ネガティブな感情との正しい向き合い方

こんにちは。FSD・セックスレス専門カウンセラーの松尾 聡子です。

ネガティブな感情が湧いてきたとき、

「なかったことにしよう」としてしまうこと、ありませんか？

たとえば、病院で医者から失礼な態度を取られたとき。

あるいは、職場で有休を申請したら、ため息をつかれたとき。

そして、スキンシップしてくる夫に対して、嫌悪感を感じてしまったとき。

でも、なかったことにしようとしても、

後からじわじわとネガティブな気持ちが膨らんでくることもあります。

その正体に気づいた受講生さんの感想です

禁止令では「感じるな」を子供の頃からしていたなと思います。

ネガティブな感情が出てくると、自分を責めて

「なかったことにしよう」としてしまったり。

でも、そうするとどんどん膨らんでいくのですが。

自分のどんな感情も大切な感情なので

一つ一つ丁寧に認めてあげたいと思いました。

（Yさん）

ネガティブな気持ちを感じるのは、不快なものです。

相手に対してそういう思いを持つのも、

今後の関わりなどを考えたときに億劫になるし、

自分に対しても「大切に扱ってもらえなかった」と認めるのもつらいです。



だから、ネガティブな感情を感じないように

「なかったことにしよう」としても、

実際は「なかった」わけではないんですよね。

それが、誰にも認められずに、宙ぶらりんのままの状態だと

忘れたふりをしていても、心の奥に残っているものなんです。

そうすると、私たちの中にある無意識が

「いやいや、まだ残っているから！」

「ここにあるから！気づいて！」

と、大きく膨らませてしまうんですね。



だから、大切なのは

ネガティブな感情を否定することなく、

きちんと受け止めて、認めてあげること、です。

「失礼な態度を取られて、私は不快だ」

「なるべく迷惑かけないように考えて有休を申請したのに、いきなりため息をつかれるなんて、心外だ」

「イヤだと言っても触ってくるなんて、私のことを大切に思ってくれてない。悔しいし、悲しい」

こんなふうに、認めてみると、意外と怖くないものです。



自分の気持ちを一番知っているのは、自分です。

自分の本当のつらさ、気持ちをわかってあげられるのは、

自分しかいないんです。

その自分が、自分を否定してしまったら、

いったい誰が、この傷ついた気持ちをわかってあげられるでしょうか。

まずは、自分が自分の味方でいること。

そうしたら、そこから立ち上がる力が、きっときっと、生まれてきます。

心が軽くなるヒントは、こちらでもお話しています。

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