7月27日の

ツイッターで

あの中川翔子さんが

スーパーエナメル治療を受けて

「やっと笑えるようになったかも」
とつぶやいておられました。

 

歯科では話題騒然なのですが

皆さん、すでにご存知でしたか?

 

このスーパーエナメルという治療法

 

 

何を隠そう、

私が特許を持っている治療法ですw(←隠してない)

現在、スーパーエナメルを取り扱える歯科医院は

全国に41軒に育ちました。

 

東京にはすでにたくさんの加盟歯科医院さんがあり

 

 

ユーチューバーさんやインスタグラマーさん、

アナウンサーさん、モデルさん、夜のお仕事関係の方、
客室乗務員さん、歌手の方など、
対面仕事、スマイルがお仕事の質を左右する業務に携わっておられる方は

もちろんですが、

歯の継ぎ接ぎにす~っと悩んで笑えなかった一般の方、

歯が天然に暗い色のテトラサイクリン歯の方、

2番矮小歯や、先天性欠損があってスキッパが長年のお悩みだった方、

お年寄りで歯のヒビが酷くなってる方、

ブラケット矯正時の歯磨き不足により歯面に妙な丸い脱灰痕が残ってしまった方、

小児期に歯磨きが下手過ぎて歯の輪郭線のように白濁線や茶褐線が残って見た目が悪い方、

ホワイトスポット多発で悩んでいる方、

過食嘔吐症の既往があって酸触が激しく歯の形が溶けてしまっている方、

エナメル質形成不全症があり歯が弱い方

エロ―ジョン、アトリション、アブフラクション等で歯が弱く薄くなっている方等々、

特に対面仕事についているわけではないけどご自身で解決できなかった歯の見た目の問題を抱えておられた方、

その他にも定期的なホワイトニングに飽きたり挫けた方、

アメリカに移住するために天然以上のハリウッドスマイルをゲットしたい方、
歯をこの世のものと思えないほど真っ白にしておきたい方等等

様々なご要望にお応えする

歯を出来るだけ削らずに貼り付ける極薄高級セラミックべニアによる

つけ爪感覚の歯のお洒落!!

 

それがスーパーエナメル療法です。

 

今の主流はジルコニア!
このジルコニアも2種類あって(診療技工ラインが異なる)
驚異の0.1mmミリング加工したジルコニアに様々な種類のグレーズ(釉薬)をつけて焼き上げるタイプや

0.3mmミリング加工後に職人が気合と魂をかけて削って細かく調整して仕上げていくもの等

世界もビックリ仰天!!の日本の匠の技を凝縮させて作られた

歯科技工作品を削り落とされない歯の上にペタリペタリと丁寧に

貼っていく審美治療法。

それがスーパーエナメルです。

 

天然の歯はほとんどそのままの形で

スーパーエナメルの下に温存されていますから

や~めた、やっぱ元に戻ろうかなと

飽きたり何か問題が生じた場合は

ライトタッチレーザーピピピピピピピピーーーーー

光照射すれば

簡単に(とはいえ1本につき30秒くらい当てます)
元の歯に戻すことも可能な

真につけ爪感覚の歯のお洒落!!

 

 

 

まっ白な歯に誰でも気軽にお好きな時になれます。

そしてすでに30年経過症例が出ているという

安心の接着力と強度の極薄べニア治療システム

 

エナメル質とレジン系セメントの接着は

歯科界最強の安定した接着力なのは

誰もが異論のない事ですからね。

しかも、

今回、しょこたんが

選択したのは

ジルコニア!!

ジルコニアは人造ダイヤモンドと言われるくらい

強度も高く、非常に生体親和性が高い素材です。

長期経過でも歯茎に炎症が起きませんから

(歯クソを溜めていればそれにより炎症はおきます)

もちろんの事ですが、弱っていたとしても歯も補強されています。

更にメタルフリーですから

メタルタツ―とも無縁です。

凄く綺麗ですごく清潔に保てます。

 

これで思いっきり素敵なスマイルで

人生よりHAPPYに!

より前向きに!

よりアゲアゲに!

楽しんでいただければよいと思います。

 

もちろんの事なのですが、

0.1mm、0.3mmの僅かな厚み分でも

前に出ちゃったようで失敗しちゃったかな~

(歯を削られないことを優先しすぎたかな?と後で後悔される方も時におられましたから)

もしもそういう事があれば、その時は

ライトタッチレーザーでピピピピピピピピピピぴ~~~~~~と

光照射してもらえば簡単に外せます。

その後、多少歯の表面を0.3mmとか

削り取ってもらっても

歯のエナメル質の厚みは十分残っていますから


何ら問題ありません。
お好きな下準備を整えて

またお好きな厚みのスーパーエナメルを貼り替えれば

お好きなスマイルに簡単にチェンジ可能です!

 

 


しょこたんは、

下の歯並びがガタガタしていたように記憶しているのですが、

そこをインビザラインでよいので
今度は歯の前側ではなく

歯の隣接面(横側)を多少削ってもらい

(IPRというアライナー矯正治療では一般的なやり方)
歯幅の総和と歯列の大きさの差を無くしてもらって

歯を綺麗に並べ替えてもらえば

更に美人になれますからね。
30代以降のガタガタ歯の矯正治療時には

IPRが絶対有利です。

不評なブラックトライアングルを無くせて

歯茎の後退も防げ、

大切な歯を1本も失わずに歯のガタガタがなくせます。

ガタガタ(叢生)がなくなると

歯磨きが超楽々になって

歯並びが超綺麗になって

歯の当たり方がバランスよくなって

ストレスが解消されて

更に

歯を失うことなく

歯のエナメル質もしっかり残せて

80歳になっても20本以上の歯がちゃんと機能出来ていて

認知症にならないし

高血圧にならないし

(高血圧は血管の内皮細胞を傷めているのですが、

それが生じるのは奥歯を失ったりして歯の咬む能力がどんどん低下して

よく噛んで食べることが出来なくなり

その結果食べ物の嗜好が変化して

低咀嚼物、濃い味、丸呑み食に陥ってきて

タンパク質不足になり

糖質過多になり・・・・・・という負の連鎖によって

血糖も乱高下するわ

肌の張りもなくなるわ

骨粗鬆が進むわ~~~・・・・・・・

あらゆる負の連鎖、

これがオーラルフレイル→フレイル→出不精→社会から取り残される→寝たきり又は孤独死


 

に繋がっていくと言われていますからね)

そうならない為の選択肢。

年寄りになっても

思いっきり笑えて

思いっきり好きなものを食べれて

お洒落して外にどんどん出て

歯周病とも無縁で過ごせるように

定期的なメンテナンス通院だけでOK!

これを30代、40代、50代、60代で

選択出来てきたか?

で結果は大きく変わってきます!!

 

下の歯は矯正治療を頑張ってもらって

歯を削らずにホームホワイトニングでクリーニングを習慣化していただいて

(上の歯、スーパーエナメルを貼った後も

時々ホームホワイトニングしていただければ

一生綺麗で汚染無しの状態が保てます。

しかも、貼って補強してあるから痛みないしね)
 

歯とスマイルに投資しておく!!!!

歯は出来るだけ削られない治療法を選択しておく!!

エナメル質を出来るだけ残す治療を選択しておく!!

 

この感性が素晴らしい!!

 

益々、応援したくなっちゃいます!

 

皆さんもしょこたんパワ~~~
しょこたんスマイルに元気をもらって

一歩前に進みましょう!!

しょこたん、何か困った事が生じたら

スーパーエナメル事務局にメールくださいラブラブ
加盟歯科医院さんの管理しっかり頑張ります!

 

 

パーパーラブラブ
 

当院、船橋歯科医院の

特長として

何を挙げますか?

と問われたら、

まず、1番はやっぱり、歯を削らないスーパーエナメル!

スーパーエナメル療法は、

今まで全国の多くの方々の

スマイルと人生を劇的にHAPPYに

変え続けて 10年超!

