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NOTRE MUSIQUE

Elle est retrouvee.
Quoi? - L'Eternitee.
C'est la mer alleee
Avec le soleil.

JohnSebastianMr Good Times MusicであるJohn Sebastianの1974年のソロ作。
個人的にジョンセバスチャンについては、ラビンスプーンフルのヒット曲程度しか知らず、ウッドストックでのステージや眼鏡をかけたルックスがなんとなく軟弱な感じがしてあまり興味ありませんでした。
本作は大好きなLittle Featの“Dixie Chiken”をカバーしているというだけで聴いたのですが、なんとLowell George本人も参加しています。このカバーはフィートの変態さやファンキーさを取り除いたフォーキーな演奏で、原曲のもつカントリ-的な要素が強くでています。Lowell Georgeのスライドも原曲よりも押さえ気味で渋い演奏です。5曲目のLowell Georgeと共作した“FACE OF APPALACHIA”も隠れた名曲であり、Lowell Georgeのファンとしては外せないアルバムです。
他にもエイモス・ギャレットやライ・クーダーら大物が参加していますが、派手なプレイは一切なく、気の合う仲間で作ったアルバムというリラックスした雰囲気に統一されています。ジョンセバスチャンの素朴な魅力が良く出ています。まさにGood Times Musicなのでしょう。
Ornellaイタリアの代表する歌手Ornella Vanoniのバートバカラックのカバー集です。
日本やアメリカではあまり知名度高くないのですが、先月見た“オーシャンズ12”という映画のオープニングでなんとヴァノーニの歌が使われていたのには驚きました。
映画自体はお世辞にも面白いとはいえませんでしたが、オープニングで彼女の代表曲のひとつ“L'appuntamento (逢びき)”が使われていて、昔のイタリア映画のようなスタイリッシュな雰囲気がなかなか印象的でした。実際曲が流れるのはわずか1,2分程度だったと思いますが、この映画の良いところはここだけかも…
話を戻すと、このアルバムはすべてバートバカラックのカバーで、当然イタリア語で歌われています。2002年発売で今のところヴァノーニの最新作でもあります。バカラックのカバーは原曲が良すぎるため、よほどのことがない限り外しは少ないのですが、このアルバムもイタリア風に上品にアレンジされています。
このアルバムのためにバカラックが書き下ろした曲も1曲あります。どんな言語で歌われようとバカラックの音楽は素晴らしい!
紹介しておいてなんですが、このアルバムは今や日本では外資系レコード店でもほぼ入手不可です。このアルバムに限らずヴァノーニのアルバムはすべて手に入りにくいです、なんとかならないのでしょうか・・・聴きたい方はアマゾンに注文してください。
ちなみに同じくバカラックのオムニバスのカバー集で“Bacharach…Applause~The Look of Love~”という隠れた名作があります。(これまた廃盤なのです・・・)これに関してはブックマークにある“Cafe Smooth”の“テーマで選ぶこんなアルバム”の項をご参照ください。友人Nさんの愛情に溢れた解説があります。

YoYoMa今日もしつこく花粉症のときに聴く音楽の3枚目。
去年発売されたヨーヨー・マとモリコーネのコラボレーション盤。モリコーネの作品をモリコーネのオーケストラをバックに、ヨーヨーマが悠々とチェロを奏でています。ヨーヨーマの演奏ということでクラシックのコーナーにありますが、これはクラシックではないですね。
モリコーネについては大好きな“ペイネ愛の世界旅行”の曲が使われていなかったのは残念ですが“海の上のピアニスト”など近年のものも多いので知っている人も多いでしょう。
同じくイタリア映画音楽の巨匠であるトロバヨーリの昔の作品はかなりCD化されましたが、モリコーネについてはCD化されていないのもたくさんありしたが、2003年にNHK大河ドラマの音楽を担当するなど日本での認知度も上がり、かなり編集盤が出ました。個人的にはカトリーヌスパークの“狂ったバカンス”や“太陽の下の18才”など60年代の作品のCD化を期待しています。(数が多すぎて無理かな。。。)
話がそれましたが、私はこのアルバムを聴くとモリコーネのエレガントな旋律とヨーヨーマの美しい音色のあまりの気持ち良さに必ず眠ってしまいます。
私の高校の頃の音楽教師は“音楽を聴いて眠くなるのは音楽を本当に愛しているからです、でも音楽鑑賞中に寝てたらバシバシ減点します”という激しく矛盾した教育理念の持ち主でしたが、音楽を聴きながらぐっすり眠れるというのは幸せなことですよね。
というわけで、花粉症がひどいときはガマンせずこれを聴いて寝てしまうことにします・・・

