片岡亮太 ̄めざせ!!ファンキー グルーヴ“千里の道も一歩から~♪♪” -6ページ目

☆「活動報告会」録画動画のご紹介☆

昨日Zoomにて実施いたしました片岡亮太の活動報告会。 録画が下記にアップされました。 前半は真剣にこの数年を振り返り、そして今後を見つめてお話ししています。 中盤、山村優子女史に参加してもらい始めてからは和やかに、 ジャズホルン奏者・作曲家という稀有な歩みをしている山村優子について あれこれと聞きながら、 我々が今、そして今後に対して考えていること、思いを語っております。 随所で演奏もしております。 今回はいつものような実験的即興演奏ではなく、 レパートリーのオリジナル楽曲をじっくりと演奏しました。 ぜひご覧ください。 https://youtu.be/-KZLVDWwEBg 最後にお話ししている「活動支援」については、以下の記事で 詳しく書いております。 よろしければ併せてご一読ください。 https://ameblo.jp/funky-ryota-groove/entry-12640960948.html ----------   片岡亮太(和太鼓奏者/パーカッショニスト/社会福祉士)  「人が集い、音が響き、時が輝く」 ☆演奏、講演、指導(グループでも個人でも可)、執筆等、ご連絡は以下から☆  いつでもお待ちしています。 Mail: r_taiko_fukumimi@yahoo.co.jp Blog(Japanese): http://ameblo.jp/funky-ryota-groove/ twitter: http://twitter.com/funky_ryota Facebook: http://www.facebook.com/#!/ryota.kataoka.566 youtube channel: https://www.youtube.com/user/Ajarria

☆オンライン活動報告会のお知らせ☆


明後日17日の日曜、16時半より いつものZoomの配信番組内で、 「オンライン活動報告会」を行います。 と言ってもあまり堅苦しいものではなく、 近年の活動状況について、 またコロナ禍の中で、音楽家としてはもちろん、 一視覚障害当事者、社会福祉士として感じていること、 そして今後への展望など、 ざっくばらんにお話ししつつ、 演奏もお聞きいただく時間にしたいと考えております。 今回はAjarriaのパートナー、山村優子にも参加してもらいます。 2人での舞台の時には演奏に集中してもらうため 彼女がしゃべることは少ないのですが、 明後日は、優子にもあれこれ語ってもらう予定です。 16時半スタートで、いつもより少し長く 18時ごろまでの配信になるかもしれませんが、 ぜひご視聴ください。 https://us02web.zoom.us/j/3782787584 入室用のパスコードは39です。 どうぞよろしくお願いします!

謹賀新年

新型コロナウイルスの感染拡大により世界中でまさに激動の年となった2020年。
私たちも国内外で予定していた様々な活動の中止や延期を余儀なくされ、
みなさまにお会いできない寂しさと、
舞台に立てない悔しさを感じることがたくさんありました。
一方で、そのような状況に身をおいたからこそ、
何を伝え、何を奏でていきたいのかを自身に問い、
信じる表現の在り方を真摯に見つめ、追究し続けたいと
思いを新たにすることができた一年でもありました。
片岡亮太、山村優子共にyoutubeやSNSを通じての
演奏動画の配信や文章の執筆、オンラインでの講演や指導など、
今、自分たちにできることを模索しながら、
皆さんに音楽や言葉を届けるため情熱を絶やすことなく活動しております。
公益財団法人静岡県文化財団様の
「ふじのくに#エールアートプロジェクト」の助成を受け
下記日程にてコンサートの開催も決定いたしました。
お近くの方はご予約の上、ぜひお越しください。
後日動画の配信も予定しております。
まだしばらくは不安な状況が続いてしまうかと思いますが、
長いトンネルの先にある美しい光を信じて、
心身ともに穏やかな日々をお過ごしください。
大きな笑顔の花が咲く一年でありますように。

Ajarriaコンサート「寛伽羅麗(かんからり)」
2月1日(月) みしまプラザホテル「プロヴァンスの9月」
18:30開場、19:00開演(定員50名)

2月21日(日) 沼津市民文化センター小ホール
13:00開場、13:30開演(定員70名)
入場料:1,000円
完全予約制
ご予約・お問い合わせ先:
090-7301-8818(片岡亮太携帯)
Ajarria2020@gmail.com

