快速ゆふいん号乗車記 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

SL人吉の客車が多客臨に

2024年春のディスティネーションキャンペーンの舞台は福岡・大分。
それに合わせて福岡・大分の在来線特急自由席が3日間乗り放題となる「福岡・大分DC&オフろう!きっぷ」が発売されました。

 

 

今回はこのきっぷを利用してGW期間に運行する面白い列車に乗りに行きました。

 

その名は「快速ゆふいん号」。

普段から満席続きの特急ゆふいんの森・ゆふを補完するための列車で、久留米~由布院間を1日1往復します。

使用車両はなんと…SL人吉用50系!

3月にSL人吉が運行終了し、客車の去就が気になっていましたが、こんなところに使われるとは…

 

この列車に乗りたくて10時打ちしたところあっさりゲット。というか発売開始後1時間以上売れ残っていたみたいです。

SL人吉ラストランのときは1秒で売り切れてしまったのに…

 

↑ラストランの様子はこちらから

 

ともあれ、快速ゆふいん号に乗ることになりオフろうきっぷを購入。

 

でもこのきっぷ、3日間有効なので残り2日間はどうしようかな…

とか考えていたらいつの間にか大分から海を挟んで対岸の愛媛県にも渡ることに!?

 

ということで、今回は大分・愛媛、そしてちょっとだけ高知にも足を伸ばす3日間の旅となりました!

 

ちょっとだけゆふいんの森

2024年4月27日。GW初日のこの日、やってきたのは博多駅です。
 
これから乗るのはこの列車。
そう、ゆふいんの森1号です。
普段からインバウンドで満席のこの列車、GW期間ともなればますます乗るのが難しいのですが、あっさり前日にきっぷが取れてしまいました。
その理由は…久留米までしか乗らないから。
 
久留米から乗車するという人は案外おり、博多~久留米間だったら空いていることも多いようです。
ということで、久しぶりのゆふいんの森です!
 
さっそく乗車しましょう。
 
今回空いていた座席は1号車の前から3列目。
前面展望が楽しめる席です。
 
9:17、博多を発車。
 
すぐに竹下駅のお隣、南福岡車両区竹下車両派出が見えてきます。
 
運行を開始したばかりの2R形かんぱち・いちろくもいました…!
早く乗りたい…
 
客室乗務員がやってきて車内の説明。
車販の商品紹介もありましたが…今日は利用できそうにないですね。
 
鳥栖貨物ターミナルが見えてくると、まもなく最初の停車駅・鳥栖です。
 
鳥栖を出ると筑後川を渡り…
 
9:50、久留米に到着しました。
今日はここで下車します。
 
久留米も来るのは久しぶり。
 
ちょうど10:00になったのでからくり時計が動いていました。
 
時間をつぶしたあと、再び改札内へ。
さあ、いよいよ快速ゆふいん号です…!
 

久大本線客レの旅

5番のりばに行くと、すでに快速ゆふいん号は入線していました。
 
DE10の後ろに繋がれているのはSL人吉の50系客車…!
 
停車中の駅自動放送が流れましたが、きちんと「快速ゆふいん、由布院行き」と放送しています。
停車駅パーツとしての「由布院」を流用しているのでしょうか?
 
掲げられているサボは今回の運行に合わせて作られたゆふいん号専用のもの!
もしかして、今後の運行も考えられているのでしょうか…?
 
こちらは一番うしろ。
運行初日と最終日は前後にDE10が付くプッシュプル方式での運行です。
 
撮影していると、ちょうど由布院行きゆふいんの森3号、そして博多行きゆふ2号がやってきました。
 
左からゆふいんの森、ゆふ、ゆふいん。「由布院」に由来する3列車が並びました。
 
ゆふいんの森が発車したところで車内に入ります。
 
 
車内はSL人吉時代そのまま。
 
SL文庫はからっぽになっていたり、
 
ビュッフェは営業していなかったりと細かな点は違いますが、SL人吉に乗った気分を味わえます。
 
10:54、汽笛とともに列車は発車。
すぐに鹿児島本線と分かれ、久大本線に入ります。
 
南久留米で運転停車。
久留米行き普通列車と行き違います。
 
久留米市郊外の田園風景の中を走り抜けていく快速ゆふいん号。
1999年までは久大本線で12系・50系を使用した客車列車が運行されていました。
改造されてはいますが同じ50系客車で行くこの列車、その時代の追体験をしているような気分になりますね。
 
