免疫の暴走を抑える細胞をどうやって増やすのか | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

こんにちは。
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男です。


免疫の暴走を抑える細胞について
LINE@で沢山のご質問をいただきました。
 
 
 
 
 
4月21日の記事で
の話をしたんだけど。
 
 
その中の制御性T細胞が皆さん
気になったようで、
 
 
「どうやったら制御性T細胞が
増えるのか」
 
 
「制御性T細胞を増やすには
どうしたらいいのか」
 
 
ご質問を沢山いただきましたので
お答えしますね。
 
 
免疫の暴走を抑える細胞を
増やすには食物繊維を沢山
採るといいよ
 
 
制御性T細胞は、
 
 
悪玉菌のクロストリジウム属の菌や
日和見菌のバクテロイデス属の菌
が酪酸や酢酸といった
 
 
短鎖脂肪酸って言うのを作るんだけど
その短鎖脂肪酸が制御性T細胞を
増やすんだ。
 
 
ということは、短鎖脂肪酸を沢山
作れば、制御性T細胞が増える
っちゅうことだね。
 
 
じゃぁ短鎖脂肪酸を沢山作るには
どうしたらいいかというと
 
 
クロストリジウム属やバクテロイデス属
が活発になったり、増えたりすれば、
短鎖脂肪酸が増えるよね。
 
 
クロストリジウム属やバクテロイデス属
が活発になったり、増えたりするには
どうしたらいいかというと
 
 
 
 
食物繊維を沢山採る!!!
 
 
クロストリジウム属やバクテロイデス属
は食物繊維が大好き。


食物繊維には水溶性食物繊維と
不溶性食物繊維があって
 
 
水溶性食物繊維は善玉菌のエサに
なって、バクテロイデス属を活発に
したり、増やしたりしてくれる。
 
 
不溶性食物繊維は悪玉菌や
クロストリジウム属の
バランスを整えてくれたり
してくれるんだ。
 
 
水溶性食物繊維は
β-グルカン:大麦、オーツなど
ペクチン:果物など
アルギン酸:昆布、わかめなど
グルコマンナン:こんにゃくなど
イヌリン:ゴボウ、菊芋など
など
 
 
不溶性食物繊維は
セルロース:穀類、野菜、豆類など
セミセルロース:穀物、豆類など
など
 
 
人はこういう食材を沢山使って
食べることがいいね。
 
 
ペットにこれをどう応用するかに
なるんだけど、
 
 
粉末のペクチンやイヌリンを
使うのも1つだと思うんだ。
 
 
ペクチン、イヌリンは水溶性食物繊維
だからあげすぎるとうんちが柔らかく
なったり、下痢になったりするから
 
 
最初ティースプーン1杯をフードに
かけて与えるところから始めてもらって
 
 
うんちがちょうどいい固さになる
ぐらいまで増やしていってみて。
 
 
ペクチンの粉もイヌリンの粉も
いろいろあるので、純度のいい
できれば有機の物を使ってね。
 
 
もちろん食材を使うのもいいと
思うんだけど、
 
 
何をどのくらいあげたらいいのか
さっぱりわかりません。
 
 
だから手っ取り早く食物繊維の粉を
フードにかけて与えるのが
いいんじゃね。
 
 

◆下記の記事も参考にしてください

~腸に関する記事~

 

 

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