金融経済の鉄人のブログ -3ページ目

2009/03/30

昨年末から今年の初めにかけて、

融資の借り換えに応じてもらえなかったり、

融資を引き上げられたりした企業が相次いだ。

しかも、これまでは銀行の方から頭を下げて融資を申し出ていたような、つぶれる恐れのない優良大企業が大半だった。


大手行が態度をガラリと変えた理由はただ一つ。

銀行に課せられている自己資本比率規制をクリアできるか微妙な状況だったからだ。

自己資本比率は、自己資本をリスクアセットで割って求められ、

国際業務を行う銀行は8%が必須。

三菱UFJやみずほフィナンシャルのように、米国でFHSという金融持ち株会社の認可を取っている銀行は、10%の維持が求められている。


世界的な金融危機に端を発した株価の急落や、

不良債権の増加などによって分子の自己資本は大幅に目減り、

昨年10月には、瞬間風速的に8%割れする大手行もあった模様。

決算期末に向け、そうした事態だけは回避したかった大手行は、

分母であるリスクアセット、つまりその大部分を占める貸し出しを絞らざるをえなかったのだ。

2009/03/09

3月31日は日本企業の本決算。

本業以外でもこれ以上悪い数字を出すわけにいかない。

公的年金が買いに入り、株価を上げようとするだろう。



公的年金が買いに来るとなると、個別個別ではなく、日経平均やトピックスといったインデックスで買いにいく。

最近のNYダウの大幅下落に対し、日経平均が小幅な下落に留まっているのはそのためであった。


インデックスに組み入れられている銘柄は、月末にかけて瞬間上昇する可能性高い。

三菱UFJも、12月初旬の公募から、毎月月初から月末にかけて上げてきた。

3月は一年の中でも一番上げやすい月。

ひょっとしたら、月末にかけて一回転できるかも知れない。

13日のSQを終えたあと、

一つ注目してみたい事柄だ。

2009/01/27

もしもFRBが流動性の大量供給をやらなかったら、

間違いなく破綻に追い込まれた金融機関は多数あったであろう。


つまり今は、FRBや財務省があれだけ大量の資金や資本を供給しているからこそ、

金融機関のデフォルトが発生していないのであって、

FRBがこれまで一回も損失を出したことがないからFRBのバランスシートには問題がないというバーナンキ議長の説明は、

かなりの無理があるように思える。


実際に足元では、再びシティーグループの問題やバンク・オブ・アメリカとメリルリンチの問題がCDS市場やマスコミを騒がしていて、

この種の問題は一向に収まる気配を見せていない。


また、米銀がお互いに疑心暗鬼になっている問題は依然として残っており、

これだけFRBと財務省が資金や保証を提供しているにも関わらず、

ここにきて再び金融関連株が大幅に売られている。

これは金融界の人々を含め、

市場がこれらの金融機関を健全だと思っていない証拠だろう。