2023年 春の岩手・三陸とりっぷ①J-AIRでいわて花巻空港へ | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

SL銀河に乗りたい!

当ブログでも何度となくテーマとしてきた鉄道×百合4コマ漫画「初恋*れ~るとりっぷ」。

その最終巻となる第3巻で大きな役割を果たす列車がJR東日本釜石線を走る「SL銀河」です。

 

このSL銀河、2023年6月をもって客車老朽化のため運行を終了することが決定しており、その前に乗っておかないと二度と聖地巡礼ができなくなります。

そうなったらとっても後悔すること間違いないので乗れる機会を伺っていました。

 

運行終了が決定してからというもの、ただでさえ取りにくいSL銀河のきっぷを取るのは至難の業に。

それでも、1ヶ月前の10時打ちでなんとかきっぷを取ることができました。

 

今回の旅ではSL銀河に乗ることをメインに据え、他に花巻の「初恋*れ~るとりっぷ」聖地巡り、三陸鉄道・大船渡線BRT乗車などもプラスした3泊4日の計画を立てました。

 

さっそくその様子をご紹介していきます。

 

J-AIRで出発!

2023年3月30日。

やってきたのは福岡空港です。

 

まずは遅めの朝食。

 

福岡空港のフードコートにある「井手カツ丼」というお店へ。

ちょうど開店直後でした。

 

美味しいカツ丼で腹ごしらえをし、制限エリアに入ります。

 

今から乗るのはJALのいわて花巻空港行き。

 

花巻空港に行くのはたぶん初めて。

どんな空港か楽しみですね。

 

J-AIRの機材(エンブラエルE170)で運行されるので沖止めかと思っていたら一番端の12番搭乗口から直接搭乗できるようです。

 

AIRDO機を見ながら出発!

 

RWY16より離陸。

 

眼下に南福岡車両区を見ながら上昇していきます。

 

大分県から瀬戸内海、中国山地を横断して日本海側へ。

 

ここで機内サービスの時間。

いつも通りコンソメスープを選びます。

 

それに加えて、J-AIR独自のサービスである手作りの飛行ルートマップをいただきました…!

JALとちょっと違う独自性を見せているのっていいですよね。

 

しばらく飛んでいると、遠くに白く雪をかぶった山々が見えてきました。

 

富山・新潟にまたがる北アルプスの山々です。

 

粉砂糖を振ったかのように雪に覆われる山々。

3月ももう終わりですが、山の春が来るのはまだまだ先のようです。

 

新潟県上空に入った機体は日本海側から内陸へと入っていきます。

 

山形県の上空に入り、奥羽山脈の山々が眼下に広がります。

 

二股に分かれたダム湖が見えました。

これは尾花沢市にある新鶴子ダム。

尾花沢市といえば、1ヶ月前くらいに行った銀山温泉のある場所。

その上空を飛んでいきます。

 

↑銀山温泉の旅行記はこちらから

 

奥羽山脈を越えた機体は少しずつ高度を下げていきます。

 

周囲の山々よりも高度を下げ…

 

地上が近くなったところで急に揺れだしました。

ちょっと恐怖感を覚えるくらいの揺れで、びっくりしました…

奥羽山脈の影響を受けているのかもしれませんね。

 

そんな中機体は難なく降下し、いわて花巻空港に着陸しました。

 

初めての花巻空港!

移動する前にちょっと中を探検していきましょう。

 

花巻空港探検

ターミナルビルではまず「はなっぴー」というキャラが出迎えてくれました。

このターミナルビルが完成したときに誕生したキャラだそうです。

 

ターミナルビルは3階建て。
 

まずは一番上の展望デッキに行ってみましょう。

 

ここが展望デッキ。

 

ちょっと歴史を感じる飛行機の遊具が置かれていますね~

 

外に出てみます。

 

エプロンを見てみると、ほとんど飛行機がいません。

 

乗ってきたJA214Jだけがその姿を見せていました。

 

 

滑走路の方を眺めると、遠くに雪をかぶった岩手山の姿。

いい眺めですね~

 

展望デッキから降りて一旦建物の外へ。

実は外に一番の見所があるのです。

 

それが、これ!