片岡亮太ニュースレター~時明かり~第42号

‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐ 0. はじめに 日頃より私、片岡亮太への暖かなご支援、 ご声援を賜り誠にありがとうございます。 間もなく暮れようとしている2020年。 多くの人にとって予想もしていなかったような一念だったことと思いますが、 皆さんはどんな年末をお過ごしですか? 僕は11月末から続いたいくつかの舞台とオンラインでの講演を無事に終え、 来年の活動に向けての準備や稽古をしながらの、 ゆっくりとした年の瀬とお正月になりそうです。 日々刻々と深刻なニュースが飛び込んでくる中、 この先への不安はある物の、 家族皆が元気で穏やかにいられていることに 感謝せねばと思っています。 年明けには楽しみな企画と久しぶりに地元でのコンサートが決定いたしました! 詳しくは4.、5.をご覧ください。 コンサートはぐっと人数を制限して開催いたしますので、 お早めのご予約をお願いいたします。 さて、前号にて Ajarria(アジャーリア)の活動へのご支援のお願をしましたところ、 多くの方々から暖かい応援のお気持ちを頂いております。 本当にありがとうございます。 言葉にできないほどの感謝と同時に、 これからの歩みを通して皆様からのお心に応えていかねばと、 山村優子共々身の引き締まる思いです。 重ねてのお願となり恐縮ですが、 今後の活動の更なる飛躍のため、 引き続きご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。 詳細につきましては以下を御参照ください。 https://ameblo.jp/funky-ryota-groove/entry-12640960948.html それでは時明かり第42号をお届けします。 ‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐ 1.コラム「私の視点」 「夢を奏でろ」 2020年の「今年の漢字」は「密」や「禍」、「病」等、 新型コロナウイルス感染症に関連した字が上位を占めました。 僕にとっての今年の漢字は、「鍛」、「耐」、「貯」。 舞台のない間に、体と心、技や言葉を鍛え、 この状況を耐えしのぎながら、今後のためにアイデアを蓄える。 その繰り返しの中で、自然と力が湧き上がりました。 不安に支配されそうな時こそ、前向きなエネルギーに支えられることを 改めて感じた年を締めくくるコラムとして、 今回は来る2021年に向けた思いを書かせていただきます。 2019年末に「第13回塙保己一賞」奨励賞を埼玉県から授与していただいたことや、 同年、以前よりご縁のあった大使より相談を受け、 ドミニカ共和国に和太鼓を寄贈したことがきっかけで、 同国でのツアーが決まるなど、 2020年の幕開けは、今まで以上の充実と新たな出会いを予感させるものでした。 ところがそれらが一変、例年の10分の1にも満たない公演スケジュールに。 このような状況にもかかわらず、細心の注意を払ったうえで、 演奏や講演のご依頼をくださった方々にはどれだけ感謝してもし足りませんが、 それでも「もっと多くの舞台に立っていたはずなのに…」と 口惜しい気持ちはぬぐい切れません。 幸い中止ではなく延期となっている舞台もあるものの、 それらが再度計画されるのがいつになるのか見当もつかず、 まさに梯子を外されたようで、何度も気持ちが萎えかけました。 さらに今年は、このコラムでもご紹介したボランティアのHさんをはじめ、 長年お世話になった方が相次いで亡くなる年でもありました。 この数年、ありがたいことに、息を抜くタイミングがあまりないまま ずっと走り続けているような日々だったため、 今年こそたくさんのお土産話と共に 旅行がてら会いに行こうと思っていたのに、 手の届かない場所へ行ってしまった。 寂しさ以上に、返しきれない恩にどう報いたらよいのかがわからない苦しさや、 「あの人が応援してくれている」と考えるだけで前進しようと思えていた存在を 失った空虚感に打ちのめされました。 そんな試練の年。 支えとなったものの一つは、やはり和太鼓でした。 オンラインや有観客での演奏、稽古であるかを問わず、 打ち、歌い、汗を流すという、 25年以上続けているこの行為そのものが好きなんだ。 そのシンプルな気持ちに力をもらうことが多々ありました。 もちろん応援してくださる方、喜んで聞いてくださる方がいるからこそ 情熱を絶やさずに活動できることは間違いありません。 けれど、誰かが聞いていることや、発表の場が決まっていることに左右されず、 奏でたい音と思いを音楽や言葉にするため鍛練を重ねる。 その営みにどれだけ愛情と熱を込められるかが大切なのではないか。 恩師との別れや、先が見えない不安で揺らぐような気持ちでは、 この先何十年も表現者でい続けることなんてできない。 心身ともに内にこもることが多かった時間は期せずして、 自分の中にある、舞台人としての核を見つめなおすきっかけにもなりました。 いつ披露できるかわからない新曲の構想を練ったり、 講演や執筆の題材を探し続けていた今年の状態は、 地中で根を生やし芽を出そうと懸命に生きる 球根に似ていたように思います。 花が咲くその日まで、 栄養を貯め、土を掴み、 光に向かって伸びていく。 2021年が、辛抱の時間をばねにした飛躍の年になるのか、 あるいは今年のようなペースで過ごすことになるのかはまだわかりません。 けれど、どんな日が待ち受けていようとも、 自身を鍛えて、痛みに耐えて、思いを蓄え続けていたなら、 いつか必ず報われる。 僕はそう信じます。 一昨年、自作曲「光る鼓動」のため、 僕は初めて、和太鼓のために作成した旋律に メッセージを込めた歌詞を付けました。 それは当初、指導の場や学校公演等で出会う子供たちに向け、 どんな経験をも成長の糧にしてほしいという願いと、 無限の可能性を秘めた彼らの鼓動には輝きが宿るのではという思いから 生まれた言葉でした。 この一年、この曲に自分自身が鼓舞されました。 2021年への希望と全ての人へのエールとして、 最後にその歌詞をご紹介します。 強く育てよ光る鼓動 空を目指して 大地掴んで枝葉伸ばせ 風邪を感じて 笑顔涙よ蕾(つぼみ)染めて 花を咲かせろ 光る鼓動よ明日(あす)を歌え 夢を奏でろ ‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐ 2. 今月の一枚「私の視線」 ことし、自室での稽古や動画の配信、 なんとか開催できたいくつかの舞台で無心になって演奏していると、 「この道で生きていくんだ」 そんな強い思いが改めて湧き上がってくることを感じました。 https://www.instagram.com/p/CJQKvSJhnm3/?igshid=34urdv47ze1a ‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐ 3. 音楽のプレゼント! 以下で演奏動画を随時アップしています! いずれも登録等必要なくご覧いただけますので、ぜひご視聴ください。 片岡亮太Facebook http://www.facebook.com/#!/ryota.kataoka.566 (演奏動画は投稿の最初に「♪音楽のプレゼント♪」とタイトルを付けています) Ajarriaのyoutubeチャンネル https://www.youtube.com/user/Ajarria (Facebookに投稿した全動画をアップしています) 山村優子のyoutubeチャンネル https://www.youtube.com/user/yukohorn (新たな試みも始めた山村優子のジャズホルンの世界をお楽しみください!) Zoomでの配信番組アーカイブ https://www.youtube.com/playlist?list=PLEGv1kEnujhBf1yRNXDQUI5y5UPXih988 (気楽にトークしながら、ここでしか披露していない即興演奏を中心に ゆるゆるとお送りしています。 回を追うごとにZoomを使いこなし、音質が向上してきました。) ‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐ 4. 1月17日(日)、オンライン活動報告会実施! 今年の4月ごろに開催を予定していた活動報告会を 下記日程のZoom配信番組「時明かり~和太鼓の世界」にて実施します。 近年の活動のこと、これからのこと、お話ししますのでぜひご覧ください。 Ajarriaのパートナー、山村優子にもゲスト出演してもらい、 生演奏も披露します! * Zoomの視聴方法がわからない方はご連絡いただけましたらご案内しますので、 お気軽にお問い合わせください。 開催日時: 1月17日(日)16:30~ URL: https://us02web.zoom.us/j/3782787584 パスコード: 39 5. Ajarriaコンサート「寛伽羅麗(かんからり)」開催決定! ジャズホルン奏者/作曲家の山村優子と、 和太鼓奏者/パーカッショニストの片岡亮太が 厳しい修行を経なければ得ることのできない 「阿闍梨(あじゃり)」の名に由来し、 信じる音楽と思いを奏で続けるため命名したデュオユニット 「Ajarria(アジャーリア)」。 2011年にニューヨークで結成して以後、 国内外の様々な舞台を踏んできた二人が、 「今だからこそ」響かせたいメッセージを オリジナル曲のタイトルでもある「寛伽羅麗(かんからり)」に集約し 開催するコンサート。 (後日動画配信も予定しております。 詳しくは下記お問い合わせ先か、メンバーそれぞれのSNSを御参照ください) (公演日程) ■2021年2月1日(月) 会場:みしまプラザホテル「プロヴァンスの9月」 〒411-0855 静岡県三島市本町14-31 18:30開場、19:00開演 定員:50名(完全予約制) * コンサート前にレストランでのディナーをご希望の方は 下記をご参照ください。 ■2021年2月21日(日) 会場:沼津市民文化センター小ホール 〒410-0832 静岡県沼津市御幸町15-1 13:00開場、13:30開演 定員:70名(完全予約制) 入場料:1,000円 (各回ともご入場時に受付にてお支払いください) ご予約・お問い合わせ先: 090-7301-8818(片岡亮太携帯) Ajarria2020@gmail.com * 本公演は公益財団法人静岡県文化財団様の 「ふじのくに#エールアートプロジェクト」の助成を受けて開催します。 (新型コロナウイルス感染予防対策について) 各会場とも、ご入場の際に手指のアルコール消毒や検温、 距離を取っての着席等、感染防止にご協力ください。 また、万が一当日体調のすぐれない方、発熱などの症状のある方は、 大変恐れ入りますが、ご来場をお控えいただき、 次回公演をお待ちいただけましたら幸いです。 皆様に安心してお楽しみいただけますよう、我々も最大限準備いたしますので、 どうかご理解のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。 (みしまプラザホテル コンサートディナーのご予約について) ホテル1F『カフェレストランセゾン』お一人様2,640円(税込み) コンサートチケット代は別途となります MENU ・プチオードブル2品・スープ・メイン料理(魚料理or肉料理) ・本日のデザート・コーヒー・ホテルメイドの焼き立てパン ※16:45~17:30までにお入りください。 コンサートディナーご予約 055-976-2303 ※お食事のご予約をいただいたお客様には コンサートの指定席をご用意いたします。 ‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐‐‐=‐‐‐‐‐ 我慢することや苦しいことが多かった分、 希望や笑顔、光に満ちた2021年になりますように。 今年も一年、暖かなお力添えを本当にありがとうございました。 どうか皆さま、良いお年をお迎えください。 ----------   片岡亮太(和太鼓奏者/パーカッショニスト/社会福祉士)  「人が集い、音が響き、時が輝く」 ☆演奏、講演、指導(グループでも個人でも可)、執筆等、ご連絡は以下から☆  いつでもお待ちしています。 Mail: r_taiko_fukumimi@yahoo.co.jp Blog(Japanese): http://ameblo.jp/funky-ryota-groove/ twitter: http://twitter.com/funky_ryota Facebook: http://www.facebook.com/#!/ryota.kataoka.566 youtube channel: https://www.youtube.com/user/Ajarria