YusaYUSA(ジューサ)というキューバの女性ミュージシャンの2ndアルバムです。
キューバのアーティストなのですが、ソウルやジャズやブラジル音楽など海外の音楽に影響を受けているそうで、母国であるキューバの音楽を取り入れ始めたのは割りと最近だそうです。
日本でも“ブエナビスタソシアルクラブ”以降キューバの音楽に対しての理解が深まってきましたが、このアルバムはそんな日本人の描く“キューバ”像とはかなりかけ離れています。ブエナビスタのような音を期待して聞くとかなり痛い目を見ます。
私も1曲目が典型的なボサノバで始まるので、リラックスした感じを期待していましたが良い意味で裏切られました。気持ちよく聞いてるとジワジワーっといつのまにか違う世界にいってしまいます。ボサノバで始まりながら次第に黒い要素が濃くなっていきます。
ライナーにある彼女自身の言葉を借りると、タイトルのBreatheは“息をすること”“生きること”=“すべてを吸収すること”とのことですが、彼女の音楽は意図的にいろんな音楽を詰め込んだのではなく、自然体で吸収して滲み出てくるサウンドです。
彼女はベースをプレイするらしいのですが、これまた淡白でグルーヴィーなベースで上手いのです。その他の楽器もナチュラルで透明感のある音がでています。
古典的なキューバ音楽をリスペクトした新世代のアーティストなのでしょう。1stも聞きたくなりました。
BrianEno前回のPCOに続き今日も花粉症のときに聞きたい音楽です。
ブライアンイーノの1979年発売のアンビエント・シリーズの第一弾。(このシリーズは全部で4枚出ています)
トーキンヘッズに参加したり、U2のプロデュースをしたりと多才なイーノですが、こういったアンビエントな作品が一番彼らしさが出ています。
タイトル通り“空港”をテーマにした音楽で、空港=近未来というイメージで作られたアルバムです。海外への出口であり、飛行機に乗ることの不安感(あくまで昔の感覚です)で緊張感の漂う空港という空間を音で表現しています。
一般的な評価は“Another Green World”のほうが上のようですが、私はテーマのはっきりしたこのシリーズ、特にこのアルバムのほうが好きなのです。最近こういった“~で聴く音楽”のようなコンピレーション盤が多く出ていますが、その走りがこれでしょう。
昨日のPCO同様にいわゆる癒し系音楽に分類されてしまうことが多いのですが、イーノ自身は環境音楽とは捉えていてもヒーリングだとは思っていないそうです。透明感があり純粋に音を聴いて楽しむという原始的な気持ちを再確認させてくれる音楽です。
というわけで私にとっては、花粉症のつらい時や、体調のすぐれないときに聞きたくなる音楽なのです。
ちなみにあまり知られていない(?)のですが、Windowsの効果音はすべてこのブライアンイーノが作っています。どれもわずか数秒の効果音ですが、Microsoftからどのくらいの収入があるのでしょう・・・?

buisiness岡村靖幸のリアレンジ・リミックスアルバムです。
先日出たエピックの“岡村ちゃん大百科”は概出アルバムがリミックスされているのかいないのかハッキリしない状況なので、購入を控えてましたが、こちらは正真正銘岡村ちゃん本人がリミックスを行っています。
昔の“聖書”“Check Out Love”なんかも新たにボーカル録り直し(もしかしてライブ音源かも?)していて、曲数こそ少ないのですが相変わらず濃厚なエネルギーに満ちています。
ソウルやR&Bをやるミュージシャンは日本人はもちろん白人でさえ、黒人へのコンプレックスから逃れられません。(意識しているか意識していないかは別として・・・) かつてポールウェラーは過去のStyle Councilのことを黒人音楽へのコンプレックスでしかなかったと言い、その後自らのルーツに根ざしたロックの道を歩みました。しかし復帰後の岡村靖幸の音楽にはそんなコンプレックスは存在しません。“大好き”の歌詞にもあったように“もう劣等感ぶっとんじゃってる”のです。ブラックミュージックに真正面からケンカを売っています。彼も全盛期はプリンスの影響を公言し、ステージ等で模倣すらしていましたが、体重の肥大とともにプリンスへの憧憬も絶たれてしまったのでしょう・・・大傑作“Me-imi”と本作は音の確信性・音の存在感に溢れています。
本作は岡村自身によるDJ作品ということになるんですが、彼はDJする時にヘッドフォン使わなかったりするそうです。やはり常人ではないです!

PenguinCafeいやー今年の花粉にはまいります、こんなひどいのは数年ぶりです。
私なんか、鼻はつまるし、目は開かないし、口は渇くし、頭はボーッとするしほとんど廃人状態。まともなのは耳だけですよ。
というわけで音楽をくくらいしか楽しみがありません。(花粉症じゃなくても同じなんですが・・・)
花粉症で苦しいときに聞きたい音楽ってことで、このPCO(Penguin Cafe Orchestra)のアルバムを紹介します。
ペンギンカフェオーケストラという一風変わった名前で、あまりご存知の方いないかもしれませんが、数年前亡くなったサイモン・ジェフスが1972年に結成したウクレレやビオラ、チェロなどを中心としたバンド(ユニット?)です。
クラッシック、カントリー、現代音楽に加えケルト音楽など聴きなじみのない民族音楽を取り入れながら、ポップにユーモアたっぷりつまった音楽です。また実験性のあるアンビエントな音楽でもあり退屈しません。
日本ではちょうどこのアルバムが出た1982年は空前のペンギンブーム!関係ないけど便乗してそこそこ売れてしまったらしいです。
いわゆる癒し系音楽(ヒーリングミュージック)でもあり、結構奥の深い音楽なので眠くもならず、頭がすっきりしないときにはピッタリなのです。