現在、全国に41軒の加盟歯科医院があり

更に8月からは歯科向け商業雑誌(クインテッセンス・歯界展望、デンタルダイヤモンド、日本歯科評論など)の

いくつかに商業広告も載せます(ZOOMセミナーのご案内)から

そのうち全国各都道府県の人口割合に応じて

加盟歯科医院が増えてくれ

330に迫り、

日本中の人が歯を削られなくても

気軽につけ爪の感覚で

綺麗でピカピカで真っ白な歯のスーパースマイルになれるようになるのではないか?

と大いに期待しているところです。

 

更に大学関係の方のサポートもいただいて

現在、

人為的に過大な侵襲を与えることのない

接着審美補綴の分野の学会も作りましたから

こちらには加盟歯科医院皆さんに入会していただき

エビデンスの蓄積、ケースレポートの蓄積、

技術の研鑽、相互情報の交換の場として

世界との連携も図りながら

発展していってくれるのではないか?と

頑張っていこうとしているところです。

歯科医人生30年以上、院長も来年還暦になります。

今後も日本の歯科の発展に少しでも寄与していきたいなと思っています。

 

2番目は、T4Kによる育成矯正治療でしょうか。

こちらはスーパーエナメルよりも長くやっています。

オーストラリアのMRC研修に参加したのが歯科医院の一大転機となりました。

(残念ながら写真を保管していたメモリーが古すぎて作動しなくなりました)

MRC研修に参加した時にお世話になった先輩方に非常によくしていただき、

小児期に子どもの歯並びと顔、気道、TMJアプローチを行っておくという臨床分野に

出会えた事がとても新鮮だった事を印象強く覚えています。

凄い小児分野の博学の先生の隣の座席にて

オーストラリアから帰国の長い長い飛行時間中ず~~~っと

小児の咬合誘導、歯列育成、発育成長の集中特別講義を受けられた幸運。

帰国後複数名の同行の歯科医の医院何軒かをすぐに見学をさせて頂けたのも幸運でした。

その後これらの先生方はそれぞれ有名になられましたから(もともと有名だったかもしれませんが)

手が届かない存在にそれぞれがなられていったように思います。

MRC研修参加後数年間はずっとこちら方面の勉強ばかりしていました。

今は、すでに保険収蔵されましたが、

小児の口腔機能発達不全症の見極め方や

それへの対処法、

口腔機能へのアプローチの限界等、

この分野も非常に奥が深い歯科の一分野です。

当院でも10年以上の経過症例が多数出てきましたから

(お子さんはどんどん成長されますからね)
小児期であればトレーナーごときの超単純で簡単で安全で緩徐的で

ほぼ取り外しておくようなゆるゆるの装置で

ちゃんと成長期まで咬合を育成できることを数多く実証してきました

また逆にこういう装置のというのがあることも十分わかりました

小児歯科の先生方が四苦八苦しつつ

途方もない数々の装置を駆使しておられる理由が納得できます。

今ではこれらの育成矯正用装置も超普及しました。

T4Kなどは、

メルカリですでに汚染物になっているものを販売してあったり、

ネットでバッタものを入手してしまうような危うい事が出来ちゃうかもしれませんが、

お母さん方はお子さんの成長発育を安易に考えすぎないように!

成長期はちゃんと歯科医に任せるようにしないと痛い目にあい

お子さんの恨みを買いとんでもない取り返しがつかない事にもなります。

十分にご注意ください。

歯を動かす際は、レントゲン検査等の骨と歯根の情報が必ず必要です。

そして非常に多くの情報を読み取る能力が必要です。

実際に、

小児期にT4Kのような既製品トレー装置だけではよくならないケースというのも

たくさん経験させていただきました。

先天性に永久歯胚欠損があったり、

装置をフガフガと転がしてしか使えないお子さん、

そもそもそういう装置さえ口に入れておけないお子さん、

咬むことが出来ず歯列の側方拡大が間に合わず

3番萌出のスペースがなくなってしまっているお子さん、

3番が生えても45の歯胚が回転してしまっているお子さん、

そもそもCの早期欠損が生じている狭小歯列の度合いが酷すぎるお子さん、

3番4番が迷入して異所に移動していっているお子さん、

Eまで早期に無くしてしまっている6歳臼歯近心移動が生じてしまっている酷すぎるお子さん、

口開けてしか寝られない鼻閉や睡眠障害、舌の機能獲得不全が著しいお子さん等、

途方もない乳歯列期からの大問題を抱えこんでしまっているお子さんが実際、多数おられますから、

そういうケースにはフガフガのアーチフォーミング装置だけでは

とてもとても太刀打ちできません。

MRCのT4KやMyobraceやプレオルソやTPやマルチファミリーやEFラインや

その他様々な筋機能既製品矯正装置が日本に入ってくるようになりましたが、

その治療に取り組めば取り組むほど

必ずマルチブラケットでの矯正治療法もしっかりマスターしておく必要性が出てきます。

どの治療法も万能というものはありませんから

様々な手法を歯科医自身が、マスターしておく必要があります。

 

そういう事で昔から学んで来ていたマルチブラケット矯正法は今でもとても役に立っています。

まあ、こちらは、

日本矯正歯科学会の認定医制度というものがありますから

最近はその認定医の先生にお願いするようにしています。

餅は餅屋で。

認定医を取るには凄い時間と労力を費やして専任されてこられていますから

その歯科医と連携をとる事は

多くの歯科医院が行っていることでしょう。

当院も日本矯正歯科学会の認定医の歯科医に来てもらって

必要なケースはお任せするようになっています。

(もうすぐ還暦なのでね)

 

他方で、インビザラインの治療に関しては

日本矯正歯科学会では認定医には全く勉強させていませんから(更に禁止している)

認定医の先生では全く役に立ちません(何もわかってない)

それで、

私はトリノ大学の先生たちに直接教えてもらっていますから

そういう先駆者の先生方からの直伝という事で

インビザライン治療はとても多く担当させてもらっています。

 

参加させていただく機会があったハーバード大学の臨床講座での

教えの肝である

すべての補綴の成功は(補綴に関わらず矯正治療でも)

arch form

occlusal plane

incisal guide

これがちゃんと整っている事というのがレクチャーの要点だったのですが、

それを小児の成長期に成し遂げられるのが

T4Kなどの機能矯正法ですから

(さらに今注目されている気道、血中酸素濃度の正常化も)

それを歯科医院の診療システムとして

普及させていったDR.Farrellは凄いと今でも思います。

(元々、顎関節症へのアプローチが主だった)

難しい事を難しくするのではなくより単純化する才能!

ブレークスルーさせて

小児の育成をより身近で単純に効果的に可能にさせていってくれた

キャパの広さ(適度な懐の甘さ?)により

今のように小児歯科矯正が

どこの国のどの歯科医にでも受け入れやすい治療になっていったのではないか?

と思ったりしています。

TOPに立つ人間って

キャパは広くないといけないのですよね。。

 

様々な考え、やり方を排除しないという許容力や包容力は、

別に存在する個々の歯科医の力を発揮させることに繋がり

どんどんと意図していなかった別物に化けていく可能性を排斥せず残していけるので

それは

まわりまわって帰ってきてもとの評価も高めていくんですよね!

 

 

今回、会員数で世界TOP3に入る歯科スタディーグループSJCDの支部に

縁あってちょっと入会しているのですが、

今回開催されたテクニシャンミーティングは非常に秀逸でした。

(今後、コースがあるようです)

補綴臨床の中にも

様々なアイデアやアプローチ法があり、

それぞれの歯科医が好きなものを習熟しては

それぞれ好きな事を主張していたりするのですが、

補綴と言えば、

元は、歯をガンガンに削ってインプラントや歯冠修復、欠損補綴という人工物に

他人の歯をどんどん置換していく

超荒業の科という印象があると思うのですが

(すでに崩れ行くどうしようもなくなった口腔機能を助ける仕事も補綴ですが)、

時代のニーズと歯科材料の進化に応じて

なんと!

歯を削らないフルリコンストラクション治療法

テクニシャンセミナーがあり

待ってましたと!狙って参加させていただきました。

この歯科技工士さんの事は以前から知っていましたし、

caseも拝見してましたから

こういう志が高く、試行錯誤を惜しまない

しかも技術力も超高い技工士さんが

日本にどんどん増えてくれれば

こんなに良い事はないですね!

