ザ・不二家 -7ページ目

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不二家、期限切れ牛乳使用 シュークリーム2千個に

2007年01月10日23時43分

大手菓子メーカーの「不二家」(本社・東京)が昨年11月、消費期限が切れた牛乳を使ったシュークリームを製造し、関東などに出荷していたことが分かった。同社は事実を把握した後も、公表や製品回収の呼びかけをしていなかった。
 同社の広報担当者によると、問題のシュークリームは、昨年11月8日に埼玉工場(埼玉県新座市)で製造された2000個。社内調査によれば、原料となる牛乳60キロの消費期限は11月7日付で1日切れていたにもかかわらず、製造担当者が使うことを決めたという。「捨てるのはもったいない。においをかいで問題ないと思った」と話しているという。また製造担当者は「2年前にもやったかもしれない」と話しており、同社で調査を進めている。
 同社は昨年11月13日に事実を把握していたが、公表や回収をしなかった。広報担当者は「出荷時の細菌検査に問題はなく、消費者からの健康被害の苦情もなかったので公表しなかった。認識が甘かった」と話している。
 同工場が当日製造したシュークリームは計1万個。東京、埼玉、神奈川、千葉、茨城、栃木、群馬、福島、静岡、新潟の10都県に出荷されたが、問題の2000個がどこに行ったかは特定できないという。

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細菌「無限」と記載 不二家札幌工場の検査体制の不備指摘 市保健所

2007/01/19 13:58

大手菓子メーカーの不二家(東京)が、札幌工場(札幌市豊平区)で食品衛生法の検査基準の十倍以上の細菌を含む製品を出荷していたと公表したことを受け、札幌市保健所は十九日、記者会見し、同工場による昨年一月から十二月までの自主検査についての調査結果を発表した。

 市保健所によると、同法の基準を超える可能性がある製品は四件。このうち菌の数を「無限」と表記し具体的な数値を示さないケースが三件あった。残りの一件は同法の基準の三・五倍だった。同保健所は「検査に簡易な方法を取り入れているため、客観的な判断ができない」と指摘、検査方法や判定方法を示した同社の「細菌検査マニュアル」に問題があるとして、早急な見直しを指導した。

 市保健所は十六日から十八日にかけ、同工場から細菌検査書の提出を受けたほか、工場長など関係者から事情を聴いた。この結果、同法では二回の検査の平均値をとるが、一回しか検査していなかったことなどが確認された。さらに一人しかいない検査員は事務職と兼務で、検査作業に慣れておらず、検査体制に問題があることも分かった。同保健所は細心の注意を払って検査に当たるよう指示したという。

 同社の藤井林太郎社長は十五日の記者会見で、札幌工場で昨年五月から七月にかけ、同法の基準の十倍以上の細菌を含んだ生菓子を出荷した事例が六件あったと公表。これについて、同保健所は「現場が混乱していたため、認識に誤りがあったのでは」としている。



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シュークリームの細菌数「無限」 不二家札幌工場に記録

2007年01月19日13時50分
不二家札幌工場の細菌検査記録を調べていた札幌市保健所は19日、同社が発表した6件のほかに、カスタードシュークリーム1件で細菌数が「無限」と記載された記録が見つかったと発表した。

 昨年6月8日の製造分。国の定めた検査方法では、シャーレに検体を載せて細菌数を数え、数が多すぎる場合、数えられるまで薄めて検査する。しかし、このシュークリームは2回薄めたところで検査を打ち切っていたという。

 一方、北海道旭川市内のスーパーで昨年10月に販売された不二家のチョコレート菓子の箱に、ガの幼虫が混入していたことが分かった。指摘した男性に同社が出した報告書によると、昨年7月、神奈川県平塚市の平塚工場で製造された工程で混入したと推測されるという。