金融経済の鉄人のブログ -7ページ目

豪ドルとか、レアルとか、ランドとかの件について

 これから、またたくさん書いていこうと思う。


さて、資源国通貨の下落が物凄くなっている。豪ドル、レアル、ランドの対円レートの直近のピークから足元までの下落率は、豪ドル38.7パーセント、レアル40.9パーセント、ランド52.8パーセントであり、どれもピークはまだ最近の7月8月のこと。


資源国通貨の大幅下落という今回の事態、一体何が起こっているのかというと、


アメリカ政府が、公的資金を注入したり、銀行間取引の債務保証、当座預金の保護を打ち出したことで、


アメリカを中心とする世界の金融システムが機能しなくなるというリスクが少し緩和され、


その結果、ドルが見直されたのである。   


また、金融市場の今回の動揺の影響が相対的に軽症である日本の円が、消去方的に選考されたという流れである。


市場の視線は引き続き、金融システムの改善に注がれているけれど、


同時に、実体経済が今後どの程度影響するのか、そういった部分に移りかけていて、


そういった部分でも、資源国への影響が出ているのかも知れない。



今月のIMFの世界経済見通しでは、2009年の世界経済の実質GDP成長率が3.9パーセントから3.0パーセントへ下方修正されたし、アメリカも0.8%から0.1%へ下方修正された。



アメリカがほぼゼロ成長となると、ドルが基軸通貨である限り、世界経済の改善はまだまだ難しいかなという印象であるし、実体経済まで影響が出ている限り、当分厳しいと見て取れる。


今までは、資源の需要増加→商品価格上昇→資源国の輸出が伸びる→資源国のファンキーという好循環であったが、


ここに来て、世界経済の減速が予想されて、逆の循環になってしまい、


その結果資源国の通貨から下落している。



そんなことが材料としてあげられる。


そういう流れである。


最近の所感

今日の日経平均は109円マイナスの14160円09銭で引けた。


鉄鋼系は好調だったが、不動産、金融が少し停滞した。


先週は続投だったし、昨日も上がったが、まだまだ大幅な上がりいうわけではない。


下がっても1万4千円台を切らなくなったという点では、徐々に回復に向かってきているという感じがちであるが、まだまだ手放しでは喜べない状況だ。


7月のG7までに、去年のサブプライムで受けた被害の実態を全て洗いだそうとしているので、先が明るくなってくるとしたら、7月以降かなという印象。




為替の方は、1ドルが104円と依然として円高の状況であるが、これは去年のアメリカでのサブプライムでドルが暴落したことによって相対的に円高となっただけで、他の通貨と比べるとあまり円高ではない。


サブプライムからの回復によって、来年くらいには円は元に戻っているだろうし、もっと長期的に見れば、前にも書いたように、円安になっていくと考えられる。


今のうちに海外旅行でも行っておいた方が良いかも知れないなぁ(笑)

海外の通貨へ

今日は、これから長期に渡って資産を形成するのにオススメの方法を。


ずばり、それは、日本円で持っているみなさんのお金を海外に逃がし、海外の通貨で保持することです。


日本の国債は、海外物に比べると安全と言われている。


もちろん、それは事実だろうし、格付けもAAが付いているので、極めて安全な資産運用と言えると思う。


故に、金利が低くことに、誰も疑問の声を出さない。


しかし、格付けでAAAと、信頼度・安全度で日本の上を行く豪ドルは、日本国債の利回り0,6なのに対して、6.2%の利回りがある。


海外物は金利が高くて利益を得られるけれど逆に高すぎてリスクが怖い、と思いがちであるが、こうした数字は世界的に考えれば、安全な値で、逆に日本が低すぎるというわけだ。


もちろん、それでも海外物は怖いという人がいるだろう。


そうしたときに有効なのが、海外通貨への分散投資だ。



豪ドルだけでも、日本の円以上に安全であるが、何が起こるか不安であるならば、高金利を狙って新興国の通貨と、リスクの回避を狙って先進国の通貨を入れて、そうだな、ちょうど豪ドルと同じかちょっと高いぐらいで、7%ぐらいになるように狙ってみるのもいいかも知れない。


忙しくて、今どの通貨が伸びていて、ど通貨が危険かというのを理解し、自分で取り替えるのが困難であったり、単純に面倒だったりの人がいるならば、いまどこの証券会社でも扱っているそういう類の商品に手を出してみるのもいいかも知れない。


ただし、その際のアドバイスとして、為替ヘッジを設けていない商品にするべきであるということを伝えたい。


為替ヘッジとは、円高のなった際に、相対的に海外通貨の価値が下がることによる損失をある程度防ぐといったものだが、今後円高になるわけとは考えにくい。


最近で言うと、トヨタがインドに進出したり、コマツが中国に工場を建てたり、色んな企業がどんどん海外に進出している。


もちろん、少子高齢化や2006年を境に始まっている人口減などを背景に、日本ではもう利益を上げることができないからと海外に目を向けているというのは事実だが、



円においてそれがどういう影響を及ぼすかと言うと、例えば中国だったら中国のお金に変えて工場を建てるわけだし、中国のお金で従業員に給料を払う。


つまり、日本円がこれからどんどん海外に流入してしまい、確実に円安の方向に行くということだ。



幸い、今はサブプライムの影響で、相対的に少し円高の時期なので、時期としても最適かも知れない。


円安に触れたときにどう対処するかでは正直遅いだろう。


そのための戦略として、これからの資産形成のポイントは、いかに海外にお金を逃がしてあげられるかといったことなのである。