保存的補綴法という新たな歯科領域の治療が

日本でも受けられるようになると

今後は

歯がなくなる人がどんどんいなくなるんじゃないかな?!

 

今や保険にも一部収蔵され

併用可となった小児期の育成矯正歯科治療と

インビザラインコンセプトによる歯列矯正と

ノンプレップべニア、

更には非常に高度で難しいノンプレップオーラルフルリコンストラクションまで

日本の歯科が今後進んでいけば

やっと日本も世界の仲間入りに近づくという事になりますよね!

 

何?それ?

 

と思った歯科医は

とりあえず、お気軽に誰でも簡単に可能な

歯を削らないスーパーエナメル療法から

学びませんか?

 

ZOOMセミナー開講しています。

 

日本の多くの方に

上質なセラミックによる

永続性のあるスーパースマイルを

容易にご提供できるように

フルサポートしています。

 

T4K関連もご要望があれば

スタッフセミナーをしています。

 

ノンプレップオーラルリコンストラクションは

なかなか手強い治療で

外せばいいやと言っても

神経筋機構に変化を与えてしまいますから

なかなか中途半端な治療はできません。

更に、二ケイ酸リチウムがどの程度咬合サポートで耐え続けてくれるのか?

10年経過ケースでは全然不十分でしょうから

まだまだ怖いですよね?

(まあ、人間適応力があればなんとでもできますけどね)

スーパーエナメルは超お気軽です。

咬合を変えませんから、

2回でルーティンワークで可能です。

 

もちろん、

日本のGPは

インプラントもできないといけないし、

Pの管理もできないといけないし、

エンドもちゃんとできないといけないし、

C処もちゃんと出来て当たり前だし、

衛生士の指導も管理も教育もしていかないといけないし、

矯正も出来て当たり前になってきていますから

色々学んで尖っていかないといけない事が

山のようにありますが、

そのうちの1つにスーパーエナメルというつけ爪感覚の歯のお洒落療法を

持っておくと

臨床の幅も

症例の仕上がりも

全く異次元によくなります。

 



こちら、

全国に330の加盟歯科医院を目指して

セミナー行っていますから

是非お気軽に受講してみてください!

 

今回は、

歯科医院向けに書いてみました。

パーパー流れ星

 


 


 

 

暑い暑い日が続く、

夏休みになりました!!
お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん達は、

日頃は、

日中の子育てと教育を幼稚園や学校の先生たちに

す~っかり押し付けているわけで、

子どもが24時間ず~~~~~っと家にいると

そのストレスが半端ないのではないでしょうか?

 

毎日、毎日

何か役にたってるのか?とか、

あの先生は全然駄目だとか、

学校でろくなことを教えてないとか

不満タラタラの親御さんだったとしても、

長い夏休みに入ったとたんに

親御さん達は、

普段、

幼稚園や学校が子どもの面倒を引き受けてくれている有難さ、

しかもそれが近所の縁もゆかりもない多くの人達らの税金により

無償で面倒みてもらっているその有難さを

否応なく実感され、

すっかり忘れていた感謝の気持ちがジワジワ~~~と湧いてくるのではないでしょうか?

そんな貴重な一時、それが

長い長い夏休みでしょう。

 

 

さて、

日頃は、

ご自身や子どもの多忙にかまけて

ほとんど気に留めることがなかった

子どもの歯の事、

鼻の具合、

顔の出来、

健康度合い、

日頃の姿勢、

肉の付き具合、

寝相寝方・・・・

色々なことが

24時間子どもと一緒に過ごす時間を

何日も何日も持つようになると、

うちの子って普段こんな子だったのか!!??

など、多くの成長の不具合に気づいてしまい

またまたストレスを感じる。

そういう発見と気づきがあるのも

この長い長い夏休みではないでしょうか?

 

6月頃には

学校健診があったはずです。

お子さんに歯科的な問題があった場合には、

「検査・治療に行ってください」の

お知らせの紙をもらってきていることでしょう。

問題がなくても紙はもらう事になっています。

ちゃんと確認されましたか?

この紙は、

お子さんが

ネグレクトされているのか?

されていないのか?

問題がある家庭の子か?

問題がないちゃんと親の保護の元にいる子か?

を確認するための紙の意味合いもあったりしますから

お子さんのランドセルや荷物を

子どもに管理を任せて私は一切知らないわというようなことをしていて

検診を勧める紙が出ているのに

歯科受診をせず学校への紙の提出もしなければ

ご家庭に問題アリでは?と

要らぬ落胤を押されてしまうかもしれません。。。。

夏休みに入ったら

すぐに

お子さんの荷物をガッサリ出してみて

親御さんは、管理確認を一度はしっかり行っておきましょう!

学校健診の紙はこんなものです。

お子さんの学校歯科健診の結果はご覧になりましたか? | まつばら歯科口腔外科こども歯科

 

主治医に検査と、必要であれば治療を行ってもらいましょう!

とあるように、

政府はかかりつけ歯科を持つことを推奨しています。
経過観察に〇がついている程度でも

一度は近隣の歯科を受診して

ちゃんと診てもらったほうがよいと思います。

 

実は、

幼稚園保育園、学童時代が

一生の長い健康に繋がる要だったりします。

そのため

ほとんどのエリアが、

乳幼児学童時代の医療費は無料化されているか?

地域援助があるはずです。

子どもは国の宝だ!

子育てを支援しよう!

という国の政策、地域の要望によって

お子さんの

歯科受診は無料かまたは非常に安価に可能です。

万が一、

地域援助が望めないエリアにお住まいであれば

積極的に投票権を行使しましょう!

お年寄りには介護保険が国政により

ついたのですから

若い世帯や子どもの未来に投資できないエリアは

変えるか?脱出することを考えるしかないでしょう。

自衛のために致し方ない場合、住民票の移動も検討しましょう。

 

例えば、わが町岡山市の場合

以下です。

 

助成範囲一覧(助成後の自己負担)
対象児童 外来 入院
小学校就学前 自己負担なし 自己負担なし
小学生 1割(自己負担上限額44,400円/月) 自己負担なし
中学生 3割(助成はありません) 自己負担なし
  • 小学校就学前 満6歳に達した日以後の最初の3月31日まで
  • 小学生 満12歳に達した日以後の最初の3月31日まで
  • 中学生 満15歳に達した日以後の最初の3月31日まで
保険診療の範囲内であれば
小学就学前までは
自己負担なしで
虫歯治療はもちろん、
小窩裂溝へのシーラント処置(予防の一環ですが保険適用されます)
エナメル初期虫歯へのフッ素塗布、フッ化物洗口の指導、
小児の口腔機能獲得不全症の検査と各種指導、
乳歯早期欠損への保隙装置、
歯面清掃等
乳幼児に必要な様々な歯科治療や検査を無償で受けることが出来ます。
素晴らしい!!!
 
また、小学生の間には
乳歯から永久歯へと歯がどんどん交換していかないといけないのですが、
今時のお子さんは下ばかり向いてゲームや勉強やお絵描きばかりしているでしょうから
栄養は足りていて歯は出来てきているのに
顎の骨がうまく育ってないとか
咬む力がないために顎がほっそり脆弱なまま
歯だけがどんどん大きくなって顎の骨の中で
大渋滞を引き起こして生える位置を探して迷入している等の
将来的な大問題を抱えるか?抱えないか?の大切な時期です。
それがどうなっているのか?うまくいっているのか?
乳歯の抜歯のタイミングは今!じゃないと永久歯が変な方向に向いてしまうのに・・等の
様々な問題を発見し、うまく誘導してもらえる事までも
保険診療で可能になっていることは意外とたくさんあります。
しかも、
3割負担が1割負担っていう事は、
お買い物に例えれば半額以下!
非常に安価な負担金で済むわけなのですから
歯科にいつ行くの?
っていうと、
中学生に上がるまでの
幼保園時代、小学生時代の今でしょ!!!
という事になりますよね。
 
ちゃんと
親御さんはこの長い夏休みのイベントの一として、
小児の口腔機能獲得不全や
初期虫歯の管理まで保険適用でしっかり行ってくれる
かかりつけ強化型歯科診療所に認定されている
小綺麗で設備が十分整った歯科衛生士が複数名常駐している
時代をちゃんと反映していてくれそうな歯科医院を
選択され
受診予約されておくことを
強くお勧めしたいと思います。
 
家や学校健診で発見可能なくらいわかりやすくなって大きく育った虫歯がるとまでいかなくとも
初期虫歯はたいていのお子さんが持っていますし、
口腔機能の獲得不全も今時のお子さんには
ほぼあります。
小学生のように身長も体重も年々グングン伸びる時期には
ちゃんとかかりつけ強化型歯科診療所で(うちの歯科医院もです)
よりよい歯科医療の恩恵を受けておきたいものですね!
 
