「福利から助成金へ!」2024年中企団助成金セミナー | 新労社 おりおりの記

「福利から助成金へ!」2024年中企団助成金セミナー

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令和6年度 中小企業福祉事業団助成金セミナー

 

例年お声がけいただいている中企団さんのセミナー、今回もやらせていただきました。10余年前はA4用紙だけのセミナーだったのが、パワポと資料併せて150枚ものオリジナルレジュメを持つものになりました。

 

といっても、最近助成金法改正セミナーは無料でもイイものがたくさんあります。また、この助成金はここが変わってこう営業して、注意点はこうで…とやっていると、死ぬほど単純かつ難解な法律の羅列の繰り返しで、巨大なストレスを生むんですな~そこで今回は趣向を変えて、同じ3時間でも物語をなぞるような、映画を見るような方式でやってみました。

 

(中企団キャラクター:ダン・チューキチ氏)

 

 

・「事業内職業能力開発計画の能力開発体系」から助成金を導く。

 

一層ムツカシイじゃないか!と苦情が出そうですが、これ「会社の仕事の棚卸し」から助成金を振り出そうという試みです。「10数人の職員を抱える社労士事務所」という想定で作らせていただきました。

 

助成金業務では「雇用関係助成金について書類を集めることができる」⇒「その書類を是か非か診断することができる」⇒「どの助成金をやったらいいかマネジメントできる」という仕事の難易度から、教育研修や同一労働同一賃金、どの人を昇格させるか?という基準を定めそれに向かって向上していく、その成長過程は助成金の支給要件そのものなのです。要は社員の成長の糧が助成金で一部補填される、というのです。

 

中企団 「助成金人事制度」セミナー

 

 

・不正に巻き込まれないような「助成金教育」の必要性を説く。

 

「助成金教育」とは何か?社長さんや社員さんにエラそうに説教たれようというのではありません。会社さんには「確認書」という形でさりげなく、また提案する社労士自らにもです。タイホされるような社労士は、肝心な会社の現実を無視して勝手に書類を作ったり、偽造して差し替えたりするのです。雇用関係助成金を出す目的は、労働法以上の従業員への福利、それを入れたらお客様の会社がいい会社になるか?という視点が欠けているのです。

 

この3月には「不正の共同謀議」や史上最大の不正額、さらに不正社労士の実刑判決など相次ぎました。社労士自身にも教育が必要ですが、ここでは会社を置いてきぼりにしないように実務を進めるやり方をおススメしました。

 

なぜ助成金の不正をやるのか?

 

今年度は新しい助成金の他に「復活助成金」が台頭してきています。助成金は雇調金の財政状況の悪さで削られる傾向にあるのですが、昨年度以来の三位一体の労働市場改革関連は多く健在で、2年前以来の人事制度の助成金が復活し、さらに健康関連も一昨年大ナタが振るわれたものの復活してきています。

 

一番お伝えしたいのは「助成金ありきの福利導入」ではなく「福利を導入する会社の意思に付いてくる助成金」というスタンスです。このスタンスが徹底できれば、不正を撲滅でき、助成金で胃が痛くなることもなくなるのではないかと思うのです。