猫の膀胱炎で圧倒的に多くなった
特発性膀胱炎
前は、ストルバイト結石による
膀胱炎が多かったけど
今は、特発性膀胱炎が多い。
結石性の膀胱炎としても
ストルバイト結石よりも
シュウ酸カルシム結石が多くなった。
特発性膀胱炎はストレスが
関係していると言われていて
最近では、母猫が小さいころの
ストレスが影響していて
その母親から生まれた子供は
生まれ持ってストレスに影響を受ける
と言う報告もある。
そうなると今、特発性膀胱炎になってる
原因が母猫の子猫の時の影響って
言われても
どうすることもできない～。笑。
特発性膀胱炎の症状としては
・血尿
・頻尿と言っておしっこを何回も行ったり
・排尿姿勢をするんだけどおしっこが
出てなかったり
・トイレ以外でおしっこをする
そんな症状がみられたときは
尿検査をして
感染がないか、結石がないか診たり
レントゲン検査をしたり
超音波検査したりして
膀胱や尿管、腎臓に結石がないか
診たりして
何も異常がない時は
特発性膀胱炎と診断していく。
特発性膀胱炎は他に異常がない
ことを証明することで診断する。
逆に言うとこれがあるから
特発性膀胱炎という診断はない。
症状だけじゃわかんない。笑。
特発性膀胱炎はストレスが影響してると
言われているけど
猫に「ストレスですか？」と聞くことが
できないから。笑。
ストレスの大きなウエイトを占めるのが
トイレの問題だったりするので
特発性膀胱炎の時はトイレの見直しをする。
トイレがイヤで膀胱がパンパンに
なるぐらいまで
おしっこを我慢すると膀胱粘膜が
刺激を受けて特発性膀胱炎に
なることがわかってきた。
だから猫がどのようにトイレを使ってるか
動画を撮ってもらい
猫がトイレをイヤがってるサインが
出てないか確認するのさ。
□トイレの縁に2本以上の脚をかけてる
□トイレをしている時に脚を上げてる
□トイレをした後に壁や側面をひっかく
□トイレの前に砂を掘らない
□トイレの滞在時間が短い
□排泄物を隠そうとしない
など
上の1つでも当てはまると
トイレをイヤがってるサインになる。
トイレをイヤがってるサインがみられたら
トイレを見直しをする。
大きさの問題なのか
場所の問題なのか
トイレの砂の問題なのか
トイレの掃除の問題なのか
などを見直す
トイレが好きになっておしっこを
我慢しなくてもするようになると
特発性膀胱炎の再発を防ぐことが
できることもある。
これだけが原因じゃないので
100％じゃないけどね。
トイレの問題によって特発性膀胱炎に
なってることが多いから
うちの猫がトイレが好きかどうか
気になる人は
トイレに入る前から排泄してトイレから
出てくるまでの動画を撮ってLINE@に送って
イヤイヤサインが出てるか診るから。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
おしっこ関連の話
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