(後編)片岡亮太ニュースレター~時明かり~第41号


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3. 音楽のプレゼント!

Facebookを中心に、演奏動画を随時アップしています!
いずれも登録等必要なくご覧いただけますので、ぜひご視聴ください。

片岡亮太Facebook
http://www.facebook.com/#!/ryota.kataoka.566
(演奏動画は投稿の最初に「♪音楽のプレゼント♪」とタイトルを付けています)

Ajarriaのyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/Ajarria
(Facebookに投稿した全動画をアップしています)

山村優子のyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/yukohorn
(新たな試みも始めた様子。
山村優子のジャズホルンの世界をお楽しみください!)

Zoomでの配信番組アーカイブ
https://www.youtube.com/playlist?list=PLEGv1kEnujhBf1yRNXDQUI5y5UPXih988
(気楽にトークしながら、ここでしか披露していない即興演奏を中心に
ゆるゆるとお送りしています。
回を追うごとにZoomを使いこなし、音質が向上してきました。)


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4. Ajarriaよりご支援のお願い

日頃より私たちAjarria並びに山村優子、片岡亮太個人での活動に
暖かなお力添えを賜りありがとうございます。

新型コロナウイルスの感染拡大により
様々な催しや行動が制限されだした本年3月から続けてまいりました、
SNS等での動画の配信。

おかげさまでアップする度に多くの方にご視聴を頂いております。

ご家族と共にご覧いただいたとか、
お子さん・お孫さんが手拍子しながら踊ってましたとか、
涙を流しながら聞きましたといった、
演奏家冥利(みょうり)に尽きるご感想をいただくことも多く、
舞台には立てなくても、歩みを止めずにいるための
大きな原動力になっております。

