
360モデナです。
初めて見たとき、
驚きました・・・・・・。
ポルシェとは、違ったところに、
凄い執念燃やしてます。
どこに、?
ずばり、空力です。
さすが、
F1 チャンピオンメーカー !
それも、360が、
一番驚きました。
上の写真、これ、
ディフューザーに見えますが、
狙いは少し、違います。
考え方は、
ベンチュリートンネルです。

360では、フロントの形状は、
積極的に、エアーを、
下面に流します。
流れた空気は、
フラットな、車体の中心を通り、
( フェラーリの、空力担当は、
出来ればここも、
ベンチュリー形状に
したかったはず・・・ )
ほとんど車体の
1/3ほどの長さの
リア ベンチュリートンネルにより、
滑らかに開放されます。
なんと、このとき、
通過する、リアのクロスメンバー、
流線型に整形してあります。
こんなに、こだわったメーカー
見たことなかったです。
このことにより、
ほぼ、車体中心に、負圧の中心が
来ることになります。
ウイングは、
簡単で効果は、ありますが、
ダウンフォースが、
後ろ寄りになるのが、
欠点です。
出来れば、車高は、
出来るだけ下げて、
前下がりに、
かつ、サイドに、
地面と接触するような、
可動式のサイドスカートを
つければ、
より、効果的です。
おそらく
レギュレーションの
関係でしょうが、
F430は、もうちょっと
遠慮した形状になっています。
( 後車軸より後ろの
ディフューザーと
なっている。 )
ただ、 これ、欠点があります。
1. 路面の小石や、ゴミ、
空中に跳ね上げます。
後ろにつくと
たまらんでしょうね。
まあ、最近の車、
ほとんど全部
ディフューザー装備
しているので、
多少の違いは在れ 、
なるでしょうけど・・・・・。
2. ノーマルの車高だと、
サイドからどんどん
エアー吸うので、
大して効かない。
グランドエフェクトは、
磁石のように、
路面に近ずけば、
近ずくほど、効きます。
( 1mm や 2mmに
なったらどうだ?
なんて言わないで。
15cm よりは、
5cm の方が効きます。 )
3.車高の変化や、
姿勢に敏感すぎる。
これが、最大の欠点です。
市販車、
バンプでジャンプすることも
あるでしょ。
その時、ダウンフォース
一気に抜けると
危ないでしょう・・・・。
ウイングなら、
そんなに
ダウンフォース変化することは
ありません。
だから、430以降は、
少しおとなしくなったの
じゃないか? と思います。
458も空力は、
細かく色々やってます。
でも時代が違うので、やはり、
360のインパクトが
一番大きかったです。