大抵の歯科医院を受診すれば
最低でも歯垢染色して
個別歯磨き指導を受けられるでしょう!
歯磨きもフロスも習慣化していないお子さんが、
まだまだたくさんおられます。
こんなチャンス!
見逃さないでくださいね!!
 
 
私の歯科医院には関西からもたくさんのお子さんが
来院されます。
お話によると
関西には
「おばちゃん飴攻撃」
というものがあるようです。
小さなお子さんが
ウロウロ走り回ったり泣きわめいたり
大声上げてはしゃいでいると
どこからともなく「おばちゃん」が現れて、
袋から颯爽と飴を取り出して
デレデレ 飛び出すハート
「おばちゃんが、飴あげようか?」
攻撃を仕掛けてくるそうです。
大泣き歩く目がハート
そうやって
一見優しそうな余計なお節介を受けて
お子さんが育ってしまうと
知らなきゃよかった飴という甘味爆弾を被弾して
甘いもの好きに豹変してしまい
ムキーッもぐもぐえーん
誰も手に追えないくらいの
集中力がない落ち着きがないすぐ切れやすい乱高下の激しい歯医者嫌いの
虫歯持ち、お口臭い子どもだ育成されていくらしいのです。
他の言い方では、
「下町攻撃」と言ってもよいかもしれません。
 
また、スポーツをしていると
「スポーツ飲料攻撃」を仕掛けてくるコーチや引率の先生がいたり、
「乳酸菌飲料攻撃」「ヤクルトおばさん攻撃」「パンこ焼けたけど食べる?おばさん攻撃」
「ケーキ食べる?おばさん」「今夜もカレーおばさん」「ジュース飲んでいきなさいおばさん」
その他にも色々な妖怪が街には生存しているようです。
注意が必要ですね
そういう習慣は、
歯やお口の機能獲得にとっては
マイナスになる事ばかりです。

そういう一見優しそうに見えて
実は厳しい子育て環境の中で育っていかないといけない
お子さんを
いち早く
救って気づきを与えてくれるのが
歯医者さんです。
 
お子さんの周囲の大人のズボラで間違っちゃっている子育てを
早期発見し、修正し、なんなら治療まで請け負ってくれるところが
歯医者さんです。
 
歯科医院によって程度の差、
歯科衛生士さん、歯科医によって当たりはずれは多少ありますが、
普段、
気づかない身体や発育の問題、
もちろんお口や歯の問題を
発見してもらえる、
しかも無料かまたは半額以下で!!ラブラブラブラブ
 
今年の夏休みには
しっかり歯医者さん受診の予約を
入れておきましょう!!
人気のある小児をちゃんと診てくれる歯科医院では
夏休みは予約ですぐにいっぱいになります。
 
早めに予約をしておきましょう!
宝塚観劇に行くのと同じくらい
予約は徐々に取りにくなっていますよ!
(コロナで密を回避する必要があるからでしょう。
宝塚観劇は今閉鎖になっていますよね・・)
 
皆さん、移動と歯科受診時には、
コロナには十分気をつけてくださいね。
また流行ってきていますからね!
歯科医院に行くときは、
ちゃんと薬液によるガラガラうがいも嫌がらすにしてください。
医科と違うのは、
うがい、手洗い、ディスポ製品が歯科では基本になってます。
熱があったり
咳や鼻づまりなどの風邪類似症状があるときは
歯科ではなく医科受診をまずしてください。
そんな症状があるときは
必ず医科で検査して問題がない事を確認してもらった後
歯科受診をしましょう!!
マスクを外してお口の中を診てもらう前には
必ず薬液で洗口をしましょう!!
ブクブク嗽とガラガラ嗽を基本にしましょう。
歯科では治療前にはまず薬剤を用いて歯磨きをしますから
薬剤に弱い様々な細菌もウイルスも感染性はほとんどなくなります。
超々汚いお口の方は
まずお家で(お母さんが)歯磨きをしてきてください!
エチケットを守りましょう!
 
それでは!パーパー
 

 


歯を出来るだけ削られたくない!

 

これはどの人にも共通の願いでしょう。

 

その願いをかなえることが可能な審美歯科治療の一法として

 

スーパーエナメルは誕生しました。

 

歯にこんなに極薄のセラミックを貼り付ければ

とりあえず、見た目バッチリ!になれる人がかなりの数おられます。

 

私の歯科医院では

初期はルミネアーズというアメリカの会社が提供する技工システムを使っていましたが、

そのやり取りに辟易したところがあり、

日本にスーパーエナメルという新しい技工システムを作り上げたのです。

約10年前の話です。
このルミネアーズというシステムは、

技工士育成システム、歯科医向けセミナーシステム、

販売している製品等、とても秀逸

日本にはまだない

総合的な審美歯科治療システムです。

何故、辟易したのか?と言えば、

日本の場合、海外からの未認可製品や技工物を日本で提供するためには、

輸入代理店が間に入ることがほとんどなのですが、

この輸入代理店を経営する人のほとんどが

歯科医でも歯科技工士でもない

臨床に精通していない素人が行う事が多く、

日本のルミネアーズもそれに違わず歯科医にとって

非常に使いにくい制約のある仕組みでしか利用できなかったので

提供される技工物の当たりはずれが酷く

その修正等のやり取りが非常に難しく

患者さんのご希望にも歯科医の希望にも応え辛かったからです。
しかも、都度都度、儲けをオンしてくるので

イチイチ高い。

こんなの使えるかって(泣)

 

 

その点、同じように海外のシステムで

同じように海外から輸入してくる技工物なのですが、
インビザラインJAPAN社という会社はとても良い感じで動いていて、

抱える営業のほとんどが元技工士という陣容ですから
(そうでないと営業に来てもナニコレ?って感じ。

落差は酷いが、

アメリカ的に顧客評価アンケートが常についてくるので

役不足とされた営業は他所の部署に転換されている)

歯科医が受けるストレスはかなり少ない方です。

それくらいの規模に会社が育つには

やっぱり様々なシステム開発やコンテンツの開拓が必要なのだな~と

感じます。
そして原価が安い、人気が高まり儲けの歩合に余裕がある。
そうでないと企業は成り立ちませんからね(日本は税金高いし)
 

ルミネアーズを患者さんにご提供させていただいていて

辟易した頃、

私は、アメリカの審美歯科学会に参加させていただくことが出来、

アメリカの優秀な技工士や歯科医と夜遅くまで話し合ったりして、

自分でルートを開拓することを試みることを行う事になりました。

それが、

当初、アメリカでも盛んに行われ始めていたイボクラ社の

e.maxという二ケイ酸リチウム(強度が400MPaとかなり高いガラスセラミック)の

プレスという手法を用いたものです。

この手法は約10年前に参加したアメリカ審美歯科学会で

発表され始めていたやり方でした。

実際臨床で使ってみると、

この手法では、日本人の多くにとって

歯の色が綺麗に上がらないという問題が生じました。

(日本の場合、

歯が綺麗で歯の色もとても綺麗なのに

その上に貼りたいという患者さんのほうがレアなため)

二ケイ酸リチウムなどのガラスセラミックでは、

素材の透過性が高すぎて

上手くセメントでマスキングしなければ綺麗に仕上がらないという技術的に非常に難しい問題が残ってしまいます。
画像1:

こんな風に、

0.3mm程度の薄さで作るものです。

キャスタブルセラミックですから、

従来の金属修復物と同じように

模型上にワックスアップをして

それを埋没材に埋没して

焼き飛ばし、埋没材の穴の中に

鋳造可能な状態に溶かしたセラミックを

真空加圧鋳造して原型を作ります。

埋没材から鋳造セラミックを取り出して

固着している埋没材を除去すると

上図のような感じで

0.3mm薄さのキャスタブルセラミックの集合体が出来上がります。

そのスプルー(湯道)をカットして

成型して

模型にフィットするように多少の修正を足したり、

セット時のストレスがなくなるように修正したり、

キャスト時にガラスが確実に入っていくように

厚めに(それでも0.3mmで可)が必要だった部分の厚みを

より薄くそれこそ0.1mmを切るナイフ状にまで修正を足したり、

内面にフッ酸処理を追加して接着強度を保障しておいたりしながら、

表面にグレーズ処理を追加再焼きし、

基本納品物が出来上がります。

こんな感じで、

模型も分割模型、非分割模型(歯肉部トリミング)ダブル製作して

作るように指導していますから、

歯面移行部はカミソリのように

薄く薄く仕上げてもらう事が出来ます。

もちろん、その膨大な手間暇を省きお金が同程度もらえればラッキーと考える技工所が多数ありますから

そのあたりの細かいチェックと指導管理が歯科医側の仕事へのこだわり具合によって

仕上がりを左右し、

同じe.max presss製だとしても

納品物の出来は大いに異なってきます。

また、日本の技工士はノンプレップべニアの基礎を学んでないですから

形をとれない技工士はとても多いです。

非形成の技工の不自由さの中で

歯をカッコよく形を作るというセンスは

指導してもこの人には無理だな~という場合がしばしばありました。

 

画像を見てもらえれば

わかると思いますが、

こうやって模型アリで

作製させチェックされる技工物というものは、

ブレーシングがきっちり効くので

脱離のリスクも減らせますし、

前からだけではなく、斜めから見ても横から見ても

どの角度から見ても隙間なくノンプレップべニアが表面を覆っている

完成度の高いノンプレップべニア治療に繋がっていきます。

この辺のチェックをちゃんと歯科医がするか?

しないか?

技工物をチェックする人間のこだわりが入ってくるわけです。

それがないとよい治療につながりません。

ノンプレップべニアは、

1面から見てしまうと技工物の薄さのイメージが伝わらない可能性があります。

べニアは隣接面に向けて

歯面に即してカーブしていますからその薄さのイメージが湧きにくいかもしれませんから

もう1つ画像をつけておきます。

紙のように薄いです。

画像2:

このように丁寧に技工作業してもらえれれば

削らない歯面にセラミックを貼っても出っ歯になりません。

(もともと、出っ歯の人はそのまま出っ歯ですが・・・)

ただ、ガラスセラミックだと

極薄に仕上げてもらうと

画像1の手前のHTというハイトランスのインゴットを用いても

奥側のHOというハイオペーキーなインゴットを用いても

極薄ガラスセラミックの特長で

下地の色を拾ってしまうのです。

それが素材特性なので致し方ないのです。
そこで、オペーキーな色調バリエーションが豊富な

DENMAT社(個人輸入品)の特殊な遮蔽効果の高いレジン系セメントを使って

歯科医がチェアーサイドワークで補正をかけていくのです。
とはいえその時適合がとても良いと逆にセメントスペースが足りませんから

レジン系セメントの遮蔽効果が期待できなくなります。

その辺をワックスアップの段階で模型上に

セット時に滑らない位置にセメントスペースを必要量与えておくという事まで

技工ワークでは要求されています。
だからスーパーエナメルで綺麗に仕上げるには

ラボワークが滅茶苦茶大変なのです。

 

そこで、

通法では

従来のthin ベニアの手法を用いて

ガイドバーで均一に歯を削り取っていきます。

(こちらのほうがメジャーな手法です。

反対にスーパーエナメルではしません
ガイドグルーブを掘って均一な厚みに歯を削り取れば

透け感も均一にできますから

e.maxなどのガラスセラミックでも

下地になる歯の色や形に問題が少なければ

揃った色の完璧なスマイルを作ることが容易に可能になります。

ですから、e.maxでされる歯科医の多くは、

グルーブガイドバーを使って
必ず歯を削りに行きます。

 


こういうバーを歯科医がつけていると

あ~~歯をこの厚み分削りに行くんだなと

察知されるとよいでしょう。

 



この厚み分の歯を削り取る治療に入る第一ステージで

使われる削り代のガイドを掘るための

バーなのでね。。。。。

 

スーパーエナメルでは流れ星

このバーは使いません。流れ星

ですから

もしも加盟歯科医院であったとしても、

このバーを使う歯科医に当たったならば、

それはスーパーエナメルじゃない治療に入っていると考えてください。

歯を出来るだけ削られないべニア治療を

期待されていてその歯科医院を選択してしまうと

このバーを使い始める段階で

あなたの歯は予想外に大いに削られていくしかなくなっている選択をしたことになります。
もちろん、この手法のほうが

べニア治療ではメジャーな手法ですから

使う治療を否定しているわけではありません。
一律の厚みに削り取ってもらわなければ

上手く色だしできない技工士と組んでいる歯科医であるだけで、

歯科医は技工士の要望に従って

「自分が習ってきたやり方では色が出せませんから

ちゃんと一定の厚み削ってくれないと作れませんよ」と

言いますから、

技工士に製品を作ってもらわなければ何もできない歯科医は削り取るしかないと

単に技工士サイドの要望を叶える任務を果たしているだけなのです。

何しろ、歯科医の主な任務とは

歯を削り取る事なのでね。

他人の歯を非可逆的に侵襲しても

罰せられないのは歯科医だけが持つ特権で

それが歯科医の主な役割です。

 

昨今は歯科医師国家試験が非常に難しくなったり
学生時代に診療行為を行えなくなってきていますから

技工をほぼしたことがない若い歯科医だらけになっています。

何しろ、歯科医師免許を取るのは歯科医師の仕事をするために取るので

学生時代がほぼ唯一の技工をする期間だったはずなので

その機会に経験しなければ一生技工の事がわからず終わりますからね。

私の時代はまだ幸いにも学生時代に学生診療がありましたし、
学生時代に受けもつ患者ケースはすべてその学生が技工をしてましたから

そのためにたっぷり技工を練習しました(その余裕があった)

更に大学病院で補綴に残ったので技工は夜なべして徹底的に経験させてもらいました。

今の補綴科は大学によるのでしょうが、

補綴に残りながら5時半とか6時半退社(労働基準法が医療に適用されるようになり

8時間勤務しかさせてもらえない)で外注技工にしてしまってるとか・・・・・

世も末ですね。。。。。

そんな感じで、

技工をほぼしてきたことがない歯科医のほうが一般的ですから

大抵の場合、

そんな風に技工士がいうからその要望に従って

(技工士が仕事を楽にやるために)

歯医者は削る任務を全うするのです。

 

ガラスセラミックの場合、

厚みが不均一だと

下の画像のようになります。

どうですか?色むらがあるでしょう?

ご自身の歯の色と乖離した色を選択すればするほど

この色むらは表に出て来てしまいますねえ~~~。

 

下地の御自身の歯の色

+接着するセメントの色(セメントのフローによって厚みが変わり色が変わることがあるのもべニアの特長です)

+上の画像のようにセラミックの厚みの変化による色むら

 

その3つの要因が相乗しての結果で、

色むらが非常に出やすい治療になってしまいます。

 

ですから、型どりまでに下地の歯の色を整えておくことが

とても大切になり、

歯並びも整えておくことが大切になります。

ただ、

全部合体させたうえでの光の透過性で

スマイルの色むらの有無が出来上がるので

非常に難しい治療になりますが、

日本の非常に多くの人にとって

スーパーエナメルはそのグレードでも

全く問題を感じられない楽しい歯のつけ爪感覚のお洒落として

非常に多くの患者さんから喜ばれています。

人生80年以上生きて

自分の歯で美味しく食事して

楽しく会話して

いつまでも清潔そうな口元で

思いっきり笑える楽しく前向きな人生を

謳歌したいと願うほとんどの方にとって、

自分の大切な歯を削られるより、

多少の色ムラがあったとしても

ピカピカと光り輝く真っ白で綺麗に揃った歯面

それで十分!!

