マンションの大規模修繕工事で足場に苦戦!
マンションは一定のサイクルで外壁や防水、塗装などの大規模修繕工事が必要とされています。この工事は、足場だけでも数百万円以上もかかってきます。
マンション管理センターが出しているマンション修繕周期表にどの部分がどのくらいの周期で修繕が必要になってくるのか目安が記載してありますので参考にしてください。
大規模修繕工事は近隣との話し合いがスムーズで、すぐに足場がかけられればいいのですが、線路近くの建物などは鉄道会社の許可を取ったり、警備員を配置したりと足場架設だけでかなりのコストがかかってきます。
隣の敷地に空中で足場が越境する場合などは、ここぞとばかりに「おたくのマンションの住民がうちの敷地にゴミを投げ捨ていつも迷惑をしている」とか「数年前におたくのマンションよりモノが落下してきて車両が傷ついたことがあった」などと急に苦情を言いだしてくるお隣さんもいます。
「数年前に車が傷つけられたとのことですが、その時に申し出たのですか?」と尋ねると「いいましたが、無視されました。」とのこと、明らかに嘘くさい
そして「工事中は土地の賃料を払わなければ、大規模修繕工事の足場架設の許可はできません。越境絶対にしないでください」とのこと。
「このオーナーには、お隣同士お互い様という言葉は通用しない」
「工事が遅れれば、劣化が進みさらに工事費がかかってしまう可能性もある」そんな状況でしたので、すぐに弁護士に相談をすることにしました。
結局、足場がかかる面積を割り出し賃料として土地の賃貸借契約書を作成し、無事に工事をすることができたのですが、このお隣さん、相続でマンションを所有していて相続人が7人もいました。この7人全員に土地の賃貸借契約書に署名・押印をしてもらい進めるという、足場だけで工事が進まないという事態に遭遇してしまいました。
逆にお隣のマンションが大規模修繕工事をする時や、建て替えなどの時には、「お隣なのでお互い様ですから」とか言ってくるんじゃないかと思いましたが、円滑に工事を進めることの方が大事でしたので、お隣裏さんとは出来るだけ仲良くしておいた方が得策ですね!
この度、大規模修繕工事を実施する運びとなりました。敷地には入りませんが、空中でどうしても足場が越境してしまうんです。お隣の工事の際にはこちらもご協力させて頂きますので〜!
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