犬の高齢の子の鼻水は注意が必要 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
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犬の高齢の子で鼻水が出るように
なるのは注意が必要なんだ。
 
 
 
 

 
 
 
犬の鼻水がでる原因が人みたいに
風邪って言うことはまずないんだ。
 
 
 
 
猫は猫風邪があるから
猫の場合は風邪の時も
あるけど
 
 
 
 
犬の場合は犬の風邪ってことは
まずないん
 
 
 
犬の高齢の子の鼻水の原因で
多いのが
 
 
 
 
 
歯周病菌の感染
鼻腔内の腫瘍
口腔内の腫瘍
 
になるね。
 
 
 
 
 
口の中の腫瘍は
口の中を見てあるかないか
確認することができるけど、
 
 
 
 
歯からの感染と鼻の腫瘍は
見た目でわからないこともあるのさ。
 
 
 
 
口の中の腫瘍を見落として
鼻の方に進行しちゃうことも
ないとは言えないけどね。
 
 
 
 
 
 
 
鼻の腫瘍はレントゲンを撮って
確認したりするけど
 
 
 
 
レントゲンじゃ頭蓋骨の中は
わからないこともあるんだ。
 
 
 
 
 
 
 
そうなるとCT検査をして
鼻の腫瘍がないか確認したり
 
 
 
 
歯周病菌の感染によって
上顎骨に穴が開いていないか
確認したりするんよ。
 
 
 
 
犬の鼻の腫瘍は腺癌が多いけど
鼻の腺癌自体は多くはない。
 
 
 
 
その他は繊維肉腫、軟骨肉腫
骨肉腫、未分化の肉腫などが
あるけど少ないね。
 
 
 
 
少ないと言ってもないわけじゃないから
注意しておかないといけないんだ。
 
 
 
 
 
 
 
歯周病が進行して
歯周病菌によって
上顎の骨が溶けて
 
 
 
 
上顎に穴が開くと
鼻腔に炎症が起きたり
 
 
 
 
鼻に貫通して鼻腔内に
膿が溜まったり
唾液が入ったりして
 
 
 
 
鼻水ができることがあるんだ。
 
 
 
 
歯周病によって骨が溶けて
穴が開くんだよ。
 
 
 
 
 
歯周病って怖いね~。
 
 
 
 

芸能人じゃなくても犬も歯が命。
 
 
 
 
歯石がひどくて歯周病になって
麻酔かけての歯石除去を
渋ってると
 
 
 
 
 
高齢になって麻酔がかけられない
状態になった時に
 
 
 
 
鼻に歯周病菌の感染が起こると
麻酔かけて歯を抜くことができないから
 
 
 
 
 
対症療法をするんだけど
歯周病菌の感染だと治らないんだよね。
 
 
 
 
 
うちでも結構困ってる子いる。
 
 
 
 
高齢だと抗生物質をずっと飲ませる
訳にはいかないけど
 
 
 
 
 
抗生剤を止めるとまた鼻水が出て
やめられなくなったりするのさ。
 
 
 
 
 
麻酔をかけて歯石除去ができる間に
歯周病治療をしておいた方がいいよ。
 
 
 
 
 

今日もありがとう
人間より動物好き獣医

シワ神シワ男

 

 

 

 

 

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