自分の歯を均一な厚み分削られなくても、

スーパーエナメルで

スマイルは格段に清潔に見え、

超ステキに見え、

歯にありがちな色素沈着や歯の脱灰や白濁や継ぎ接ぎから解放され、

スマイルに自信が生まれ、

性格がよりハッピーで明るく前向きになれ

超満足!!

そんな数多くのご支援の声に支えられて

スーパーエナメルは10年以上の長い歴史を日本に刻んできました。
それがe.maxなどのプレスセラミックのスーパーエナメルです。

歯に段差を刻んで削ったりしません!!

それで十分幸せになれるのです。

 

 

 

歯を削らないでe.maxでやる手法と比較すると

高額になりますが(技工代が半端なく高いので=中抜き業者がいるため)
ルミネアーズのほうが遮蔽力も質感も

根強い人気があったりします。

こちらは261MPaです。

多少扱いにくい(割れやすい)強度になります。

e.maxは400MPaはありますからね。

とはいえ、昔あったコンタクトレンズべニアの100MPaよりまだマシです。

ルミネ―アズ(ニューセリネート)は

元々、アメリカ人好みの歯の色と質感を出せるガラス素材として開発されています。

相変わらず世界中でルミネアーズの治療はまだまだ選択されています。
ルミネアーズでなければ出せない色と質感というものが存在します。

この辺りは

ご自身のこだわりがどこにあるのか?で

決めていただくのがよいと思います。

 

私の歯科医院ではルミネアーズも可能ですが、

他の歯科医院ではなかなか難しいでしょう。
ルミネアーズが取り扱える歯科医院の数は、とても限られています。

現在、アメリカへのセミナーツアーもなくなっています。

DENMAT JAPAN社の業務がどんどん縮小しているような気がします。

個人的には、

再開されてもよいのではないか?とも思いますが、

強度が弱いタイプですから

結局、術後の長期経過のトラブルが絶えないので嫌になったのかもしれません。。。。

この辺りはどうして撤退されたのか?

一ユーザー側なので、知る由もありません。

 

さて、

次に進化させたのが、

ジルコニアによるスーパーエナメルです。

こちらになると素材の透過性を格段になくすことが出来ました


 

どうですか!

凄い遮蔽性ですよね!

遮蔽力がありながら表から見たら透過性がある天然の歯のように見せてるんです。
凄いぞ!!

スーパーエナメリストDT(技工士)!!

この作品を作れるのは唯一無二!!
このスーパーエナメルZR担当の技工士だけです。

 

 

さらに、上の研究結果から

ジルコニアの素材特性が

現存する修復材料中で

最強安定の材料として抜きんでていることも

ジルコニアをどんどんお勧めするように移行していった

決定的な理由になります。
ただ、

ジルコニアは非常に硬い素材で

キャストできませんから

ミリング加工が必要になり、

その分、全く異なる技工機器の設備投資(千万円から億です)が

必須で、

更に様々な技工上の技術と根気と耐力と高い志が必須な

別物の技工物になっていますから

価格帯はe.maxよりも断然割高になります。

 

スーパーエナメルでは

現在、主に2名のジルコニアセラミストと組んで
毎月数百万円の技工代をお支払いしていますが、
ZRDIを担当する技工士は、

腕も特徴も志も目標も全く別の方向を向いています。

技工物、それは技工士の魂の作品です。

 

その作品を如何に使って

よい仕事を患者さんに提供するのか?

って事がセラミックを扱う歯科医院の個人個人の技量になります。

ZRにはZRが譲れない良さがあり、

DIにはDIが譲れない良さがあります。

 

この辺りは、書き出すと

超々長いブログになっちゃいますから

本日はe.max編程度でやめておきます。



歯を出来るだけ削らずに

極薄セラミックのほうを徹底的に削らせて

技工士さんの作品を

そのプライドと共に輝かせているのが

スーパーエナメルです。

全国に現在、40軒の加盟歯科医院がありますが、

そのすべてのパフォーマンスで

最高のものを御提供していけるように

必ずスーパーエナメル事務局の提供する技工物を

スーパーエナメルとして提供していただくように

お願いしています。

 

そもそもスーパーエナメルに全く加盟もしていないし、

スーパーエナメルについてセミナーさえも受けたことがないけど、

何故か?スーパーエナメルという名称だけ使ってやってみていますというような

非常に迷惑でとんでもない歯科医院を発見したら

とりあえず注意し、

法的に問題があると御伝えして対応してもらうように努力はしています。

 

名前が売れるとバッタもんが世の中にたくさん出回るのは常ですから、
スーパーエナメル治療を受けたい方は、

必ずスーパーエナメルのHPで御確認され、

おかかりの歯科医院が加盟歯科医院であること

ガイドグルーブ用のバーを持ち出されない事、

(もちろん、持ち出してもらってもよいのですが、

その治療はすでにスーパーエナメルではなくなっている事を理解して

承諾しておくことは大切です)

(また、グルーブさえ入れないでモックアップもしないで

ガイド無しに大きく削り取っちゃうタイプの無法者みたいな

歯科医も中にはいるでしょうから、それは本当にご注意ください)

製品にはすべてシリアル番号が発行されるので、

提供される製品のセット前にスーパーエナメル事務局に

メールでお名前と加盟歯科医院名等を御伝えになり

スーパーエナメル事務局を介した技工物であることの確認の問い合わせを

されておくと間違いがないかもしれません。

シリアル番号のあるスーパーエナメルであることが、

全国のスーパーエナメル加盟歯科医院で何かあったときに対応してもらう際などには必要になります。

(スーパーエナメル加盟歯科医院でありながらスーパーエナメルを提供すると言っておきながら

スーパーエナメルではない別の技工物を提供されてしまった患者さんが

酷い治療結果に泣きついて来院されたという

非常に驚くような経験がありました。

そういうことをしちゃうと

多くの加盟歯科医院にも大変なご迷惑をおかけしますから

そういうトラブルは起こさないようにすべきですね。

その歯科医院にはスーパーエナメル加盟歯科医院から

即、退会いただく対応を取らせていただきました。

もちろん、

スーパーエナメル加盟歯科医院でスーパーエナメルでない技工物を提供されることもあるでしょう。

ただ、その際は、

それを患者さんに十分説明しておき歯科医が別の技工士に依頼することの優位性を

患者さんにきちんと説明してあり、それに対して患者さんが納得され承諾されていて

スーパーエナメルでない技工物なのだけど結果に満足であったならば

それは全く問題にならないので、

事務局に相談やクレームは届きません。

それはそれで別の治療を受けて成功しているわけですからね。。。

 

 

歯科医院というのは、それぞれが独立した事業主が行っているので、

色々な歯科医院があるほうが当たり前なのです。
色々な歯科医院がそれぞれの価値観で歯科医療を提供していますから

患者さんもそれぞれの価値観で医療機関である歯科医院を選択されることになります。
価値感が違ったからと言ってその歯科医院や医療機関を非難する口コミを

書き込む嫌がらせや鬱憤晴らしをするのは

おやめくださいねというのは以前のブログにその理由もつけて

何度か書いています。
あなたと全く同じケースで同じ価値観の人はいないわけですから

悪い口コミは誰の役にも立ちません。

歯科医療は非常に繊細でバリエーションに富むので

大多数の人にとって問題がある医療を提供していると

まず歯科医師会案件になり、警察案件になり

保険医停止や歯科医免許停止等の

罰則を受ける仕組みになっていますから

お一人の価値観だけで悪く書く必要はないでしょうし、

それを参考にされるのは間違いでしょう)

 

ご本人が選んだ歯科医院でスーパーエナメルを希望して相談しに行ったけど

スーパーエナメルでない技工物のほうが良いものが出来ますよと説明を受けられて

納得し、承諾し、その治療で素敵なスマイルにチェンジ出来

モデルさんのようね!凄く綺麗!とHAPPYになれたならば

それはその選択で間違いなかったとご本人は喜ばれ納得されているので

事務局に相談は来ません。(別物なのでね~~)

スーパーエナメルではないものをスーパーエナメルですと説明して

その治療がとんでもない納得いかない結果になっていると

スーパーエナメル事務局に即ご相談メールが飛んでくるのです。

(患者さんはスーパーエナメルだと思っているので)

それで、スーパーエナメル事務局が患者ケースごとにシリアル番号管理してますから

それを確認してその患者さんのその歯の日付これこれだけど

スーパーエナメルを納品してないぞという事は確認可能にしてありますから、

それを確認できた時、問題が深刻化するのです。

非常に単純

スーパーエナメルでない技工物を

スーパーエナメルという名称で提供しては駄目なだけです。

それはスーパーエナメルを作ってくれる技工士の作品ではない偽物を

歯科医が意図して提供したからで、

トラブルの原因も仕組みも

とっても単純

スーパーエナメルの名称を詐称したらダメ。

それだけのことが守れるか?守れないか?