この取り組みを始めた当初、
来年には通常の演奏活動が再開できるのではないかと予想しておりました。

また、幸いなことにこのようなご時世であっても、
種々の活躍の場を頂けていることや、
各種助成金などの申請が通り、
最低限の生活や活動の継続に支障がないことから、
たとえオンラインであっても
我々の演奏が皆さんの活力や日々の彩の一つに繋がるならばと、
有料での動画の公開はしないと決めていました。

ですが、ご存じの通り新型コロナウイルスをめぐる状況は思ったほど好転せず、
未だ舞台での活動は縮小せざるを得ないため、
主たる収入源が絶たれてしまっているのが実情です。

そのような中で、更なる飛躍のための行動を起こせるほどの
経済的な余裕は今の私たちにはありません。

そこで、二人で何度も何度も話し合い、
より良い表現を追求し続けるためにも、
この度、皆様に活動へのご支援をお願する運びとなりました。

正直なところ、この文章を書いている段階でも、とても心苦しく、
表現者としてこのようなことを公に言語化してよいのか、
多くの方が苦しい今、このようなお願いをすることは不適切ではないか等
すごく悩みましたが、活動の充実のため、
経済的な問題を避けて通ることができないと思いました。

動画の配信は
今まで同様、これからも無料でご視聴いただける形で続けていきます。

それらをご覧いただき、ご助力いただけるという方は、
よろしければ、下記口座へご支援をお願いできればと思っております。

頂戴しました応援・ご支援のお気持ちは、
楽器や機材の購入、修繕の費用とさせていただきます。


厳しい修行を経なければ得ることのできない「阿闍梨」の名に由来して命名した
私たちAjarria(アジャーリア)が、
これからも信じる音楽に邁進し、
力強く歩み続けるためにも、
どうかお力添えのほど、なにとぞよろしくお願いいたします。


山村優子 片岡亮太


金融機関名: ゆうちょ銀行
支店名: 二三八
支店番号: 238
講座種別: 普通預金
記号: 12340
口座番号: 3908844
(記号番号からのお振込の場合は39088441
口座名義: 片岡亮太

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(前編)片岡亮太ニュースレター~時明かり~第41号

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0. はじめに

日頃より私、片岡亮太への暖かなご支援、
ご声援を賜り誠にありがとうございます。

朝晩はすっかり冷え込むようになり、
暖かい飲み物や鍋料理がとりわけおいしく感じられる季節になってきましたね。
皆さんお変わりありませんか?

今号はいつも以上に盛り沢山です!
コラムでは、以前多くの方から反響を頂いておりました
文化庁の補助金についての後日談を書きました。

そして、メール最下部の4. では、
まだまだ長期化しそうな新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
今後も表現活動を継続していくため、
ご支援のお願をさせていただいています。
どうかご一読いただき、お力添えいただけましたら幸いです。

それでは時明かり第41号をお届けします。

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1.コラム「私の視点」

「動かす力」

今夏、文化庁による「文化芸術活動の継続支援事業」への申請に当たり、
視覚障害に対するサポートが事前情報に反して機能していなかったことを通じ、
コロナ禍を機に開始された各種給付金や補助金の手続きについて
SNSに投稿したところ、
大きな反響を得ました。

あれから約3か月、とても嬉しいことがありました。

今回は報告を兼ねてそのことについて書かせていただきます。


当初、オンライン申請が主となったことで、
紙媒体でのやり取りが必要ない分、
僕たち視覚障害者にとってはスムーズに作業できると思っていたところ、
現実はそう甘くはありませんでした。

音声とキーボード操作を頼りに、
サイトの画面や書類の構造を理解し、情報を入力しようとするも、
「不正防止のために、以下の画像に書かれた文字を入力してください」と、
視力を要するステップが立ちはだかったり、
「次へ」と書かれたボタンをクリックしたくても、
僕の環境ではそのボタンが認識できず立往生。


数十分悪戦苦闘した後、目の見える妻に頼んで、
申請は完了し受理もされたものの、無力感が募る。

そんなことが多発しました。

東京パラリンピックの開催決定以後、
マイノリティの人たちが抱える問題の解決に向け、
国全体で意識を改善していこうという空気が高まっていたのに、
新型コロナウイルスの感染拡大という、未曽有の事態が生じた途端、
少数者の存在は置き去りにされ、
後回しになっていることにさえ気づかれていない。

昨年まで高々と掲げていた
「ダイバーシティー」や「共生社会」等の合言葉は
ただのお祭りのおみこしだったのだろうか?

蛇口をひねれば水を得られ、気温に応じて冷暖房を使用できるように、
心身の障害や特性に応じた支援も
本来はさしたる努力を要せずに得ることができてよいはずなのに、
全国民を対象とした給付や補助を受けるうえで、
申請作業そのものではなく、
その入り口に入ることすら苦労を強いられてしまう構造は、
「不便」ではなく、「不公平」なのではないか?

