動物と一緒に暮らしてると
動物が先に旅立つことが
多いよね。
ぼくも50年以上生きてきて
動物と一緒に生活して
動物が旅立つ体験を
犬がレオ、ラッキー、菜々、ラブ
の4回、猫がうーの1回してる。
その度に生きてるものは
いつか死ぬと言う体験を
している。
動物が死ぬ体験をするたびに
「自分に何かできることは
なかったのか」
「もっと早く気づいてあげられたら」
「なんで早く気づいてあげられ
なかったのか」
「他に何かなかったのか」
「あの時に検査していれば」
「あれが悪かったのか」
などなど考える。
今は獣医となって28年
数えきれないほどの動物の死を
体験してきた。
一般の人よりは動物の死と
向き合う体験が多い。
その度に命について考え
学び、動物の愛を知った。
その体験が今の獣医師シワ男
になってる。
死なない生き物はいない。
必ず別れは来る。
20年足らずの動物の
生き様から何を学び
何を得るのか。
たくさん考え、学び、悲しみ
苦しみ、つらさ、寂しさを
味わいながら動物から
教えてもらい
死は恐怖でも終わりでもなく
ただの通過点でしかなく
死ぬと言うことは
怖くなくなった。
今までお金が無くなるのが怖い
仕事が無くなるのが怖い
住むところが無くなるのが怖いと
何かに怯えながら生きていたけど
結局、お金が無くなって
仕事が無くなって
住むところが無くなって
何が怖いんだろうと考えると
死ぬのが怖かった。
誰にも見つからず孤独に
野垂れ死ぬのが怖かった。
動物の死から学んだことは
死ぬことは決して怖いこと
ではなく野垂れ死んでも
いいんだと言うこと。
死ぬことよりもどう生きるか。
生きることの方がよっぽど大事だと言うこと。
ぼくは、今日死んでも
明日死んでもいいと思ってる。
それよりも今日をどう生きるか
今を生きることの方が大事だと
思ってる。
そりゃー動物が旅立てば
悲しいし、さみしいし、つらい
のは変わりない。
動物との別れを体験すると
「死ぬのはかわいそうで
みてられないからもう飼わない」
と言う人もいる。
死ぬ時はショックも大きいから
その体験が脳裏に焼きつくけど
それよりも一緒に生きた時間に
目を向ければどれだけ楽しく
素晴らしい時間を過ごしたか。
別れはつらくてもぼくは動物と共に
生きることを選ぶ。
今日もありがとう
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