おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
小腸と大腸で腸内って違うんだ。
前回、便移植の話をしたけど、小腸と大腸では違うんだ。
小腸と大腸では、pHも違うし、腸内細菌群も違う。
小腸は、弱酸性になっていることで、善玉菌、乳酸菌が増えて、悪玉菌が増えないようになっていて、大腸は中性~弱アルカリ性で大腸菌群が主にいるような状態になってるんだ。
小腸内が中性に傾いてくると悪玉菌が増えて、腸内環境が悪くなってしまったり、逆に悪玉菌が増えることで、小腸内が中性に傾いてしまい、善玉菌が死んでしまうこともあるの。
大腸内が弱酸性に傾いてしまうと大腸がただれてしまい、大腸性の下痢になってしまう。
小腸も大腸もバランスが大事で、腸内細菌といっても小腸と大腸では違うし、腸内環境も小腸と大腸で違うので、いいバランスを保つことが大事になるね。
悪玉菌が全くいない腸内環境というのはあり得ないし、そんなことになったら死んじゃう。
どうしても名前が悪玉菌や悪玉コレステロールなど、悪玉とつくと悪者のような気になってしまうけど、生体には必要な大事なものなので、どっちかだけっていうことはなくて、両方のバランスが大事になるんだよね。
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