飼主さんは獣医によって言うことが
違うと不安になるし心配になるよね。
質問の子は膀胱に何か塊りのような
ものが超音波検査で見えるのかな？
膀胱の腫瘍で多いのが
移行上皮癌っていう腫瘍なんよ。
超音波検査で膀胱になんか
塊りが見えると腫瘍かもしれない
って言われるから心配になるね。
癌なんじゃないかと
不安になるし、怖いよね。
超音波検査の性能によって
見え方は違うのかと言う質問が
あるけど
超音波検査の性能によって
確かに違いはあるな。
昔ほど超音波検査の機械
自体での違いはないけど
プローブと言って体に当てて
超音波を出してるものなんだけど
これには性能の違いはあるね。
それによって見え方は変わってくる。
ただ、質問にあるように
オレが超音波検査で腫瘍かポリープか
わかるかと言われたら
初期だとわからない。
ある程度大きくなったり
形がいびつだったりすると
わかるけど、
膀胱が厚くなってるとか
ポリープ状になってる
ぐらいだと腫瘍かポリープかは
わからないな。
オレは24年間毎月画像診断勉強会に
参加して超音波検査もみたり、
画像診断専門医に教えてもらったりしてるけど
その画像診断専門医がみても
わからないこともあるのさ。
だから超音波検査以外の検査もして
確認するね。
尿を超音波検査で膀胱をみながら
膀胱に針をついて直接尿を取って
検査センターに出して
空気があっても生きられる菌と
空気があると生きられない菌と
両方いないか検査して
感染がないことを確認して
感染があれば膀胱炎の治療を
して塊りがなくなるかみたり
超音波検査して1か月後
再検査をして変化が
あるかどうかみたり
質問の人がしたBRAF遺伝子変異検査を
したり
超音波検査で膀胱を診ながら
カテーテルを入れて塊りのところで
カテーテルから吸引して
細胞を取って検査したりして
いろいろやって腫瘍なのか
そうじゃないのかを診るね。
1つの検査だけで診断しようとすると
無理があるから
複数の検査をして確認をしていく。
超音波検査して
「あー腫瘍だなー」
って思う時もあるけど
それは誰がみてもわかるような
状況の時。
質問の人が心配になるのは
獣医によって言うことが違って
わからないから心配になるよね。
獣医によって言うことが違う
ということは獣医もわからない
からだと思う。
実際、超音波検査画像をみてない
から知らんけどね。
わからない時は
複数の検査をして確認するか
経過観察をするか
どっちかになるね。
飼主さんとしては獣医によって
言うことが違うと心配になるよね。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
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サムネイルが入れられん！
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