守れる歯科医か?守れない歯科医か?

普通は守るでしょ?

 

普通の法令順守できる歯科医にかかりましょう!!


 

技工士さんの魂、

技工物には、ちゃんと敬意を払いましょう!

そしてよい仕事への対価もちゃんと支払ってね!

 

 

それでは、

本日はこの辺で!

パー流れ星

 

 

 

 

 

インビザライン矯正って皆さんはすでによくご存知ですよね?

 

こんな透明な上下別のマウスピースを

1日24時間のうちの20時間以上1週間づつステップアップしながらはめ続けていたら
すっかり綺麗に歯が並びますよっていう超スマートな矯正治療法です。
 

基本、この装置を作るには

上下の歯型をスキャンしたり

精密印象(ピンクや黄色の保険治療で使用するようなアルジネート印象みたいなちゃっちい型どりではなく、
シリコンを用いた精密な型どりが必要)で

各歯の面に最低でもちゃんとフィットするような

まともな型を上手く採取して

(自宅に送られて来た型どりキッドで印象の内面の状態も読めない素人の患者さん本人が型を自採りして

郵送して作るなんて歯科をなめてんのか?って疑うような、な~んちゃってアライナー製作所行きという

インビザライン以下のバッタもんも中にはありますから

皆さん、誤って選択しないように十分ご注意してくださいね)

それを基に各ステージング毎の3Dプリント模型(プラスティックのモデル)を作って

そこに3層構造の弾性がありつつ持続的復元性を保証した

スマートトラックという特殊な矯正治療に特化して開発された

透明なプラスティックシートを加熱成型圧接加工して

作ったマウスピースを綺麗にトリミング加工して

(以上の工程は清潔な環境下で汚染物混入が防止されたシステム下で作製される必要がある=口の中に入れるのでね)
必要事項を印刷表記されたプラスティック製の袋に個別包装して完全シーリングされて

変形を防止するために

パッケージングされ、

段ボールに梱包されて

空輸されて

歯科医院に届くという国際基準にちゃんと適合していることが保障されている

アライナー装置による矯正治療というものがあり、

その信頼性は世界中の歯科医に支持されているので

世界100カ国以上の国々で提供され、

これまでに1200万人超患者様に

提供されて来た最高にクールな矯正システムに育ってきています。

 

 

空輸???国内で作ればいいじゃ?

って思う方がおられるかもしれませんが、
国内で同規模で同じグレードの仕組みを提供しようとすると

半端なく高くつき

インビザラインごときの治療費設定ではご提供不可能です。

世界広しと言えども

誰もそんな損なことで歯科医院側にもリスク大な矯正治療は成功しないです。

 

日本でインビザラインと同じグレードの医療サービスを構築しようとすると

無償奉仕どころか超赤字になりますね。

医療も赤字では持続的な事業は出来ません。

(国が補助金で全部カバーしてくれるなど何かあれば可能かもしれませんが、

歯並びを治すことには保険さえ使わせてもらえないのが現状ですね)

 

この前、運送会社のクロネコヤマトが、

アライナー矯正システムを開始したとニュースでやっていましたが、

あれをあえて選択する人がはたしているのでしょうか??

 

そもそもですが、技工士さんも

投資家の人も
歯を動かすってことを舐めてませんかね?
こういうのに参入してくる人を見ると、

責任の所在は歯科医にあるというのを悪用して儲けようとしている事業としか思えないですよ。


歯を動かすと歯根は吸収し
骨のリモデリングがちゃんと滞りなく行われないと

歯はグラグラになっちゃいます。
下手に動かせば歯茎が下がりますし(歯茎がついて来ない)

薄々の骨が更に薄くなり

下手すりゃ歯の神経も死にます。

下手な矯正治療を受けたばかりに

80歳で20本の歯を残し

不安なく食事出来歯磨きも楽という明るい将来を破壊する事につながる場合もありえます


歯並びを変えると必ず咬み合わせ不調はいったん生じます。

石と同レベルの歯どうしが最終ゴールに行く前にガツンガツン変な位置で咬む度に当たるのですから

矯正途中に歯が欠けたり歯が折れたり歯が割れたり

修復物が外れたり歯にヒビが入る可能性も

矯正治療したせいで治療中に一時的に高まります。

矯正治療で歯の位置を動かすときは

どの歯科医も非常に神経を使う必要があり
患者さんも歯科医のいう事をよく聞き、

歯科医の管理下で必ずトラブル少なくなるように

順序良く行われる必要があります。

 

ヤマトに就職した技工士さんが

歯科医院から受注を受けてマウスピースを作っては~い宅配便ですって

各家庭?各歯科医院?に送り届ければ歯列矯正がトラブルなく進行すると信じる人って

果たしてどれくらいいるのでしょう?

通常80万円~120万円の矯正治療に革命をもたらし
(海外では60万円が標準)

20万円台、30万円台で可能にするなんてのは

もはや医療ではない??

ちょっとかなりやばい??と

普通の歯科医ならば疑ってしまいます。

矯正治療の勉強をきちんと積んできた高給の歯科医が

ほぼ関わらない(注文を取って型を取って送るだけ?)

秀逸な歯科衛生士もほとんど関わらない、
安価な時給の技工士主体の矯正、

人件費ケチってるからそんなに安いんじゃないのかな?

安すぎる矯正??怖いな~って思うのほうが

普通のように思います。

 

まあ、そういうバッタもん商法は

どの業界にもありますし、

バッタもん好きという人は一定数いますから

そういう事業もちゃんと成り立つのかもしれません。

廃業せず訴訟も少なく何年くらいヤマトが関わるのか?

今後も注目してしきたいと思います。



もちろん、

インビザラインは有名で秀逸な世界的な企業のシステムですが、

インビザラインを選択したらどのケースも上手くいくと気楽に考えてる人もいるかもしれませんし、

日本だけでなく海外にも

多数のバッタもんな~んちゃってマウスピース矯正を提供する技工所や業者は多数あり

みんな辟易しているし、

矯正歯科学会や歯科の学会では素通りされてる技工所ブースが多数あるのは

ちゃんと矯正を勉強している歯科医ほどよく知っていますから

ま~、そういうのをあえて選ぶ人も中にはいるんだな・・・

程度の受け止め方しか矯正歯科ではされていません。
ワイヤー矯正でも治療のグレード、仕上がり度には

かなりのバリエーションが存在していますから
アライナー矯正もそういうバリエーションが許容範囲内であれば問題にならないかもしれません。

(実際には訴訟に至るケースは増えているそうです)



そもそも、

アライナー矯正(マウスピース矯正)というものは、

日本の歯科では、誰もちゃんと習ったことがない治療法なのです。

歯科医も歯科衛生士も歯科技工士も歯科の業者さんも

だ~れも歯がどうやって動いて、

どういう動きが再現性が高く

どういう動きが再現し難く

同一素材の変形の繰り返しで

どうやれば意図した歯の動きが出来、

意図した動きにならなかった時に

どのタイミングでどうやって歯科医が別の手法を追加して

ホローアップして修正かけて

ちゃんとトラブルにならないように終わらせていくのか?

について正確な情報を得る術も少なく

未だほとんど公的に披露されたり教育されずに

流行っちゃっている治療法ですから

今後、

どの業者やシステムが残っていくのか?は

(歯を動かしたならその後後戻り少なく10年くらい安定して経過しないとね)

まだ誰もわからずに走り続けている新しい矯正歯科治療分野です。

 

さあ、本題。

インビザラインを早く終わらせる究極の技とは?