車窓左側に真新しい工場が現れました。

これは2022年より稼働開始した資生堂福岡久留米工場。

 

工場見学もできるようなので行ってみたいですね。

 

そろそろ耳納連山が見えだす頃ですが…今日は雲の中のようです。
 
やがて、列車の傍らに筑後川が寄り添うようになってきました。
 
静まり返った水鏡のような筑後川に沿って行く列車。
まるで現役時代、肥薩線の川線のそばを走っていたときのような風景が広がります。
 
光岡で運転停車。
普通久留米行きと行き違い。
 
光岡を出ると、真新しい花月川橋梁を渡ります。
2017年の九州北部豪雨で流され、1年近くゆふいんの森が小倉周りになりましたね。

霧の由布院へ

日田を出た列車は川を何度も渡りながら進みます。
沈下橋がありました。
この旅では最後に四万十川の沈下橋を見る予定なので見比べるのも楽しそうですね。
 
天ヶ瀬に到着。運転停車です。
 
天ヶ瀬を出ると、久大本線の見どころのひとつ、慈恩の滝を通過します。
 
この列車は客室乗務員が乗務しておらず案内がなく、減速運転もありませんでしたが、しっかり滝の風景を眺めることができませんでした。
 
伐株山が見えてきましたが雲に隠れています…
 
列車は豊後森に停車。
ちょうど先ほど乗ったゆふいんの森1号の折り返し、ゆふいんの森2号とここで行き違いです。
 
豊後森機関庫ミュージアムの前では子どもたちがこの列車を見送ってくれました。
 
豊後森機関庫の前の9600形29612号に見送られて先へと進みます。
 
豊後中村で運転停車。九重“夢”大吊橋の最寄り駅です。
 
豊後中村を出ると列車は水分峠越えのため高度を上げていきます。
 
展望室からは緑の森に包まれたダイナミックな風景を眺めることができました。
 
 
峠を越えていく列車からはあちこちに今が見頃の藤の花が咲いているのを見かけることができます。
 
座って景色を眺めていると窓からさっと峠の涼しい風が入り込んできました。
景色をのんびり眺められるのも、風を感じることができるのもゆっくり走る客車列車ならではですね。
 
列車は峠のサミットを越え、由布院盆地へと下っていきます。
木々の間から見える風景は…白い?
 
どうやら由布院盆地、霧に包まれているようです。
 
霧の中を下っていき由布院盆地へと足を踏み入れた列車。
 
13:14終点の由布院駅3番線に滑り込みました。
列車は大分側の一番端に停車。ずいぶん端のほうに停まっているんですね~
 
快速ゆふいん号と由布院駅の駅舎。
 
ということで快速ゆふいん号の乗車記でした!
久大本線をのんびり行く客車列車の旅。
ゆふいんの森やゆふとはまた一味違う旅を楽しむことができました!
 
SL人吉の客車が今後どうなるのかはわかりませんが、可能なら再度の設定にも期待したいですね。
 
続きます。
 
★乗車データ
8001D 特急ゆふいんの森1号 由布院行き 博多(9:17)→久留米(9:50) キハ72系「ゆふいんの森Ⅲ世」編成
9821レ 快速ゆふいん 久留米(10:54)→由布院(13:14) DE10-1207+オハフ50 701+オハ50 701+オハフ50 702+DE10-1206
※2024年4月27日乗車
 
[9821レ詳細運行時刻]
久留米(10:54)⑤→[南久留米(11:01/11:03)]→[光岡(11:44/11:46)]→日田(11:51/11:53)→[天ヶ瀬(12:08/12:09)]→[豊後森(12:29/12:33)③]→[豊後中村(12:46/12:49)]→由布院(13:14)③
※実測値です。[ ]内は運転停車
 
 
次回→(執筆中)
 
 
※この記事は暫定版です。
 
 
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