そんな思いで書いた投稿が拡散され、
視覚障害のみならず、聴覚障害や発達障害の方にとっても、
申請際との文言の解読に支障をきたすケースが多いなど、
改善が必要であると、文化庁へ訴えを起こしていた方々の目にもとまり、
文章を引用したいとのお申し出を頂きました。

そして、先日、事業報告をするにあたり、
再度サポートの有無について事務局へ問い合わせたところ、
「どのような支援が必要ですか?」と
丁寧なヒヤリングをしていただいた後、
メールでのやり取りで、オンラインの入力を代行してもらえることになりました。

さらに、今後同事業の新規応募を実施する際には、
必要な支援を継続的に行なっていくとのお言葉もあり、
予想していなかった返答に、分厚い雲が晴れ、青空が見えたような思いでした。


大学時代、舞台の道を目指そうと決意した僕の心には、
共感と共鳴を生むことで社会を変える一助になりたいという思いがありました。

全盲の僕が大学に入学できたり、
社会福祉士の国家試験を受験できたこと、
日常の中で当たり前に駅員さんの誘導を頼んで電車に乗れたり、
点字で選挙の投票ができることなど、
大多数の人が特に何の感慨もなく行っているであろうことを
視覚障害のある身で謳歌できる背景には、
障害当事者の諸先輩方が、文字通り血のにじむ努力をなさったり、
時には命がけで国や社会と闘い対峙してきてくださった歴史があります。

そのことに感謝する一方で、
今後は「闘わない社会変革」も必要ではないかと考えてきました。

和太鼓を楽しみながら聞いた話がきっかけで
気付いたら、新たな視点で日常を見直し、
日々の行動が変化し、その連鎖によって、社会が動く。

綺麗ごとかもしれませんが、僕はそのようなアプローチに魅力を感じています。

近年、講演等でかかわらせていただいた自治体の
ユニバーサルデザインの取り組みを後押しできることが増えていたところ、
今回は、国の補助金の申請システムが改善するための
きっかけの一つになることができました。

福祉の理念を啓発したり、社会変革に寄与することは
社会福祉士に期待されている役割の一つです。

今まで、福祉の現場にいない僕が社会福祉士と名乗ってよいのか、
悩むことも多々ありましたが、
資格取得から13年をかけて
やっと少しだけその役割に近づけたのかもしれません。

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2. 今月の一枚「私の視線」

今月初旬、お友達に誘っていただき、長野県の戸隠へ行ってきました。
美しい空気と美味しい蕎麦!
久しぶりに身も心もリフレッシュしました。
その際の一枚です。

https://www.instagram.com/p/CIKcurShuQK/?igshid=x5m0z48hu0in


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片岡亮太ニュースレター~時明かり~第40号

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0. はじめに

日頃より私、片岡亮太への暖かなご支援、
ご声援を賜り誠にありがとうございます。

間もなく11月、朝晩はめっきり冷え込むようになってきましたが、
皆さんいかがお過ごしですか?

2020年も後半!
と言われても、種々の催しが中止されている今年は
正直なところあまり実感が湧きませんね。

そんな中、さわやかなキンモクセイの香りを嗅いだり、
力強くなくトンビの鳴き声を聞くと、
季節の移り変わりを実感できて、
体内時計が整うような気がします。

長らくオンラインが主軸になっていた演奏活動も
徐々にではありますが再開の見通しが立ってきました。

広く告知ができるものは少ないのですが、
お客様の前で演奏できることが今から楽しみです。

稽古にも一層熱が入ります。

それでは時明かり第40号をお届けします。

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1.コラム「私の視点」

「そこに宿るもの」

10月10日、「天海共鳴 太鼓リレーマラソン」に参加しました。
師匠、和太鼓奏者のはせみきたさんが立ち上げた、
同日日没から翌11日の日の出まで、夜通し太鼓を打ち続けるというこの企画。

今回はその時のことについて書かせていただきます。

静岡県三島市の山中にあるはせさんの稽古場の野外に組まれた舞台で
全国から集まった20名ほどの奏者が、焚火の明かりの中、
まさにリレーのごとく、代わる代わる太鼓を打ち、朝まで演奏し続ける。

当初そのように予定され、
近隣の集落の方からも、
(長年のはせさんとの良好な関係ゆえに)
快く了承を得て、応援していただいていたイベントでしたが、
折悪しく、台風14号の最接近が予想されたために
外での演奏は絶望的。

諸々の安全を考慮すると参加者を絞らざるを得ず、
共同で企画を進めていた
和太鼓奏者の小泉謙一さんと、
最も近い場所に住む僕を含め
3名による屋内での実施が急遽決定。

16時ごろ集合し、演奏の段取りの相談や
インターネットでの生中継の準備をし、18時半、いよいよスタート。

中央に据えられた大太鼓と、両サイドに置かれた種々の太鼓を行き来しながらの、
即興セッションと独奏。

急な計画変更に負けじと、
最初から激しい演奏の応酬。

はせさんも小泉さんも、日本を代表する奏者。

お二人の技に感動しつつも
必死で食らいついていかないと振り落とされそうな空気。

あっという間に全身は汗だく。
90分ほどが経って休憩を迎えた頃には、
肩や足がパンパンでした。

疫病退散祈願とコロナ禍への思いを込めようと作られた機会。

来られなかった方たちの分も打ち込まねばと意気込んで太鼓に向かうも、
朝まで持つのかと不安が膨らむ。

気付けば雨が弱まり、晴れそうな空模様。
それを見越していたかのように、はせさんの教室生Tさんが到着し、
外で黙々と焚火の準備をしてくださる。
今回Tさんは、明け方に現場を後にするまで裏方に徹してくださいました。

20時ごろには晴天となり、屋外舞台に楽器を設置。
当初想定していた状況が揃う。

台風が去った後の穏やかな風と、ひんやりとした空気。
四方から聞こえる虫の声と、炎の熱。
そして、夜空に吸い込まれるように響き渡る太鼓の音。

自然とテンションが上がる。

先輩方の技に惚れ惚れしながら脇でベースを刻んだり、
お二人に煽られながら大太鼓をがむしゃらに打ったり叫んだり。

気づけば全身の筋肉は悲鳴を上げ、
手も撥の摩擦でボロボロ。

それでも心身を鼓舞してまた太鼓の前へ。


配信を見て、
22時過ぎには、はせさん同様、「永哲風雲の会」のメンバーでもある
和太鼓奏者の辻佑さんが参入。

さらに、深夜には、
造形家でパーカッショニストの白砂勝敏さんも
楽器と共に駆け付けてくださり、
時間を追うごとに音楽の色が濃く深いものになっていきました。

4時過ぎになると徐々に気温が上がり、
空の色の移り変わりを見ることのできない僕にも朝が近づいてくることが分かる。


そして演奏はフィナーレへ。

最後の力を振り絞るように太鼓を打ち繋ぐ。

いよいよ日の出を迎え、その光の熱で、
「朝が来た」と感じた時には、
大げさかもしれませんが、
こんなにも神々しい夜明けを迎えたことがあったろうかと胸が高鳴りました。