それは、

矯正歯科医にすべてを任せるのではなく

 

大いに他科連携を利用するです。

 

 

 

矯正だけでうまく進まないところは、

レジン修復やCAD/CAM修復、

アンカースクリュー使ったりインプラント使ったり

歯冠修復やり替えたり、

べニアを貼ったり(これを選択する際はできれば歯を削らないスーパーエナメルが好感度高いでしょう)

何なら口腔外科で外科とセットでとか

美容整形外科とセットで顎骨自体切って動かしたり

皮膚科のフォトフェイシャル治療やボトックスやヒアルロン酸注射治療にまで広げて

あるいは歯周外科治療も含めて

行ってくれるような

一般歯科や

各科連携可能な歯科医院での

治療も受け入れることが

早く良い結果に繋がっていくはずです。

 

30過ぎて歯を顎骨内で動かしていこうとすると

既に歯槽骨や歯周組織の構成要素である

コラーゲン繊維の伸びが悪くなっていますし、

再生能力も徐々に低くなってますから

外力に負けることが多くなります。

この場合の外力はもちろん矯正力です。
そもそも、ワイヤー矯正の時代から

矯正治療だけで凄く綺麗な仕上がりになっていくのは

30代前半くらいまででしょう。

いや、もっと言えば

10代20代では一度くらいは

よい位置目指して歯の位置を移動させておきたいものですから、

それを過ぎての

歯冠修復物もすでに入っているわ、

咬耗も生じてるわ、

虫歯の治療痕も多数あるわ、

歯周病もあるわ、

インプラントもすでに入っているわ

欠損もあるわというような人が

矯正治療を思い立ってしようと考えるならば

絶対に一般歯科の総合的な治療計画のほうに

軍配が上がります!

 

海外でもインビザラインは一般歯科医が多くやっています。

矯正専門医でしなくちゃ成功しませんというのは

完全にミスリードになっていると思うんですよね。

 

例えば、矯正歯科が歯の移動スペースを得るためには

小臼歯を非常によく抜歯する提案をするのですが、

一般歯科ならばIPRを多用してくれて

抜歯の提案が少なくなったりします。

結果ブラックトライアングルが生じない仕上がりに繋がったりします。

ブラックトライアングルがもしも生じたら

(コラーゲン繊維の伸びが足りず歯茎が歯の回転や傾斜の動きについて来れずに生じます)

歯冠修復を追加したり、

歯冠形態修正のダイレクトボンド法等

いくらでもカモフラージュ法を一般歯科は持ち合わせています。

矯正治療だけで綺麗になれるのは、

20代まででしょうね。(まあ、若めだと30代までいけるかな)

 

そういう意味でも

海外のようにインビザラインなどの

アライナー矯正は60万円代までが妥当だと

思っています。

うちの歯科医院では

フルでも65万円!!(調整料、観察料なし)

 

インビザライン単体、矯正治療単体で綺麗になれる人が

どんどん減ってくるお年頃に

一念発起して矯正治療を受けることを考え始めたのんびり屋さんは、

矯正専門医で歯の移動スペース不足のために小臼歯抜きましょうと言われるよりも

一般開業医で小臼歯の抜髄して歯冠修復してもらってでもその小臼歯の歯根を残した方が

長い人生にとってよいという事もたくさんありそうです。

そこまでいかなくても、たいていのケースでIPRを多用すれば

非抜歯ケースで綺麗に歯を並べかえることが出来るでしょう。

抜かない矯正ができれば

骨の変な凹みを生じません。

 

アライナー矯正では

アタッチメントをつけることが歯のコントロールを補強するのですが、

そのアタッチメントをまずつけるためには、

メタル冠修復やMB修復、

セラミック冠にはつきません。

それをまずCAD/CAM冠(セラミックの細粒を練りこんである樹脂の冠)に

置き換えたり虫歯を治したり、

変な形になっている修復物を仮歯にやり替える必要が生じます。

また臼歯の遠心移動量が不足していれば

先に親知らずを抜歯する必要があったりします。
そういう一般治療は一般歯科が行うのが得意なのです。

またインビザラインは1歯づつ動かすことで歯の移動の再現性を高めるというクリンチェックを立てることがあるのですが、

そんな時は隣接面虫歯を歯の削る量を極力少なく虫歯治療する最大のチャンスだったりするのです。

歯並びが悪い人はそもそも歯への価値観が低いご家庭育ちという事が多いので

隣接面にフロスをしたことがない人や

滅多にしない人がほとんどです。

そういう人の歯を動かしていると(インビザラインで)

相対的な動かし方ではなく絶対的な動かし方をしますから

そういう時が隣接面の初期虫歯や進行虫歯が明示できる唯一のチャンスだったりするのです。
そのチャンスを逃すことなく隙間が出来た隣接面から

虫歯治療をしてもらえれば

大切な咬合面の辺縁隆線を削り落とされずに

歯の将来的な強度を保ちながら隣接面虫歯治療が可能になります。

インビザライン治療を

一般開業医で受けておくとよい事が非常にたくさんあるのです。


 

 

私が追っかけしていたインビザラインの
TOPアスリートドクターの昔のケースは
IPRの平均量が半端なく多くて

非抜歯ケースがほとんどだったんですけど、

今は抜歯ケースもどんどん増やしておられますから

IPRの量もすっかり減ったのではないか?と思っています。

(その分、ブラックトライアングルが生じているのではないか?とも思います)

 

インビザラインなどのアライナー矯正の場合、

単一の素材で歯冠形態も歯根面積も歯根形態も骨量も

歯周組織も全く違う歯を包み込んで

矯正していくので

予測実現性が高い歯の動きと予測実現性が低い歯の動きが混在しつつ

歯の移動をかけています。

そしてインビザラインの特長として

治療目標を立てたらそれの微修正は途中ではインビザライン単体では効かず
(だから途中でゴム掛けを追加したり

セクショナルワイヤー使ったりして補正していく必要が生じる)

最後の治療ゴールまで寸分違わず歯を移動させていかないと

アンフィットが生じてよりコントロールを失うというシステム上の特長があります。

昔は何枚でも技工物にチェージゼロで契約の年間は作り変え何度もフリーで可能という

システムでしたが

今は課金があります(とはいえインビザラインでしか不可能な破格値ですが)

どうやってそのアンフィット(予測実現性の低い動きの混在)をリカバーするのか?

歯科医の技術力と患者さんの理解度と協力度がとても大切になります。

それを理解しコントロールするためにも、

歯科医は自らが自分自身でクリンチェックを立案し

アライナーのステージングに応じた歯の反応を見極め助け舟を出して

あってはいけないタイプのアンフィットなのか?

予測範囲内で修正可能な範囲内のアンフィットなのか?

を見極め適切に治療ゴールへ導く能力がなければいけないとされています。

それこそ私が学んだトリノで強調されていた事なんですよね。

predictableな動きか?そうでないか?

 

これを歯科医が常に考えながら治療計画を立てないといけないし、

監視しないといけないし、

リカバーして予測実現可能内に歯の動きをチェンジさせないとダメなんですよね。

 

そういうのを無視して

技工物だけ作ってお渡ししておけばよいのじゃ?

なんて思っている人がいないことを祈ります。

 

ちゃんと学ぼうアライナー矯正!!

 

●30代以上の人が思い立ったら

一般歯科でインビザラインでいいんじゃない?
●その際、100万とか120万とか矯正治療だけで払っておいたら

その後困るんじゃないのかな?
だから一般開業医のインビザライン治療は60万円代のところで受けておけばよいのじゃない?

 

 

以上、本日はこの2件でした。

 

あ!

当たり前の事ですが、10代20代では

歯の動きが全く異なり

骨の改造もよいし、歯周組織の伸びもよいです。

歯冠形態もさほど悪くないし
治療跡も咬耗も許容範囲でしょう。

歯も骨もぐんぐん思ったようによく動きます。

そういう場合は、抜歯矯正してもらってもよいし、
インビザラインでもどこででもやってもらえばよいと思います。

歳取るほど歯も骨も動かなくなりますから

矯正治療単科では

トラブルケースになりやすいと

いう事はよく知っておいてくださいね。