ロンドン大学ロイヤルベテリナリー
カレッジのビット先生が
「獣医はプロトコルを厳にし過ぎで
病気や数値ばかりを気にする」
「動物や飼主さんのことを考えて
もっと柔軟に臨床症状を大事に
するべきだ」と言ってた。
ぼくはこの言葉に激しく同意する。
治療プロトコルは治療の方法だったり
治療の手順みたいなものなんだけど
治療プロトコルにこだわり
病気ばかり気にしたり
数値ばかり気にして
動物より、治療や数値が優先
されることが多々ある。
病気や数値ばかりに囚われて
血液検査の値がどうだとか
レントゲン検査、超音波検査が
どうだとか言って
動物のことを診てなかったり
動物全体を診てなかったり
飼主さんのことを考えてなかったり
する傾向があるね。
獣医がそういう傾向にあるから
飼主さんも心配になって
LINE@やDMで
「血液検査で肝臓の値が高くて
肝臓が悪いと言われて肝臓の薬を
飲んでいるんです」とか
「SDMAが高いから腎臓が悪いと
言われて療法食を食べてます」
ってメッセージもらって実際の
検査データをみせてもらうと
ALTだけがちょっと高いとか
SDMAだけがちょっと高いぐらいで
他の血液データは異常がなくて
エコー検査も尿検査もしてなくて
「肝臓が悪い」とか「腎臓が悪い」
ってなってる。
それはやり過ぎじゃねー
病気にさせ過ぎじゃねーって
思ったりするのさ。
ALTなんて肝臓が悪くなくて
他の問題でも上がるし
SDMAも他の腎臓の値や
尿検査、エコー検査、血圧も
確認して腎臓が悪いかどうか
判断する。
体全体をみないで数値だけみると病気じゃない子でも病気にしちゃう。
獣医が診断しちゃうと病気じゃなくても
病気になっちゃうからね。
腎臓の療法食はタンパク質を
制限してあるからあまりにも
早くから療法食を食べ始めると
タンパク質が少なくなって
筋肉が少なくなったり
肝臓に障害が出たりするから
タンパク質を制限しすぎるのもよくない。
体は腎臓だけで生きてるわけじゃ
ないから体の状況に合わせて
タンパク質を制限しない方が
いい時もある。
それはその子の状況だったり
年齢や体の状態だったり
動物の体全体を診てその子に
合わせないとおかしくなる。
病気や数値、検査データも大事
だけどそれよりもっと大事なのが
動物の体全体の声や
体のバランスだね。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
獣医師シワ男
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