【備忘録】携帯音楽プレイヤーその4 | ぐれむりんの気ままなブログ

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高音質って何なのか?

 

iPodタッチからウォークマンへの乗り換え計画【備忘録】の第4弾です。

 

ついに買っちゃいました。

今さらですが

SONY ウォークマン

NW-A55です。

ハイエンド・モデルとしては最も安価(?)な、アンドロイド非搭載の携帯音楽プレイヤーです。

 

本体容量は16GBですが、マイクロSDカードに対応しているとのことで、256GBのマイクロSDカードも同時購入しました。

 

実はこのSDカード対応……

今までずっとiPodを使っていた僕には、何気に感動の容量増設です。

個人的に、iPodの唯一の欠点(?)は本体容量の増設が出来ないことだと思っていたので、この部分はウォークマンの圧勝ですね。

 

届いた製品は、今のところ初期不良も無く、ネットで言われる挙動のモッサリ感もあまり感じることなく(多少モッサリしてます)、曲の転送もスムーズに行え、機器の設定や使い方にも困惑することなく、ファースト・インプレッションはかなりの好印象を受けました。

 

もちろん、iPodタッチに比べると、出来ることは限定的だし、扱い易さも格段に劣るとは思いますが、僕の感覚で言うと、iPodタッチから「ミュージック・プレイヤー」のみを抜き出したって感じ。

何て言うか……、iPodクラシックがグレード・アップして戻ってきた、そんな印象です。

 

でも、2万円という安価な価格設定を考えると、ウォークマンは最高の携帯音楽プレイヤーだなって素直に思えます。

だって、iPodタッチで256GBの容量が欲しければ定価約5万円の最高級モデルの購入が必要だったんだもの。

※これは単にApple製品が高額なせいかもしれません。

 

ちなみに音質については……

ネットなどでは「iPodより高音質」と書かれていますが、僕的には、NW-A55とiPodタッチ7thに音質の差はほとんど感じません。

これは、iPodタッチ7thの音質が良いのか、僕の耳が(年齢的に)悪いのかは……ハッキリ分かりません。

 

もしかすると、ハイレゾ対応のイヤホンで聴くと音質に差が出るのかもしれません。何と言っても、ハイレゾ再生対応というのがウォークマンの売りのひとつだもの。

 

現状、僕が使用しているオーテクのモニターヘッドホン(ハイレゾ非対応)では、ウォークマンの売りである高音質設定も、音質の変化は微々たるものでしかありません。

 

まあ、ウソか本当かは分かりませんが、ウォークマンは約100時間程度のエイジングを行うと劇的に音質が改善するなんて話もあるので、気長に使っていこうと思います。

 

ただ、現時点でも、音量を大きくした際にウォークマンの音は聴き易いように感じます。iPodタッチの場合は、音量を大きくすると「うるさい」と感じることが多いのですが、ウォークマンだと「心地よい/聴き易い」と感じます。※そんな気がします。

 

これは、現在、僕が使っているSONYのポタアンを初めて使った時にも感じたことなのですが、高音質と言うのは、音量を大きくした時にどれくらい聴き易い音が出るかがポイントなのかもしれません。

 

ちなみに、ポタアンはウォークマンより高音質です。

iPodタッチとの音の違いが分かるレベルで音質が変化します。

 

まあ、それはそうですよね。

だって僕が使ってるポタアンはウォークマンNW-A55の2倍近い価格なんだもの。もしかすると、「ZX」や「WM1」などの高額機種は、ポタアンを通して聴くような「明らかな高音質」なのかもしれませんね。

 

ちなみに、前回の【備忘録】内で書いた「ウォークマンにはスリープ・タイマーが無い」というのはガセ情報でした。

NW-A55には「再生設定」の中にスリープ・タイマーがありました。

 

そして……

ここは重要ですっ!

