FUJIYAMAめだかです
最近、日に日に暖かくなってきて
春の訪れが間近な感じがしますね
此方では、昨夜雨が降ったので
富士山にも雪が積もりました
(今年は本当に雪が少なかったです)
ただ、暖かかったせいか
夕方にはかなり溶けてしまっていました
朝と夕方でこんなに表情の違う富士山も
珍しいです
今年はかなり暖かいので、例年より早めに
飼育容器の蓋を開けようと思います
…と言うことで、本題ですが
勝手に大人気シリーズ！？
噂を検証する第三弾！
今回は「水道水を手でかき混ぜると
塩素は消えるのか？」です
前回の検証では
水道水をシャワーで勢いよく注ぐと
塩素が飛ぶ…と言われている噂を検証し
検証の結果、遊離残留塩素は
完全には無くならないものの
0.25mg/Lから約0.1mg/L減り
0.15mg/Lとなる事がわかりました
※残留塩素の量は
お住まいの地域によりかなり変わります。
上記は参考値として下さい。
で、前回の方法で塩素は減りましたが
完全に消えた訳ではなく
おそらく、このくらいの塩素でも
バクテリアには影響があるんじゃないか
と思います
なので、前回の検証後の今も
相変わらず水は汲み置きして
使用しています
で、今回は以前聞いたもう一つの噂…
「水道水をシャワーで勢いよく注ぎ
更に手でかき混ぜると塩素が無くなる」
を検証してみます
小さい頃は言われた事を鵜呑みにし
その水で魚を飼育していましたが
熱帯魚や海水魚をやるようになると
生物ろ過などの色んな知識を得ます
そこでアンモニアや亜硝酸塩の恐ろしさと
それらを分解するバクテリアの存在を
知る事になりますが、それらはかなり昔に
アンモニア試薬などで十分に存在を
確認してきました
↑実験中のヤバい水
余談ですが、テトラから発売されていた
テトラテストのアンモニア試薬は
発売中止になったんですね
一応古いのは持っていましたが
新しいのを買おうと思ったら
売っていなくて焦りました
上の画像はRed Seaの
アンモニア試薬です
それはそうと、そんなこんなで
せっかく繁殖させたろ過バクテリアを
残留塩素で死滅させる事が怖くなり
飼育水には必ず汲み置き水か湧き水
急な時にはカルキ抜き剤を使用して
水換えをしていました
(バクテリアは空気中に存在していますが
ろ過サイクルが出来上がるまでには
バクテリアの繁殖が必要で、結構日数がかかります)
前置きが長くなりましたが…
早速検証です
まずは水道水を勢いよく注ぎます
この段階では0.15mg/Lのハズですが
一応再度確認してみます
※今回も会社の測定器を借りました
(ちゃんと許可をいただいています(笑))
で、水を掬い…
試薬を入れて…
混ぜ混ぜして…
結果は…
126ppbなので
0.126mg/L
0.15mg/Lより少ないですが
まぁまぁそんなもんです(笑)
で、この水を30秒間
ゆっくりと手でかき混ぜて…
試薬を入れて混ぜ混ぜし…
測定結果は…
0.01mg/L
これはもう無いに等しいですね
と言うか…
数値を見たのは初めてでしたが
手の雑菌に反応した…？
ような気がして微妙な気持ちなりました(笑)
何だか手が汚いみたいで嫌ですが…
一応、実験前に手は洗っています(笑)
今回の結果は手のタンパク質に反応した…
と自分を慰めておきます
今回測定しているのは
遊離残留塩素ですが
アンモニアなどと反応して出来る
クロラミンを測定すれば
何か見えてくるかもしれません
余談ですが
バケツなどで汲み置きすると
残留塩素が消えると言われていますが
それは光(紫外線)や温度による作用なので
屋外の日中が一番効果があります
一見明るくて同じにみえる窓際などでも
紫外線がカットされるような窓際では
塩素が吸収されにくくなるので
ご注意下さい
で、今回実験に使用した容器は
2.4Lのタッパーですが
水量が少ないから効果が大きかった
…という事もあると思い
15Lのバケツではどうかと
検証してみました
…と言うことですが
長くなってきたので
続きは明日の後編で(笑)
以上
噂を検証する(水道水を手で混ぜると？)前編
でした
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