ザ・不二家 -9ページ目

進捗11901

消費期限が切れたものを除光液で(表示を)消して、またショーケースに

2007年01月18日(木) 18時34分

不二家がプリンなどの消費期限を1日長く表示していた問題で、農林水産省は18日、不二家の本社や工場に立ち入り検査を行いました。

 農林水産省は18日午後、不二家の本社と洋生菓子を製造している埼玉工場、泉佐野工場に立ち入り検査を行いました。

 不二家が埼玉工場でプリンやシュークリームの消費期限を基準より1日長く表示し、出荷していたことを受けて、品質表示の適正化に関する法律=JAS法に違反していないか調査しています。

 「消費期限が切れたものを除光液で(表示を)消して、またショーケースに入れて販売していました」(不二家の元アルバイト店員)

 また、不二家でアルバイトをしていた人の証言では、販売店で消費期限を消して販売していたことがあるということです。

 一方、不二家は、全国のスーパーやコンビニで商品の販売中止が広がっていることから、キャンディやチョコレートなどの加工菓子について、一部の商品ですでに減産に踏み切ったことを明らかにしました

進捗119055

不二家:プリンを期限表示のない状態で出荷 泉佐野工場
2007年1月19日

大阪府泉佐野保健所が18日、不二家泉佐野工場に立ち入り調査した結果、同工場で製造したプリンを期限表示のない状態で同埼玉工場に出荷していたことなどが分かった。一連の問題の中で泉佐野工場の不正が明らかになったのは初めて。

 プリンの期限表示外しについては、本社も了承していたといい、府は食品衛生法違反の疑いがあるとして、泉佐野工場に適正表示するよう指示した。

 また、05年7月11、12日に製造したシュークリーム約1万9060個について、社内基準より1日先延ばしした期限を表示して埼玉工場に出荷。さらに、06年10月22~24日に製造し、同様の表示がされたシュークリーム約1万4600個を埼玉工場から納入していたことも判明した。

 府はこの日午後、調査を実施、同工場長らから事情説明を受けた

進捗105

不二家、減産に着手 あめ、チョコにも波及

1月18日8時0分

期限切れの原料使用が相次いで発覚した不二家は17日、あめやチョコレートなど菓子の生産体制の縮小に乗り出した。スーパーやコンビニエンスストアが同社製品を店頭から撤去する動きが拡大、問題が洋菓子以外に波及しているためだ。不二家は同日、「洋菓子以外の菓子・飲料は安全であり、安心」とする“安全宣言”を出した。しかし、消費者離れは深刻で業績悪化は避けられず、事態の長期化に備えて大幅な減産に着手した。

 不二家が小売店で販売している菓子は、「ミルキー」(あめ)、「ルック」(チョコレート)、「カントリーマアム」(クッキー)など。17日現在、セブン&アイ・ホールディングス、イオン、ダイエー、ローソン、ファミリーマートなど大手流通各社が同社製菓子の撤去を決定、中小・中堅小売店にもこの動きは広がっている。

 また、サッポロ飲料に販売を委託している「ネクター」などの飲料についても、「自動販売機の設置先から『別の商品に替えてほしい』との声が出ている」という。

 不二家では平塚(神奈川県)、秦野(同)、富士裾野(静岡県)の3工場で菓子を生産している。同社は17日には菓子について「洋菓子工場と事業部門が異なり、問題もない。安心して食べられる」との見解を表明した。