中企団 「助成金人事制度」セミナー | 新労社 おりおりの記

中企団 「助成金人事制度」セミナー

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中小企業福祉事業団 

「人への投資」に至る助成金活用の第一歩!『事業内職業能力開発計画』作成のススメ

 

4時間にわたる講演を収めていただきました。以前もセミナーしましたが『ジギョウナイショクギョウノウリョクカイハツケイカク』って何でしょうか?よくある助成金の計画でしょうか?それはそうなのですが、この“計画”、助成金必須添付書類の他にも、社労士の提案、営業に実に役に立つのです。以下のような理由です。

 

 

・要は人事制度。何の仕事をどういうバックボーンに基づいてするか?という決め事。

・就業規則のような届けはいらない。育成方針だから自由に作り変えることができる。

・かといって法律上の根拠はちゃんとあり、ある程度公文書。会社のきまりにできる。

・メンドクサくない。基本フリーのフォーム。経営者(特に現場の)ならすぐ作れる。

・フリーのフォームと言っても書くコツはあり、助成金の要件にもなっている。

・他に制度があったとしても、並立できる。人を育てるならどの制度でもリンクする。

 

と言ったところです。60年も前からあるものですが、この理由に加えて、最近は最新の政策「人への投資」に基づいた助成金マネジメント(どの助成金を入れれば会社がよくなるか)に役に立つのです。人事制度と助成金、これをどうつなげるか話しをさせていただきました。おカネを出すのではなくて出るとなると、作るヒトのモチベーションになるのです。

 

 

じゃあ人事制度だから何か高価なツールが要るのではないか?というと左にあらず。ネット環境さえあれば、厚労省のサイトから何から何まで自由にダウンロードできます。

 

そんなものなら誰でもやれるものではないか?と言われますが、基本フリーのフォームで当局は「当局としてはこのように考えるので、後はよきに計らえ」という性格のものですから、自由に企業人事の現実に合わせて変えられます。そのキモは「仕事の棚卸し」です。企業によって違うでしょ?それをどうやるか?基本はインタビューです。1人で考えると出てこないことでも、人と相対してキャッチボールすると記憶経験の裏側から出てこれるのです。

 

 

ただ仕事の棚卸しもあんまり追及すると「仕事はやっているからやっているんだよ!」とインタビューされる側をウンザリさせることがあります。だからこちらから咀嚼して、噛む「材料」を提供させていただく必要があります。それが非正規労働者向けの助成金の一部に出てくる「職務分析」の手法です。

これも長い時間かけて勉強したりする必要はなく、コンテンツも豊富に提供されています。自分でやっていることが論理的に説明しにくい場合の助けになります。さすがは厚労省、税金を無駄遣いはしていないのです。

 

私自身この「事業内計画」で「助成金アンケート」の代わりにしていますが、業種を問わずけっこう納得いただき、助成金の要件でもあるので、より真剣に作っていただいています。

 

そういう、安価にできて手間がかからない「人事制度」でもって、助成金に結び付けよう、ということで人開金はじめ助成金の話までいれますと、4時間という「大作」になってしまいました。作ったことのある企業・社労士も、この機会に内容を見直して、助成金付きでポスト・コロナの自社なりの価値観を創ることに活かしてはいかがでしょうか?