映画「ゾディアック」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
1969年
カリフォルニア州で殺人事件が発生。
その1ヶ月後、新聞社に犯人からと見られる手紙が届きます。
手紙には、自分が2つの殺人に関与していること、そして暗号文が記載されており、暗号が解けなければ大量殺人を起こすと脅されています。
新聞社はこの暗号を解読するために記事を大々的に掲載し、住民の協力を求めました。
歴史教師の夫婦がこの暗号を解読することに成功し、大量虐殺を回避します。
新たな犠牲者
しかし、その1ヶ月半後、新たな犠牲者が現れます。
湖に遊びに来ていたカップルが、ゾディアックと見られる犯人にナイフでメッタ刺しにされ、その2週間後にはタクシー運転手が頭を銃で撃たれ殺害されました。
ゾディアックの犯行を止めるため、デイヴィッド・トスキとビル・アームストロング刑事が捜査の第一責任者に任命されます。
ゾディアックのデマ情報に翻弄されつつも、二人はリー・アレンという人物に容疑をかけるようになります。
リー・アレン
リー・アレンが容疑者として浮上しますが、筆跡がゾディアックの手紙と一致せず、逮捕には至りません。
その後も捜査は続くものの、捜査官たちは次第に疲弊していきます。
敏腕記者のエイブリーは酒に溺れ、ビルは異動を希望し、デイヴィッドはゾディアックの手紙を捏造したのではないかという疑惑までかけられます。
その中で唯一、風刺画家のグレイスミスだけが執拗にゾディアックの調査を続けていました。
独自の調査で、ゾディアックの誕生日や当時のあだ名を突き止めました。
それらは、かつて刑事たちが容疑をかけていたリー・アレンの特徴と一致していました。
証拠がない
グレイスミスはリー・アレンこそがゾディアックであると確信し、調査結果を著作として発表します。
警察もリー・アレンを再び捜査しますが、DNA鑑定では証拠を見つけられず、リー・アレンは捜査の途中で心臓発作により他界してしまいます。
こうしてゾディアック事件は、その真相が明かされることなく終わりを迎えました。