台風一過の力強い日に照らされながら7時ごろ、打ち止め。
達成感とこの瞬間に立ち会えたことの喜びが
じんわりと全身に広がりました。

疲労に負けぬよう歯を食いしばるような思いで、
夢中で演奏しているうちに、
いつしか、祈りとか願いとか希望とか、
夜通し太鼓を打つ意味や価値とか、
頭で考えていた様々なものがそぎ落とされ、
ただひたすら太鼓と向かい合った時間。

社会的な意義や大義名分を抜きに、
シンプルに力を尽くすことがもたらしてくれる感動や喜びの大きさが、
感染症の存在によって縮こまっていた心を自由にしてくれたのか、
演奏を終えた時、体は眠いのに目が覚めたような心地がしました。

合理的であることや明確な価値を求めがちな昨今。

どんな結果が訪れるのかもわからず、
数日、数か月、あるいは数年経って初めて
参加した意味や意義が見えてくるのかもしれない、
そんな規格を多くの人と思いを共鳴させながら
天候にも負けずに実行してくださった
はせみきたさんの行動力と熱意に感銘を受けた、
刺激溢れる「天海共鳴 太鼓リレーマラソン」でした。

* 当日の演奏の様子は、
はせみきたさんのyoutubeチャンネル内の動画に収められていますので、
ぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/channel/UC51048G2E5Khy5r0FpMxDkA

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2. 今月の一枚「私の視線」

コラムにも書きました「天海共鳴 太鼓リレーマラソン」での一枚。
余談ですが、最近サングラスを外して過ごすことが増えたために、
焚火の煙が目に染みる経験を久しぶりにしました(笑)。

https://www.instagram.com/p/CG_XJOIh-B1/?igshid=11e83wn1hx0a8

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3. 音楽のプレゼント!

Facebookを中心に、演奏動画を随時アップしています!
Facebookに登録していない方でも視聴可能ですので、ぜひご覧ください。

片岡亮太Facebook
http://www.facebook.com/#!/ryota.kataoka.566
(演奏動画は投稿の最初に「♪音楽のプレゼント♪」とタイトルを付けています)

Ajarriaのyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/Ajarria

山村優子のyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/yukohorn


4. 10月19日、NHK Eテレ「ハートネットTV」に出演しました。

前号でご紹介しました番組。
ハートネットTV「ワケありさんの森」
が10月19日に放送されました。
番組始まって以来の反響の大きさだったそうで、
1出演者としてとても嬉しく思っています。

ご覧になれなかった方もおられるかと思いますが、以下の記事で
一部内容が紹介されていますのでぜひご一読ください。

【前編】新企画「ワケありさんの森」怒濤のチャット・トーク
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/417/

【後編】ワケ森実践編!話題の神対応 兼近大樹さんの予想は?
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/421/

5. 執筆やインタビューのご依頼、いつでもお待ちしています!

演奏や講演の開催が困難な今、
僕にできる活動の一つは、
文字や音声、動画などを通して言葉を伝えていくことだと考えています。

表現者としての歩みを止めずにいるためにも、
執筆やインタビュー、オンライン講演等のご依頼をいただけるとありがたいです。
嬉しいことに、最近「私の視点」のコラムを読んで、
原稿のご依頼をくださったり、
機関紙、学校だより、HP等に掲載したいとお申し出を頂くことが増えています。

また、感染症の心配がなくなった頃、
片岡亮太のコンサートや講演の開催をご検討いただけますよう、
どうぞよろしくお願いいたします。

その他、「こんな活動してみたらどうか」というご提案や、
普段はお応えし辛いご依頼もお応えできる時間がたっぷりありますので、
いつでもご一報ください。
よろしくお願いします。

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地元や都内の視覚・聴覚特別支援学校で太鼓の指導をしていると、
コロナ禍の中でも、それぞれに努力し成長している子供たちの力強い姿に
いつも背中を押されます。
僕も負けていられません!

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  片岡亮太(和太鼓奏者/パーカッショニスト/社会福祉士)
 「人が集い、音が響き、時が輝く」
☆演奏、講演、指導(グループでも個人でも可)、執筆等、ご連絡は以下から☆
 いつでもお待ちしています。
Mail: r_taiko_fukumimi@yahoo.co.jp
Blog(Japanese): http://ameblo.jp/funky-ryota-groove/
twitter: http://twitter.com/funky_ryota
Facebook: http://www.facebook.com/#!/ryota.kataoka.566
youtube channel: https://www.youtube.com/user/Ajarria

テレビ出演のお知らせ

明日19日の午後8時より、
下記のテレビ番組に出演しております。
様々な特徴、特性(障害と呼ばれるものも含め)を
有する人たちがオンラインで繋がってざっくばらんに語り合う。
そんな内容なのですが、収録に参加している中でも、
新しい風を感じる新感覚の番組でした。

僕が写るのはごく短い時間だと思いますが、
参加させていただき、様々な気づきや学びがありました。
きっと皆さんにとっても、何か新しい発見や
新鮮な視点に繋がるのではないかと思います。
濃ゆい話題がぎゅっと詰まった番組。
ぜひご覧ください。

