して遅くはありません。
今必要なのは、「今」という瞬間のすべてを進んで受け入れようとする気持ちだけです。
「マインドフルネス瞑想法」というのは、「いま」という瞬間に完全に集中するという方法です。
これは、仏教における瞑想の中核と言われており、禅宗をはじめとして、
そのほかの仏教宗派でも非常に重んじられているものです。
しかし、ブッダも協調しているように、「マインドフルネス瞑想法」は、仏教徒以外の人が、新しい生活や新しい生き方を目指し、
この古くから実践されてきた「マインドフルネス瞑想法」をとりいれ、
それが肉体的にも精神的にも大変役立っていることを、
日本の方々にもぜひお知らせしておきたいと思います。
私は、長年、日本の文化から大きな影響を受けてきました。
1960年代初期に、まだ学生だった私に初めて日本の禅というものを教えてくれたのは、鈴木大拙でした。
その後、鈴木俊隆著「Zen Mind, Biginner's Mind」(初心禅心)に出会い、
本格的に瞑想の精神を探究する道に足を踏み入れることになったのです。
13世紀の偉大なる禅し、道元の優れた思想にも大きな影響を受けました。
道元は次のように言っています。
「瞑想を行い、そこからさまざまな功徳を得ている人は数知れない。
あまりにも単純な方法だからといって、その可能性を疑ってはならない。
今、自分が存在している場所で真実を見つけることができないというなら、いったいどこに真実があるというのだろう。
人生は短く、何びととも次の瞬間が何をもたらすかを知ることはできない。
心を養いなさい。
その機会はいくらでも訪れる。
やがて、素晴らしい知恵を発見することになるだろう。
そうすれば、今度はその知恵を他の人々に十分に分かち合い、彼らに幸福と平和を与えることができる。」
私は、道元が何をいわんとしているのかを真剣に考え、この言葉には、
日本だけではなく西洋にも通じる、深い教えが込められていると確信したのです。
現在、瞑想は急速に、医学にとっても、私たち西洋人の生活にとっても、大きな意味を持つようになってきました。
今では、たくさんの西洋人が積極的に瞑想を行い、それを学校や会社などといった様々な社会生活に応用しています。
私は、いろいろな形で日本からやってきて、アメリカに進歩と変化をもたらしていることの
大きな波の一端に貢献することができることを、素晴らしいことだとおもっています。
この本が、日米両文化のよりおおきな調和と理解につながっていくことを心から祈っています。
1993年6月1日
ジョン・カバットジン
『マインドフルネスストレス軽減法』 序文より抜粋
Jカバットジン著/春木豊訳/北大路書房版
序文を丁寧に読むほどに
ジョン・カバットジン先生がどれほど禅を愛しているのかが伝わってきます。
そのエッセンスの一端を抽出して、あらゆる意味で分かりやすく伝えられた「マインドフルネス瞑想」の恩恵は、
いまや、世界中でうけとられています。
ですが、もう一つ思うこととしては、
おそらく、ジョンカバットジン先生の想いとは裏腹に
マインドフルネス瞑想が伝達されていく過程で、
その「効果・効能」と「テクニック」が先行し、
大切なエッセンスが、おいて行かれているように感じるんです。
4月から開催させていただいています、伊東充隆先生の「マインドフルネスハック」は、
「マインドフルネス瞑想をつづける」ということに着目した講座ですが
なぜそこに着目したかというと、「続かない」人が多い、からです。
それは、このエッセンスがおいて行かれてしまっていることや、
それを自分なりに確認することの必要性が、
とても大きく関与しています。
そのことを、初回の「マインドフルネスハック~マインドフルネス瞑想を自分に合わせて最適化しよう」で
指摘されていた伊東先生は、
長年、禅を愛し、また、外科医・心療内科医を経て、統合医療を展開してきたお医者さんです。
その多彩な引き出しからのお話しの一端を聞くだけで、
その分野にどれだけ真摯に向かわれて、実践してきたのかということが伝わってきます。
だから受講生は、「ああ、そうか」と納得し
「では、やってみよう」と、気軽にチャレンジし続けることができます。
いままで3回開催してきましたが
回を重ねるごとに、実践的になっていく
ジョンカバットジン先生が序文の中で書かれているように
>人生や生活上の様々な問題を抱えながら、そのなかで自分たちの心と体のバランスを維持していくために
も、
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
坂本範子
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