傷ついた気持ちの上手な伝え方

こんにちは。FSD・セックスレス専門カウンセラーの松尾 聡子です。

夫の何気ないひと言に傷ついてしまうこと、ありませんか？

たとえば、夫の実家で話をしているときに

「おまえは余計な口出しするなよ」と言われたり。

家事や育児が終わって、やっと座れて、お茶を入れてテレビを見ていたら

「おまえは気楽でいいよなー」と言われたり。



そんなときに

「そんなこと言うなんて、ひどい！」

と面と向かって言えればいいですが

傷ついた瞬間って、頭が真っ白になってしまい

その場ですぐに言えないことが多いです。

また、セックスを拒否している罪悪感があると

言いたいことがあっても

「私なんかが言える立場じゃない」という思いが生まれ

セックスと全然関係ないことでも、言えなくなることもあります。



ただ、夫も悪気なく言っている場合もあります。

だからといって「悪気がないからいい」ということではありません。

「こういう言い方をすると、相手は傷つく」ということがわからないと、また同じことを繰り返します。

子どもがいる場合、マネしてしまう可能性もあります。

何より、こんなふうに無神経に傷つけてくる夫のことを、どんどん嫌いになってしまいます。

つまり、これからの夫婦の関係を良くするためにも

どんな言葉が心を傷つけるのか、を教えてあげた方がいいですね。



伝え方としては「そんな言い方しないで！」はNGです。

相手の言い方を否定しているニュアンスになるんですね。

そうすると、否定や批判をされた相手は、ムッとして、聞いてくれなくなります。

オススメは

「さっきの言い方は、責められているように感じた」

「今の言い方は、なんだか傷ついた」

という言い方です。

自分がどう感じたか、ということを「教えてあげてる」だけなので

相手を責めているニュアンスがなく、安全なんです。



さらに安全度をアップするなら

先ほどの言葉の前に「もし、違ったらごめんね」をつければバッチリです。

夫に責めてるつもりや、傷つけるつもりがないなら

「違うよ」と言ってもらえますし

もし、責めてるつもりがあるなら、

相手がどう思ってそう言ったのか、改めて真意を聞くことができますし

その上で、それに対する自分の気持ちや言い分も伝えることができます。



何が、夫婦の間で傷つく言葉になるのか、

我慢するのではなく、ちゃんと相手に伝えて修正していくことは

セックスを拒否している人にこそ、とても大事です。

なぜかというと、こんなふうに心を傷つけてくる夫とは

ますますセックスしたいと思えなくなるから。

夫とのコミュニケーションについては、こちらも参考にしてくださいね。

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