TDLみたいな島
那覇空港から2時間30分、本部半島にある海洋博公園にやってきました。
ここは1975年、沖縄返還を記念して開催された沖縄海洋博覧会の会場だった場所。
現在もメイン施設の美ら海水族館を中心に多くの人が訪れる観光地です。
園内は入り口から海岸に向かってだんだん下っていくようになっています。
入り口の近くからは海とその向こうに平べったい島。
伊江島です。
この島、なんといっても特徴的なのは真ん中にある岩山。
なにかに似てる……
そう、まるでディズニーシーにある「プロメテウス火山」みたい!
この岩山の名前は「伊江島タッチュー」、正式には城山(ぐすくやま)といい、標高は172.2m。
登ることもできるそうです。
ジンベエザメの大水槽
入り口から少し下ってきて、美ら海水族館の入り口にやってきました。
沖縄旅行のド定番、美ら海水族館。
やはり人気のようでけっこう混んでいました。
中に入ります。
チケットを購入して最初に見るのは……
水量約7500立法メートル、正面のアクリルパネルの厚さは60cmと世界でも有数の大きさを誇るこの水槽。
その主役はもちろんジンベイザメ!
世界最大のサメがゆうゆうと泳いでいく姿、癒やされますね。
大水槽には他にもエイなどさまざまな魚が泳いでいました。
珍しい深海の生き物たち
美ら海水族館にはジンベエザメの他にも魅力的な海の生き物がたくさん展示されていて、海の生き物大好きな私には最高の場所!
面白かった生き物をいくつか上げていきます(順不同)
まずこちらは、1994年に捕獲されたというダイオウイカの標本。
標本とはいえ、見るのは初めてです。
吸盤も大きい…
この画像の上側、ピンク色の枝みたいに見えるのがカンムリヒグルマヒトデ、真ん中から突き出しているのがホヤの仲間。
こちらはタイワンリョウマエビ。
珍しいエビで、美ら海水族館ではもう13年も展示しているとか。
オキナワクルマダイ。
眼の中にタペータムという反射板がついていて、わずかな光を増幅させて見ることができるのだとか。
ミツクリザメの標本。
その恐ろしげな見た目から、英語では「Goblin Shark」と呼ばれているそう。
まだまだ謎の多い深海ザメです。
私が個人的に一番びっくりしたのはこちら!
「ドウケツエビ」の展示です。
このエビは高級マンションに住むエビとして知られています。
というのも、このエビは「カイロウドウケツ」という円筒型の海綿の中で暮らしているのです。
雌雄一対、2匹のエビはまだ幼体の頃にカイロウドウケツの隙間から中に入り込み、そのまま暮らします。
海綿の中に住むことで外敵から身を守ることができ、さらに海綿にひっかかったエサを食べることでエサを探す手間もいりません。
これが高級マンションに住むエビと言われる理由なのです。
ちなみに成長したこのエビはもはや海綿の隙間をくぐることができないため、外に出ることはできません。
衣食住は保証されているけれど、一生外に出られず同じ相手と過ごさなければならない…
激重感情持ち共依存百合っぷるならともかく、多くの人はこんな生活嫌と思うのではないでしょうか…
そんなドウケツエビ。存在は知っていましたがまさか生きた状態で展示されているとは思いませんでした。
奥で枝に絡みつくこちらの生き物、その名は「ツルタコクモヒトデ」。
「ツル」「タコ」「クモ」「ヒトデ」と4つもの動物の名を持つ贅沢な?この生き物、棘皮動物に含まれます。
海底からにょっきり生えたこちらはウミエラ。
なんと刺激を受けると光るという面白い特徴が…
枝に絡みつくこちらは世界初展示だというトゲモアナモヅル。先ほどのツルタコクモヒトデに近い生き物。
海底のサンゴなどに巻き付いて生活し、捕獲例が非常に少ない生き物であり、記事執筆時点では飼育されていないのだとか。
これは貴重なものが見られましたね~
こちらはムラサキヌタウナギ。
普通のウナギとは形が似ているだけで全くの別物。
眼が退化していること、危険を感じると「ぬた」という大量の粘液を放出することで知られています。
深海生物としてはおなじみ、海のダンゴムシことダイオウグソクムシもいました!
このように美ら海水族館、深海の生き物がかなり豊富で見応えがありますね。
まだまだ続きます。
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