れるとり花巻聖地①花巻駅
花巻は宮沢賢治のふるさと、そして、初恋＊れ～るとりっぷ第3巻の最後(第37話「はつこい＊れ～るとりっぷ（前編）」)で重要な役割を果たした場所です！
ということでさっそく聖地巡りへ…！
まずは降り立ったこちら、花巻駅自体が聖地。
まひろ先生を除く鉄道部全員が降り立ったシーンで登場しましたね。
れるとり花巻聖地②白鳥の停車場
さて、お次は駅前から岩手県交通のバスに乗って移動します。
乗車すること数バス停、イギリス海岸で下車。
バス停から道路を挟んで向こうにある駅みたいなこの場所が2つ目の聖地です。
白鳥の停車場。
まひろ先生が出したクイズの答えがこの場所でした！
そらちゃんがたどり着いてまひろ先生の鉄道部顧問辞任を阻止した感動的なシーンの舞台です。
まひそら百合っぷる成立につながる重要なキーポイントとなった場所。まひそら推しの私にとって絶対来てみたかった場所です。
ここでそらちゃんを待っていたまひろ先生の気持ちに想いを馳せてみます。
そらちゃんなら大丈夫なはずだけど…もし来れなくて2度と話せなくなっちゃったらどうしよう…
そんな不安な気持ちもあったのでしょうね…
ちなみにこの場所は宮沢賢治「銀河鉄道の夜」に登場した駅を再現したそうで、宮沢賢治の聖地でもあるようです。
れるとり花巻聖地③イギリス海岸
続いての聖地は駅から400m歩いた場所にあるイギリス海岸。
ベンチがあるこの位置がれ～るとりっぷで登場した場所です。
まひろ先生がいるはずなのにいない…！そらちゃんが絶望しそうになったのがここ。
イギリス海岸はイギリスのドーバー海峡の白亜の海岸を連想させる泥岩層が露出することにちなんで宮沢賢治が名付けた場所で、海岸ではなく北上川の岸辺です。
「銀河鉄道の夜」に登場した「プリオシン海岸」のモデルとなった場所で、白鳥プリシオンちゃんが出したヒント(白鳥プリシオンちゃんの名前)をそらちゃんが読み間違ってしまいたどり着いた場所。
私も銀河鉄道の夜を読んだときに「プリシオン海岸」と誤読していたので人ごとじゃないですね…
ちなみに肝心の泥岩層は北上川のダム整備のため水位が上昇し、現在では見られなくなってしまったそうです。
れるとり花巻聖地④宮沢賢治生家
イギリス海岸から北上川の堤防の上を歩いて花巻市の中心部へ。
街なかには賢治の童話に登場したカエルの銅像たち。
あちこちに賢治スポットがあって楽しいですね。
そんな賢治スポットのひとつが次の聖地、「宮沢賢治生家」です！
まひろ先生を探す過程の中でそらちゃんが訪れた場所。
なお、生家自体は1945年8月10日の花巻空襲で全焼しており、現在は碑だけが残る状態です。
れるとり花巻聖地⑤宮沢賢治産湯の井戸
少し離れた場所にあるこちらも聖地。
ここは賢治産湯の井戸がある場所です。
まひろ先生がいるかもしれないスポットのひとつとして名前だけ登場しました。
扉の向こうに賢治の母の実家にあった井戸が今も残っており、賢治の産湯にこの井戸の水が使われたと言われています。
なお、私有地にあり、公開は日を限定して行われているそうで、今日は見ることができませんでした。
ということで1日目のれるとり聖地巡りはここまで。
あとはもう少し花巻中心部の観光を続けます。
銀河鉄道は電車！？
東北本線の線路を越えた先…
公園の中に1両の保存車がありました。
クリームと赤のツートンカラー、こちらは1972年に廃止された花巻電鉄の「デハ3」です！
その特徴はなんといってもこの車体の細さ…！
最大幅1600mmしかなく、「馬面電車」の愛称が付いていました。
さてこの車両、実は「銀河鉄道の夜」に登場する列車のモデルなのはご存知でしょうか？
蒸気機関車牽引列車のイメージが強い銀河鉄道ですが、実は…
「それにこの汽車石炭をたいていないねえ。」ジョバンニが左手をつき出して窓から前の方を見ながら云いました。
「アルコールか電気だろう。」カムパネルラが云いました。
～「銀河鉄道の夜」より
とあるように、蒸気機関車ではないのです！
花巻電鉄の開業は1915年。賢治と同じ時代に存在しており、たびたび賢治作品の中にも登場しています。
鉄オタでもあったらしい賢治がこの最新鋭の乗り物を夜空を走る列車として登場させていたと考えても不自然ではないのでは？
https://core.ac.uk/download/pdf/144255328.pdf
↑銀河鉄道花巻電鉄説の先行研究がありました
2019年12月7日に放送されたブラタモリ「花巻はなぜ宮沢賢治を生んだ？～」でも銀河鉄道花巻電鉄説が紹介されていました。
細長い電車が銀河鉄道だったと考えるとイメージがガラっと変わりそうですね。
夜に浮かび上がる銀河鉄道
ホテルにチェックインし、ご飯を食べた夜。
夜限定の観光スポットがあるということで、駅から歩いてきました。
何やら前方に光るものが…
きれい……
暗闇に浮かび上がる宇宙空間、そしてそこを行く銀河鉄道…
幻想的な空間が浮かび上がっていました。
これは「未来都市銀河地球鉄道壁画」。
擁壁いっぱいに特殊塗料で銀河鉄道が描かれています。
昼間は輪郭しか見えないそうで、夜だけの風景でした。
ということで、れるとり聖地&宮沢賢治の世界に触れた1日目でした！
続きます。
★乗車データ
岩手県交通 大迫・花巻線 大迫行き 花巻駅(16:01)→イギリス海岸(16:10)
※2023年3月30日乗車
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