犬の顎がガクガクする | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

動物の顎がガクガクすること

あるよね。

 

 

 

 

「顎がガクガクするんです」

って飼主さんから言われることが

よくある。

 

 

原因で多いのが

高齢

歯周病

神経の問題

口腔内腫瘍
だね。

 

 

 

 

高齢で筋肉を衰えてきて

顎の筋肉も落ちてくると

 

 

顎を閉める時に筋肉が

震えてガクガクしちゃうことがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯周病がひどくて

口を閉じる時に歯が当たって

痛くてガクガクしちゃうこともあるし

 

 

神経の異常によって

顎がガクガクしちゃうこともある。

 

 

口の中に腫瘍があって

口が閉まりにくいとか

痛みがあってガクガクしちゃう

こともあるね。

 

 

 

 

高齢で筋肉が落ちてガクガク

しちゃう場合は、

 

 

正直、治療法はなかったりする。

 

 

顎の筋肉つけると言っても

犬は顔体操とかしてくれないから

なかなか難しいね。

 

 

 

歯周病は麻酔をかけて歯科処置

することになるね。

 

 

歯周病がひどいのは動物は

ホントしんどい。

 

 

痛いし、

食べ物が食べたくても

食べれなかったりするし、

熱持つしね。

 

 

頭の近くの痛みはかなり痛い

 

 

痛がらないからと言って

痛くないわけじゃないからね。

 

 

飼主さんはみんな

「痛がらないから」って言うんだけど

「痛がらないから」痛くないわけじゃ

ないんよ。

 

 

痛みを取るためには歯科処置して

あげてってお願いするけど

 

 

「麻酔が怖くて」って

やってもらえないことも多々あるし、

 

 

高齢になって麻酔をかけられない

状況だったりすることもあるね。

 

 

歯周病がひどい場合は、

歯石を取ればいいだけじゃなくて

 

 

歯を支えてる骨のレントゲン検査

して

 

 

骨が溶けてきてたら歯を抜かなきゃ

いけない

 

 

歯を抜いたら抜いたところの

骨を削って痛くないようにしてから

 

 

 

 

 

 

 

 

歯茎を縫う処置もしなくちゃいけないし、

 

 

犬歯とかだったら歯を抜いた

ところに骨の充填剤を入れたりも

しなくちゃいけない。

 

 

高齢になると麻酔時間も気になるから

あんまりひどくなる前に歯石除去を

することをおすすめするね。

 

 

 

神経の問題の時は、

神経学的検査って言うのをして

 

 

脳の問題を疑う時は

MRI検査をして脳に問題ないか確認する

 

 

問題があれば、その問題に対する

治療をしていくことになる。

 

 

それが脳腫瘍なのか、

脳炎なのか、

なんなのかによって治療は

違ってくるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

口腔内腫瘍は大きい塊が

あればわかるけど

 

 

ベロの裏とか口の奥の方だと

わからないこともあるから

注意が必要なんだ。

 

 

口の中の腫瘍なら

外科的に取ることになるね。

 

 

犬で顎がガクガクすることは

よくあることだけど

 

 

原因によって対処も変わってくるから

動物病院でちゃんと診てもらってね。

 

 

 

今日もありがとう
人間より動物好き獣医

シワ神シワ男

 

 

 

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