りんごの木です。

 

このりんごの木、よく見ると「ユーミンのりんごの樹」と書かれています。

 

実はあの有名なユーミンこと松任谷由実さんの曲に、花巻空港へ降り立つ飛行機を歌詞に織り込んだ「緑の町に舞い降りて」というものがあり、その縁から岩手を代表する果実であるりんごの木を空港に植え、「ユーミンのりんごの樹」と名付けたのだそうです。

 

花巻空港のイメージソングともなっている「緑の町に舞い降りて」、空港内でも流れていました!

 

↑「緑の町に舞い降りて」。松任谷由実公式チャンネルより

 

さっき私が花巻空港に降り立ったときはこの曲の歌詞ほど穏やかじゃありませんでしたけどね(笑)

 

あまり時間はありませんが、最後にソフトクリームでも食べていきます。

訪れたのは空港内レストランの「レストラン安比高原」。

 

テイクアウトOKな「安比ソフトクリーム」をいただきます。

 

滑らかなソフトクリーム、美味しい…!

 

なお、レストラン安比高原は旅行後の2023年4月30日をもって閉店したそうです…

 

花巻中心部へ

さて、そろそろ空港から出発。

東北本線には「花巻空港」を名乗る駅があるのですが、ターミナルビルから3.8km離れています。

ということで、公共交通機関としてはバス頼りのようです。

 

乗車するのは盛岡行きの高速バス。

花巻空港駅まで乗車します。

 

バスは花巻空港の滑走路を横目に走っていきます。

 

数分で花巻空港駅に到着。

 

バスが到着すると同時に目の前で花巻方面へ向かう普通列車が発車していきました。

定刻で同分発なのでとても乗り換えることはできません。

なんでこんな接続の悪いダイヤになっちゃったのでしょうか…

 

ということで、ここでなんと約40分待ち…

 

花巻空港駅は1988年、それまでの「二枚橋」を改称して誕生した駅です。

さっきも書いた通り、花巻空港ターミナルビルからは遠く、歩いていくことはできません。

空港~花巻駅間の路線バスが廃止されているため、空港から花巻中心部へ行くためには先ほどのバスに乗り、ここで列車に乗り継ぐ必要がありますが…

接続は全然良くない、というのを今身を持って体感しています(笑)

 

駅舎の中に入ります。

目の前にある布を掛けられたなにかはICカード読み取り機。

旅行後の2023年5月27日より、岩手エリアでSuicaが利用開始になったと同時に使用開始されたようです。

 

このときはまだICカードは使えない、ということできっぷ売り場で乗車券を購入します。

 

買ったのはこちらのきっぷ。

花巻空港→花巻の乗車券です。

マルスではなくPOS端末による発券で、左上の□囲み「東」や経由欄の「東北本線」表記など、POS端末らしさが見える乗車券になっています。

 

ちなみに2024年3月16日ダイヤ改正で花巻空港駅が無人化されたのに伴いPOS端末が撤去されたため、この乗車券は貴重なものになってしまいました…

 

改札内に入ります。

次の列車は花巻空港駅を発車する定期旅客列車の中で唯一2番線を使う列車。

 

跨線橋を渡って2番線へ。

 

発車時刻よりもだいぶ前に北上行きの普通列車は入線してきました。

 

写真を撮っているとEH500牽引の貨物列車がやってきて追い抜いていきました。

だからこの列車だけ2番線発だったんですね~

 

貨物列車に追い抜かれたところで、この列車も発車です。

 

東北本線を走る列車。
 
数分で花巻に到着しました。
 
花巻は東北本線と釜石線の分岐駅。
そして、初恋*れ~るとりっぷの聖地の一つ。
 
次回はれ~るとりっぷの聖地巡りです!

続きます。

 

 

★乗車データ

盛岡~花巻空港線 盛岡駅前行き 花巻空港(14:15)→花巻空港駅(14:22)
2530M 普通 北上行き 花巻空港(15:01)→花巻(15:06) 701系 1009編成
※2023年3月30日乗車

 

 

次回

 

 
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