これは年末に発売されたものなのですが、あまりにショックな作品なので今更ですが取り上げます。
昨日も触れましたがあのCassandra Willsonの一連のヒット作でギターを弾いているBrandon Rossのソロ作です。カサンドラとのコラボは割りと最近ですが、セッションミュージシャンとしてのキャリアはかなり長いようです。
私はアコースティックギタリストのソロ作ってあまり聞かないのですが、カサンドラ関連ってことで恐る恐る聴いてみるとこれがとんでもない!
全部フリーの即興演奏に近いのか、計算された音楽なのかさっぱりつかめず、常識的なリズムパターン、コード進行は存在しません。カサンドラの“New Moon Daughter”他の諸作品に流れるあの空気は彼が作っていたんですね。あれほど聞き込んだカサンドラのアルバムの種明かしをされた気分です。(もちろんカサンドラの作品は彼女の歌あってこそですが)
あえて表現するならばブルース、アフリカンミュージック、ジャズ・・・と黒人音楽のプリミティヴな部分を一気に芸術の領域まで高めて、それをギター1本で表現しきっています。芸術なんて表現は極力使いたくないのですがそう表現するしかないかな。。。音楽性は違いますが、同じく独自の音楽を追い求めるビルフリゼールの音世界にも共通点を感じます。
しかし、これほど文章で表現することが不毛な音楽はないです。ぜひ聴いてみて下さいとしか言えません。
アーティスト: ブランドン・ロス
タイトル: コスチューム

# 明日は下記アメーバブログのメンテナンスのため休みます。
# リニューアル集中工事
# 3月30日(水)午後9時 → 4月1日(金)午前9時
ミシェル・ンデゲオチェロのJazzプロジェクトらしいです。
正式には“Spirit Music Jamia : Dance Of The Infidels”というのがタイトルです。“Spirit Music”なんて書かれているとちょっと疑ってかかってしまうのですが、参加アーティストにCassandra Willson / Brandon Rossの名前を発見し、即聴いてみました。
他にもレイラ・ハザウェイ(vo),ウォルス・ルーニー(tp),ケニー・ギャレット、オリバー・レイク(sax)など参加していますが、個人的にはハイライトはカサンドラの歌う“The Chosen”です。カサンドラのソロ作を散々聴いているのでミシェルのベースはやや違和感を感じるなぁと思ったら、この曲他数曲ではミシェルはベースを弾いていないようです。プロデュースだけなのでしょうか…
それにしてもやはりカサンドラの歌は体の深いところまでズシンと響いてきます。ブランドンのギターもいつも通りで、ミシェル名義のアルバムなのにここだけは完全にカサンドラの世界です。
全体的にミシェルのベースはジャズといっても4ビートのウォーキングのようなことは一切していません。ひたすら重ーい淡白なフレーズはなかなか凄みがあります。
張りつめた緊張感があり悪くはないのですが、全体的になんとなく物足りない気もします。この企画、帝王が生きていたら参加したかなぁと想像してしまいました
アーティスト: ミシェル・ンデゲオチェロ
タイトル: ザ・スピリット・ミュージック・ジャミア
先日、街角のTVでMTV VMA Award(いつのだろう?)の映像を見ました。
Stevie Wonderが出演していたので立ち止まってしばらく見ていたのですが、StevieとLenny Kravitsの間で激しく踊りながらアフロヘアを振り乱しながら歌うFunkyな女性がどうしても気になってしまいました。(曲はStevieのSuperstition)いったい誰なんだろうと曲が終わるまで見て確認したところ、なんとあのAlicia Keysです!Alicia Keysといえばアルバムのイメージでピアノに向かって淑やかに歌うイメージだったので驚きました。このジャケットのイメージのせいでもありますね。
この“Dialy Of”はグラミー四冠を受賞した彼女の2ndアルバム。彼女は最近のR&BのアーティストにしてはめずらしくHipHopの要素が極めて少ないアーティストで、伝統的な黒人音楽にこだわり続け、HipHopを拒否したためデビューが遅れたそうです。アルバムのほうは“Fallen”のような美しいメロディとピアノの響きが特に印象的です。
こういうリアルソウルの音楽を作る人が減っている状況で、これだけの完成度の高いアルバムをつくり、それがグラミーを取ってしまうのは私のような昔のソウルが好きな人間には喜ばしい限りです。ステージで踊るようになったのは割りと最近らしく、次作がどんなものになるのか今から楽しみです。
アーティスト: Alicia Keys
タイトル: Diary of Alicia Keys