■番組情報
▼本放送
ハートネットTV「ワケありさんの森」
10月19日(月)20:00~/Eテレ
(再放送:26日(月)13:05~/Eテレ)
https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/heart-net/1549/
▼インターネットでの配信
NHKプラス
https://plus.nhk.jp/
・同時配信
・放送直後~10/26(月)20:29
・再放送同時配信(見逃しはなし)

放送に先立って以下の記事も公開されています。
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/417/

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  片岡亮太(和太鼓奏者/パーカッショニスト/社会福祉士)
 「人が集い、音が響き、時が輝く」
☆演奏、講演、指導(グループでも個人でも可)、執筆等、ご連絡は以下から☆
 いつでもお待ちしています。
Mail: r_taiko_fukumimi@yahoo.co.jp
Blog(Japanese): http://ameblo.jp/funky-ryota-groove/
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Facebook: http://www.facebook.com/#!/ryota.kataoka.566
youtube channel: https://www.youtube.com/user/Ajarria

片岡亮太ニュースレター~時明かり~第39号


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0. はじめに

日頃より私、片岡亮太への暖かなご支援、
ご声援を賜り誠にありがとうございます。

この一か月、相次いで各所に影響を及ぼした台風により、
被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

つい先日まで、冷房をかけていてもなお暑いような気がするほどの天候でしたが、
気付けば、朝晩は長袖を着たくなるほどの涼しさですね。
皆さん夏の疲れなど出ておられないでしょうか?

前号で、「障害」の「害」の字が
ずっと意図したものになっていなかったことに気づいたことで、
先月、一つ一つの行動を慎重にしようと見直していたところ、
誤字どころではないミスを発見してしまいました。

なんと、昨年11月ごろから、このメールを一部の方に送れておりませんでした。

メールのニュースレターをお出しするようになって早十数年。
「時明かり」と改名してからも3年が経ちます。

その間一度も既存のメールマガジンのサービスを利用せず、
お送りしたい方々のアドレスのリストを送信可能な人数に分割し、
BCCに貼り付けてお送りし続けているのですが、
アドレス変更やご退職などの理由で送信エラーになってしまっていたアドレスを
削除し、リストを整理した時に、
どうやら操作を誤っていた様子。

該当する方には前号をお送りしながら謝罪させていただきましたが、
改めて、本当にごめんなさい。

お送りできていなかった間、
年末には、今後の活動が期待される若手の障碍者として
「第13回塙保己一賞奨励賞」を埼玉県から授与していただいたり、
昨年から2度、和太鼓を寄贈させていただいたご縁で、
中米のドミニカ共和国にてツアーが決定するなど
(ツアーは新型コロナウイルスの影響で延期になっておりますが…)、
大きな変化がたくさん起きていました。

過去にも渡米のドタバタやPCの故障で、
アドレスのリストのデータが一部消えてしまい、
復旧できぬまま、今に至っている方が少なからずおられます。

blogをはじめSNSにも同様の文章をアップし続けているので、
願わくば、そういう方々にも情報が届いていてほしいと思ってはいますが…。

そこで皆様にお願いです!

直接メール不要とのご連絡を頂かない限り、
僕の方でアドレスをリストから消去することはありませんので、
もしも今後、急にメールが来なくなった時には、
お手数ですが、ぜひご一報いただけるとありがたいです。

これからも細心の注意で、心を込めて配信してまいります。
どうぞ、引き続きよろしくお願いいたします。

それでは時明かり第39号をお届けします。

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1.コラム「私の視点」

「感謝を込めて」

先日、長年お世話になり、もう一人の祖母のように慕っていた
点訳ボランティアのHさんが亡くなられ、お別れをしました。

享年93歳。
一昨年に歩行が困難になり、施設へ入所されたころから、
ゆっくりと幕が下りるように身体が衰えていったそうで、
大往生だったとご家族も話されていましたが、
それでも寂しさは拭えません。

そこで今回は追悼として、Hさんとの思い出を中心に書かせていただきます。

Hさんは、地元で点訳グループのリーダーを長年されていました。

「点訳ボランティア」とは、点字を使う視覚障害者のため、
本などの活字を点字に直す、点訳と呼ばれる作業をする人たちのこと。

著作権の問題で、データの提供が困難であることから、一部の電子図書を除いて、
今でも、点訳や声による音訳、弱視の人のために拡大するなどの手段で、
本を丸ごと作り直す工程を経なければ、
僕たち視覚障害者をはじめ、目で文字を読むことが困難な者には
読書するすべがありません。

手書きで点字を打っていた時代とは異なり、
今ではパソコンで作った点字のデータを提供することもできるし、
専用のプリンターを使えば自動で点字を紙に打ち込むこともできますが、
それでも大変な仕事であることに変わりはなく、
ボランティアさんたちのおかげで僕たちの読書が成り立っていることには、
いつも頭が下がります。


Hさんと出会ったのは約25年前、
失明後転校した盲学校でのこと。
「これから亮太君にとって点字が武器になるのよ。
読みたい本があったらいつでも言いなさい。
私たちが展示にしてあげるからね。」
と話してくださり、心強かったことをよく覚えています。
在校中、Hさんたちが点訳してくれた本をどれだけ読んだかわかりません。

大学に進学した時には、
大学側に点訳のシステムを作ってもらうまでの約1年半、
教科書や資料の点訳をお願いしていました。

4年生の春、社会福祉士の国家試験に向け勉強を始めようと、
点字や音声の本のデータが集まるオンライン図書館を検索したところ、
有用なものが一つもなく、
(今は多くの本が貯蔵されています)
真っ青になってHさんに電話をした時には、
「他の依頼を先延ばしにしてもらうから、
本を買ってすぐ持ってらっしゃい!」
と言われ、涙が出ました。

