「 リアサス考察 その1」です
80年代くらいまでののスポーツモデルのリアサスとして
主流だったのは これ
そう 「 リジッドアクスル 」ですね
最初は 「 板バネ 」にて
「 前後方向も 左右方向も同時に 固定 」して
かつ 「 バネとしても 機能させる 」という
欲張った構造でした
これ 今でも 商用車には 普通に使っています
「 名車 ハイエース200系 」今でも 「 これ 」です
「 TE27 」、「 フェラーリ250GTO 」なども この形式です
まあ 250GTO は いろいろ リンクを追加して
Gによるばねのたわみの対策 をしてありますが ・・
その後 「 コイルスプリング + 3リンク 」と 進化します
( 写真は 3rd ファイアーバード )
ここから 上部斜めに 2本追加した 「 5リンク 」
(「 AE86 」、「 A175ランサー 」等々 )
さらに ラテラルリンク ( 横方向を位置決めしている アーム )
を ワットリンクとした 「 SA22C 」へと ・・・
( 以下でワットリンクの解説してます )
自分 「 リジットアクスルサス の 頂点 」は
この 「 SA22C 」ではないかと思います
( 画像は SA22C )
ただ ・・・・ここまで 手間掛けりゃ ・・・
普通に「4独サス 」にしても
「 コストは変わらんのじゃないか ? 」と 思いましたが ( 笑 )
そこから こいつが主流になります
( 画像は スカイライン ジャパン )
そう、 じさま達が 泣いて喜ぶ ( 笑 )
「 セミトレ 」サスですね
空冷ポルシェの 930系も これ ( セミトレ )ですわ
一時は 「 国産車の4独のリアサスといえば これ 」状態でした
本家のBMWは さらに 小さなリンクを追加して
「 やわらかいブッシュを採用しながら トー変化を抑えよう 」
と していたり
( 画像は 964 )
ポルシェ964では
「 リンク全体を 僅かに 横滑りさせ トーコントロールする 」
なんてことやってました
( 以下で解説してます )
このサスは 「 セミトレを一気に駆逐 」しましたねえ ・・
このサスがは
「 ブッシュのたわみを積極的に利用してトーコントロールする 」
考え方の 一つの到達点でした ・・・
( 解説してます )
その2に 続く