お母さんの膣の細菌を赤ちゃんに塗る⁈ | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

こんばんは。

人間より動物好きの獣医

藤原です。

 

 

赤ちゃんの腸内細菌はお母さんから

受け継がれる話をしたけど、

 

 

自然分娩で生まれた子と帝王切開で

生まれた子では、

 

 

帝王切開で生まれた子の腸内細菌は

少なくて、免疫力が弱いって言われ

てるの。

 

そこで、2016年2月2日発行の

英医学誌「ネイチャー・メディスン」

が「vaginal seeding」っていう

 

 

お母さんの膣にガーゼを入れて、

膣液を1時間ほどしみこませて、

そのガーゼで赤ちゃんを拭いたり

することで、

 

 

赤ちゃんの腸内細菌の状態を向上

させるという研究発表をしてる。


ただ、通常の自然分娩した赤ちゃん

と「vaginal seeding」をした赤ちゃん

では、

 

 

腸内細菌の中で持っていないものも

多くあって完全な状態ではないという

ことも言われてた。

 

 

イギリスやオーストラリアではこの

「vaginal seeding」が行われている

病院もあるそうなんだ。

 

 

人では、そのぐらい腸内細菌は大事

なことって言われてる。

 

 

ペットの帝王切開の時は、そんなこと

しないからお母さんからの腸内細菌が

少ないかもしれないね。

 

 

順番もあって、最初に取り上げた子は

1番多く初乳を飲めるけど、6匹とか

8匹とかいると

 

 

6番目とか8番目の子は、他の子に

初乳を飲まれていて、あまり飲めない

こともあるんだ。

 

 

そうなるとお母さんから受け継がれる

腸内細菌も少ないかもしれないね。

 

 

ペットでは、腸内細菌の話はまだ

重要視されていないから、

 

 

わざわざ帝王切開する前に膣内に

ガーゼを入れたりしない。

 

 

ペットの腸内細菌のことも考えて

行く必要があるけど、ペットの

腸内細菌の研究が進むのは、

 

 

あまり進まないかもしれないね。

 

 

●下記の記事も参考にしてください。

~腸に関する参考記事~

 

 

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