発声のチェック表
次のフレーズを歌ってみましょう。好きなメロディをつけてください。
「いつまでも、そこに愛がある」
それぞれについてチェックしてみましょう。
1)体(フォーム)
2)息(ブレス)
3)声(ヴォイス)
4)共鳴(ひびき)
5)表現力
発声のチェック表
次のフレーズを歌ってみましょう。好きなメロディをつけてください。
「いつまでも、そこに愛がある」
それぞれについてチェックしてみましょう。
1)体(フォーム)
2)息(ブレス)
3)声(ヴォイス)
4)共鳴(ひびき)
5)表現力
ことばからフレーズにする
ことばを1つにして、つなげていくには、いくつかの方法があります。
発した声にヴォリュームをつけて、他の語を巻き込んでいくのです。
いろいろと試した上で、フレームを定め、そこで、どのようにあなたがフレーズを動かしたいかということです。こういう感覚が生じないと、ヴォイストレーニングも未処理に複雑なままです。
[音を1つにするトレーニング]
1)ひたすらあるいた
2)ただ一度だけの
3)この青空に翼広げ
4)ゆうやけこやけの
5)さくら さくら
※注意点
自分の最も出しやすい音高でやること。
長さを無理に伸ばさないようにすること。(同じ質と量を保つ)
間を充分にとって入ること。(いきなりでない、準備をしっかり)
息と体を整えて声にすること。
ことばを一つにするトレーニング
「発声が正しいかどうかのチェックをして欲しい」と頼まれることがあります。
迷ってこのようなことを聞いてくるなら、すでにおかしいのです。
声に関しては、迷いがあるなら、くせがついていると思って間違いありません。
そういう声を中途半端に使っていると声の問題には、アプローチできません。
声の出始めに注意します。声を出す準備を瞬時に整えられるようになることです。
そのために、体や息が充分に働き、コントロールできていることが絶対条件になってくるわけです。
次に、声をまとめて集約して出していくことです。拡散させてはよくありません。
声の終止においては、のどは開いたまま、
力を入れずにお腹の力で止めることです。
止めるときは、しぜんとデクレシェンドがかかり、ブツッと切れません。
やわらかく、ひびきを残したままで止まるようになってきます。
[ことばを1つにするトレーニング]
次の音のことばを使ってトレーニングしてみましょう。
一音 ハ(ッ)
二音 ハイ
三音 ハアイ
四音 ハイハイ
五音 ハアイハイ
息や体を使い込んでいける声
表情力のある声は、必ずしも美声ではありません。
声がよいのに超したことはありませんが、声のよし悪しよりも、
個性が大切なのです。大切なのは、オリジナルの声が使えることです。
トレーニングのときに、めざして欲しいのは、
トレーニングのできる声を使うことです。
息で体が鍛えられていくと、そこに一致してくる声です。
やがて、発声していると、息や体も動き出すようになります。
息や体が使いやすい声となってくるのです。
リズムからフレーズ、そして声からことばを整えるというように順番を変えて、
対応する力をつけていくのもよいでしょう。
[息や体を使い込む]
息や体を声のために使いこむイメージをもちます。
声をきちんと深く捉え、それを体で出していくのが確実でしょう。
体の線と音の太さ
体を声に感じるのが理想ですが、のどの負担が聞こえるのはよくありません。
体全体の線の延長のようなイメージで声が出ていると、
しぜんで無理のない発声に聞こえます。
体が中心で、そこで声が湧き出てくるイメージ、
それを顔で、その表情で再編して出ているようなのがよいです。
(マスクとかマスケラと言う人もいます)
中音域では、高くなるほど細く出すのでなく、
高いほど体で太くとるつもりにすることです。
そのくらいで、ようやく音の質がそろいます。点でなく線でとるのです。
20の声を5や10にして高い声をとりにいき、声域を広げるのではありません。
20の声を100としてから50ぐらいのヴォリュームで1オクターブをそろえる、
そんな感じでしょう。
多くの人のもつイメージと全く逆ゆえに、
トレーニングとして、意図的に部分鍛錬をしていくのです。
[同じ質量(音色)をもって高い声をとるトレーニング]
次の音で上下(高低)します。
ゲーゲーゲー(ミレド)
ゲーゲーゲーゲーゲー(ドレミレド)
ガーゲーゴーゲーガー(ドレミレド)
ガーゲーギーゴーグー(ドドドドド)
多くの人は、ギやグが浅くなります。
そのときは、使わないで他のよい音にそろうのを待ちましょう。