Hさんたちがものすごい速さで点訳してくださった2冊の参考書と問題集、
ぼくはほぼそれだけを頼りに勉強し試験に合格しました。

点字から伝わってくるHさんたちの気持ちは当時大きな支えでした。

和太鼓の活動も、アマチュアの頃からずっと応援してくださり、
プロになるとお伝えした際には、
音楽と講演をセットにした僕のアプローチを
「向いていると思う。頑張りなさい。」
と背中を押し、各所にご紹介くださいました。

今の僕があるのはHさんのおかげ、
そう言っても過言ではないでしょう。

施設に入る少し前までは、
数か月おきに電話しあい、近況報告と共に、
よくHさんのボランティアへの思いを聞かせていただきました。

一貫していたのは、「じぶんのためにやっている」ということ。
点訳も勉強になるからありがたいと話しておられ、
その言葉を聞く度に胸が熱くなりました。


大切な人、大好きな人を見送ると、
その別れが突然であろうが、ある程度覚悟していたものであろうが、
「もう一度会って話したかった」という後悔に似た寂しさがこみ上げます。

そして、その人の形をした風船のようなものが、
僕と繋がっていた糸から解き放たれ空に昇ってしまい、
ぽつんと取り残されてしまったような心細さを感じます。

けれど死を境にすべてが亡くなってしまうわけではなくて、
はち切れそうなほど風船の中に詰まっていた、生き様という輝きの一部を、
思い出を通じて僕の中に残していってくれているはず。
そう信じています。

点字の本はかさばるため、
Hさんたちが点訳してくれた本や資料の多くは、
楽器の増加と共にスペースがなくなってしまい、
一部データで残っているものを除いては処分せざるを得ず、
もう触ることはできません。

その代わり、製本のために使用されていた金属のリングや閉じ紐は
ほぼすべて保管してあり、
今でも時おり演奏の小道具として使用しています。

視覚障害、社会福祉、そして和太鼓。
期せずして持ち合わせた個性的な特徴のおかげで出会えた、
Hさんのような素敵な人たちの存在は、僕にとって大きな財産です。

Hさん、今まで本当にありがとうございました。


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2. 今月の一枚「私の視線」

先日ふと思い立って、小物の楽器の固定方法を試行錯誤していたら、
なかなか面白いセットが完成!
彼らが生み出す世界、速く皆さんに聞いていただきたい!

https://www.instagram.com/p/CFq4wNYhzA8/?igshid=p92bvu62yrj9

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3. 音楽のプレゼント!

Facebookを中心に、演奏動画を随時アップしています!
最近は2月に埼玉で開催された
「彩の国バリアフリーコンサート」にAjarriaで
出演した際の映像を公開しています。
Facebookに登録していない方でも視聴可能ですので、ぜひご覧ください。

Ajarria「7th pride(セブンス・プライド)」
https://www.facebook.com/100001903574007/posts/4316808425059234/?extid=7Qw
aWLx6DJP6BCsE&d=n

片岡亮太「光る鼓動」
https://www.facebook.com/100001903574007/posts/4352308131509263/?extid=zje
fDMIyz1n9Jfj0&d=n

Ajarria「寛伽羅麗」
https://www.facebook.com/100001903574007/posts/4384161231657286/?extid=5vx
gtBpwP4kPQDuq&d=n


片岡亮太Facebook
http://www.facebook.com/#!/ryota.kataoka.566
(演奏動画は投稿の最初に「♪音楽のプレゼント♪」とタイトルを付けています)

Ajarriaのyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/Ajarria

山村優子のyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/yukohorn


4. 10月19日、亮太テレビに出るかも!?

10月19日(月)午後8:00から放送予定の
Eテレ「ハートネットTV」の新規格
「ワケありさんの森(仮)」に、もしかしたら!?
ちらりと出演するかもしれません。
映るかどうかは、収録の際の僕のコメントが
面白いかどうかにかかっております(笑)。
放送日など、変更の可能性もありますので、
下記番組サイトや僕のSNSで情報をチェックしてください。

https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/heart-net/


5. 執筆やインタビューのご依頼、いつでもお待ちしています!

演奏や講演の開催が困難な今、
僕にできる活動の一つは、
文字や音声、動画などを通して言葉を伝えていくことだと考えています。

表現者としての歩みを止めずにいるためにも、
執筆やインタビュー、オンライン講演等のご依頼をいただけるとありがたいです。
嬉しいことに、最近「私の視点」のコラムを読んで、
原稿のご依頼をくださったり、
機関紙、学校だより、HP等に掲載したいとお申し出を頂くことが増えています。

また、感染症の心配がなくなった頃、
片岡亮太のコンサートや講演の開催をご検討いただけますよう、
どうぞよろしくお願いいたします。

その他、「こんな活動してみたらどうか」というご提案や、
普段はお応えし辛いご依頼もお応えできる時間がたっぷりありますので、
いつでもご一報ください。
よろしくお願いします。

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気付けば間もなく2020年後半。
例年とは違う時間の流れ方をしている今年、
いろいろと厳しい現実が相変わらず眼前に横たわっておりますが、
こういう時間を過ごしたからこその学びと成長を得られたと、
後に胸を張れる自分でありたいと思う今日この頃です。
秋のセンチメンタルな空気に心が負けてしまわぬよう、ファイトだ!


(*今後このようなメールがご不要の方は、
お手数ですがお知らせくださいますようお願いいたします。)

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  片岡亮太(和太鼓奏者/パーカッショニスト/社会福祉士)
 「人が集い、音が響き、時が輝く」
☆演奏、講演、指導(グループでも個人でも可)、執筆等、ご連絡は以下から☆
 いつでもお待ちしています。
Mail: r_taiko_fukumimi@yahoo.co.jp
Blog(Japanese): http://ameblo.jp/funky-ryota-groove/
twitter: http://twitter.com/funky_ryota
Facebook: http://www.facebook.com/#!/ryota.kataoka.566
youtube channel: https://www.youtube.com/user/Ajarria

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