ウォークマンはiPodタッチと違い、

音量調節の幅が細かいです。

ナゼかネット上では殆ど取り上げらていないのですが、ウォークマンは音量の大・小の調整幅が繊細です。

最少「0」~最大「120」の幅で音量の調整が可能です。

 

これ、むちゃくちゃ良いです。

自分が聴き易いと感じる最適な音量で音楽を聴くコトができます。

 

ウォークマンで最初に曲を聴いた時、「音量が小さいな」と思ってボリューム・ボタンをiPodタッチと同じ感覚で押して、音量が大きくならないコトに戸惑いました……。それくらい「調節幅」が広いです。これもウォークマンが高音質に聴こえる(聴ける)理由かもしれません。

 

そしてもうひとつ。

ダイナミックノーマライザーの性能の良さに驚きました。

これ、「音量を均一」に調整する機能です。

iPodタッチ(iPhone)では、「設定」から「ミュージック」を開き、「音量を自動調整」で使える機能です。

 

僕はiPodタッチでは、この機能を使ったことがありません。

※iPhoneの最新機種ではどうか分かりませんがこの機能を使うと、明らかに音質が劣化します。高音部分がカットされ、モッサリと籠った音に変化します。

 

ウォークマンのダイナミックノーマライザーは、高音部分のカットをほとんど感じません。全体的に音量が上がる感じです。

感覚的には、中音域に厚みが増すのと同時に全体の音量が上がる(又は下がる)ような印象を受けます。

 

他のユーザーの方のレビューでは、この機能を使うと「同じ曲の中の音量の幅も変わる」と書かれていました。

 

どういうことかと言うと……

 

例えばジャズを聴く場合、トランペットやサックスの音に比べ、ベースの音が小さかったりします。

まあ、これはロックでもポップスでも同様なのですが……

 

ジャズの場合、演奏の中に「ベースのソロ演奏」が登場します。

メイン楽器より「音の小さい」ベースのソロ演奏は、例えばドライブ中の車内ではまるで聴こえなくなってしまいます。

 

ダイナミックノーマライザーを使うと、こういう楽器の種類の違いで生まれる「1曲の中での音の大・小」まで均一に調整する傾向があるそうです。※ウソかホントかは分かりません。

 

マジか?

…と思い、僕が愛聴するマイルス・デイビスジョン・コルトレーンの楽曲で試してみました。

その結果……

言われてみればそんな気もする……って感じでした。

言われなければ分からない……とも言えます。

 

ちなみに「曲と曲が繋がっている場合はどうだろう?」と思い、ビートルズのサージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(モノラル盤)を聴いてみましたが、音の差による違和感は感じませんでした。

 

ちなみに、モノラル楽曲や古い曲(左右のステレオ定位が極端)を聴く場合、VPT(サラウンド)の「マトリックス」を使うとイイ感じの立体感が生まれ、モノラル音声は疑似ステレオのような音になり、古い曲の左右のステレオ・バランスは全体に広がって今風の音(?)へと変化します。

 

これは、僕がiPodタッチで愛用している「カイザートーン(有料アプリ)」の「音響効果」にも有ったもので、何気に愛用していた機能だったのでウォークマンに同じ機能があったのは嬉しい限りです。

ただ、この機能は「音を良くする」機能ではないため、原音(高音質)好きな方には不評かもしれません。

 

ってことで。

今回購入したウォークマンNW-A55のファースト・インプレッション・レビューでした。

 

個人的には、かなり好印象なウォークマン初体験です。

実際にウォークマンを使って思ったのは、iPodタッチは「iPodクラシック」の進化系ではなく、「電話機能の無いスマホ」という進化を遂げた機種だったんだなってことです。

それが、ウォークマンを「iPodクラシック」の進化系と感じた理由なのかもしれません。

※あくまで16年間iPodを使ってきたiPodヘビー・ユーザーの意見です。

 

でも……その反面、PCの音楽管理アプリ「Music Center for PC」に対する不満が大きくなっているのですが……。

とりあえず、あの挙動の鈍さを何とかしてほしいところです。