「 フェラーリ ストラダーレ V8 アンダーカバー 」です
アライメント屋が いつも 付け外し に 難儀する
「 アンダーカバー 」ですけど ・・・
これも 時代によって いろいろと ・・・
今回は フェラーリV8 ミッドシップモデル の
さらに 「 通常のカタログモデル 」の
其の中でも さらに ・・・
「 後ろ側のアンダーカバー 」に
絞って 御紹介 ( 笑 )
まず 「 308系 」、「 328系 」、「 348系 」は
フロントには「 アルミの板 」で できた
アンダーカバーが 在りますが
リア側には そんなもんは 在りません
「 355系 」にて 初めて お目見え
( 下側が前で 裏表は下から見た側です )
そう ・・・ これだけ ・・・
ですけど もろに アライメント屋の 担当部分を
「 しっかり隠してくれている 」( 爆笑 )
まあ 目的は ・・・
「 ディフューザーの真似事 」が
したかったようですね ~ ( 笑 )
まあ、効果は ・・・
気休め程度 ですかね ・・
なぜ判るかというと
留めてあるナットが とてつもなく細く
「 大きなダウンフォースは受け止められない 」
構造で在るからです
当たり前ですが
この 空力パーツが もし
「 100Kgのダウンフォースを生み出す 」
ならば
当然 取り付け部分は
「 100Kgの下向きの力 」に
耐えなければなりません
当たり前ですね ( 笑 )
で ・・・・
「 355 は フタ外しが大変だなあ ・・・」
と思っていたら
「 360系 」では
いきなり 「 たいそ 」に ・・・
そう 見てもらって 分かる通り
( 上が前方、 下側から見てます )
「 ヴェンチュリートンネル 」造ってます
また ボルトも ごつくなり 数が格段に増えてます
また 雨の日の後は
「 雨が 空気の流れを 表現して 」いて
これは 「 効く 」だろなあ ・・
ですわ ( 喜 )
ただ ノーマルでは
「 車高が高い 」ので
せっかく 負圧を造っても
「 どんどん 横からエアを吸う 」ので
それほどの 効果は
期待できなかったかも ? ですね
けど 自分は 360系は
さすが 「 F1 チャンピオンメーカー 」
「 ここまでやるんだ!」と
感動しましたわ ( 懐 )
そして !!!
前方 左右に 「 丸い穴 」空いてるでしょ
これ 何かというと ・・・・ 実は
「 ジャッキポイント 」で
リフトは ここに掛けます !!!
そう ! 判ります ?
普通は アンダーカバー外すのに
リフトに上げます ・・・
で 外してゆくと ・・・・・
切り欠きの無い 単なる 「 穴 」なので ・・・
リフトに上げてると ・・・・
「 外れん !!! 」
最初に見た時は
「 フェラーリ バカなのか ? 」
でしたわ ・・・( 爆笑 )
なので うちでは まず上げて ・・
最小限のボルトを残して
殆どの ボルトを外しておく ・・・
アライメント用の台に乗せる
アンダーカバー外して 横から抜き取る
( 書くと簡単だねえ・・・苦笑 )
で ドタバタしてましたが
これも ・・・・
数やると 慣れてきて
今では 「 360系は やりやすいなあ 」
になりましたわ ( 笑 )
で ・・・お次は
「 430系 」
見ての通り
(上が前方、 下側から見てます )
「 ヴェンチュリートンネル 」は 消滅してますね
これは GTレース系のレギュレーションで
「 車軸間の底面はフラットでなければならない 」
というのが 追加されたからですね
なので ここまでは フラットで
最後に ディフューザーで 立ち上げて
ダウンフォースを稼ごうね ってことです
なので そのレギュレーションが無かった
「 360時代 」の方が
底面の空力は 攻めてます ね ~ ( 笑 )
次は 名車 「 458系 」です
( 上が前方、 上側から 言い換えると ”車体側” から見てます )
これも フラットなのは 同じ ・・・
ただ 「 デカいダクト 」が左右に付いたので
取り外しと 取り付けが 大変に ・・・
これも 泣きながら やっとりましたが
数やると 慣れてきて ・・・以下同文 ( 笑 )
次は 「 488系 」
基本シャーシは ほぼ同じなので
( 上が前方、 上側から 言い換えると ”車体側” から見てます )
アンダーカバーも 大体同じ
458よりゃ ちょっと やりやすいかも ?
次は 「 F8系 」
見ての通り 大体同じ ・・・
( 上が前方、 上側から 言い換えると ”車体側” から見てます )
ただ 「 ブレーキダクト 」が なかなか 曲者 ( 苦笑 )
まあ 大体 時代が 経つたびに
「 めんどくさくなります 」ねえ ( 爆笑 )
最後に 現行車 「 SF90系 」
(上が前方 、下側から見てます )
一番の違いは ・・・「 材質 」
こんなもんまで 遂に ・・・
「 ドライカーボン 」で 造りましたね ~
言っちゃえば
「 下面の 単なる フタ 」なのに
スゲ ~ コストの掛け方 ・・・
ひとつ ひとつ こんな造り方してりゃ
あの値段にもなるわなあ ・・・( 怖 )
空力も 「 ちょっとでも 稼ごう 」と
してきてますね
90年代くらいまでは
「 市販フェラーリ 」って
どっちかというと
造りは 「 伝統的 」
言い換えると「 古臭い 」
枯れた技術で 造ってましたが
( 古いから悪いということでは無い
伝統的な手堅い造り方で 詰めてくる )
近年のフェラーリは
最新技術を ためらいなく
「 バンバン入れてきます 」ね ( 驚 )
アンダーカバー ひとつでも
いろいろ 変えてきてますね ~
今日は
「 フェラーリ ストラダーレ V8 アンダーカバー 」
の お話でした ( 笑 )