”『幻世酔虎伝+』のクリア報告と今後の(ゲーム)予定~2024年2月~” | フライハイトぷらす

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 タイトルのとおり先日の『ライザ3』のクリア後は、途中の行き詰まり息抜きと称しては別のゲームを遊んだり、ポケモンの追加コンテンツが配信されてはそちらを優先したりと、何度も中断と再会を繰り返してのクリアだったよ。

 

 その後は2022年のゲームショウハピネットゲームフェス~2023春の陣~、さらに2023年のゲームショウ以来、ずっと待ちに待って待たされ続けていた『幻世酔虎伝+』が無事に発売されたので、そちらをプレイすることにした。

 ・・・と、まぁその辺りまでの話しが前回の「クリア報告(ゲームプレイ近況)」なので、ここにリブログしておきますね下矢印

 

 

 で、今回はその『幻世酔虎伝+』を2周ほどクリアしたけど、まだ追加コンテンツの9章・10章には入れていないけど、一旦ここらで現状報告(?)しておこうかなぁ~と。

 

 まず、かねてより「古き良きレトロRPGが遊びたい」とか「ファミコンやスーファミのRPG全盛期くらいの時代の超大作RPGがしたい!」とか「昭和~平成前期くらいの無骨だけど王道まっしぐらな感じのRPGを堪能したい。」とは言っていたので、まさに『幻世酔虎伝+』は直球ドストレートだと思って、ゲームショウなどのイベントで試遊しては注目&期待していたんだよね爆笑

 

 ちなみに、グラフィックの感じからして原作はスーファミかメガドラあたり?・・・と思っていたら、違ったようなので、これを機に調べてみたょあせる

 

『幻世』シリーズ

 実は1作目にあたる『幻世喜譚 Disc Saga Ⅲ』が幻世シリーズの1作目(「ディスクサーガシリーズとしては3作目)にしてPC-9801シリーズ用ソフトとしてパッケージで販売されたほか、以降の同シリーズは『ぷよぷよ』で一世を風靡したコンパイル社の雑誌『Disc Station(ディスクステーション)』の付録ディスク「ディスクサーガ」の収録作品。
 ちなみに『幻世酔虎伝』は6作目で、当時のコンパイルの韓国現地法人では『ぷよぷよ』を超える人気作&代表作だったそうだ。
 そして、そのリメイク作『幻世酔虎伝+』が2023年11月に発売された。

 

 さて、前置きはこのくらいにして、いざ『幻世酔虎伝+』本編の感想などへ・・・

※ブログ内で使用している画像は、実際にNitendoSwitch版を購入・プレイしながら撮ったスクショです。

念の為、この先!!ネタバレ注意注意

閲覧は自己責任にてお願いしますビックリマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  レトロRPGならではの雰囲気を満喫♪

 

 リメイクするにあたって、現代風に3Dにしたりオープンワールドにすることも出来ただろうけど、90年代そのままのグラフィックと音楽に懐かしさと共に好感が持てる。

 だってレトロゲームをリメイクして現代のUIとかで操作感をよくするのはいいけど、ヘンにいじって改悪された印象を受けるよりかは、当時のままで良かったのに・・・と思った経験って、ゲーマーなら一度ならずあったりするのでは?

 

 特に、古いタイプのRPGではフィールドマップ上に敵シンボルの表示もなく、唐突にランダムエンカウントでバトルが始まるタイプのモノが大半だと思うけど、その際に画面がフィールドからバトル画面に切り替わるんだけど、切り替わりのエフェクトが無いので「歩いてたら当然、バトル画面になって驚いた」という印象。

 

 でも、もっと古いRPGではエフェクトを表示したり、敵味方がバトル画面に展開される裏側でデータを読み込んだりしているその”間”を飽きさせない工夫というか、全部が表示され切ったところでバトルコマンド入力のタイミングとバトル曲とでテンポが一致していたり、バトルが終わった後のリザルト表示中にキャラクターがバンザイしたり、そういう辻褄合わせ作り込みというか工夫が見られるのもレトロRPGの醍醐味だと思う。

 

 まぁ、その裏ではデータを読み込んだりしているんだけど、それを悟らせず、そのちょっとの間さえプレイヤーを飽きさせない涙ぐましい努力に、まだ「ユーザビリティ」なんていう言葉もなかった時代だけど、そうした創意工夫の中に実はUIへの配慮があったのかと、今にして思う。

 

 その点では、ご多分に漏れず『幻世酔虎伝+』もバトル終了時には各キャラクターが勝利ポーズというか、勝利モーションがあるんだけど、そうした演出も今ではすっかり見られなくなってしまったなぁ~と。

 

 この画面では分かりにくいかもしれませんが、主人公・アターホーがバトルに勝利した時のモノ。

アターホーがジャンプして足をピコピコとさせて、足踏みというかダンスみたいで可愛い。

 もちろん仲間になるキャラクターそれぞれに、勝利モーションが用意されているけどね。

 

 自キャラや敵キャラの情報、バトルコマンドが表示される「バトルメニュー」が青一色のベタな画面なのも、サイドビューな画面構成も”いかにも”なレトロ感がイイねラブ

 

 

意外と温故知新?!

 ここまでは要約すると「雰囲気のレトロさがイイね」という話しだけど、決して古いだけじゃなくて、意外と「当時としては斬新だったんじゃないの!?」と感じる点もあって、その一つがバトル中に技がレベルアップすること!

 

 さらに言えば、レベルアップもバトル中の出来事なので、バトルで敵が複数いたとして、その内の1体を倒せば、その場で1体分の経験値が入り、その場でレベルアップしてHPとMPが全回復するグラサン

 なので、次のレベルアップに必要な経験値次第では、ピンチになってもバトルを続け、バトル中にレベルアップ(全回復)して逆転という展開には、斬新だと思ったけど斬新過ぎて「これでいいのか?」とも思った。

 

 だってさすがに、バトル中にレベルが上がったり、そのまま残っている敵とのバトルが続行したり・・・って、知らずにその状況になったら、バグかと思うじゃん滝汗

 

 

バグも誤字脱字も踏み越えて・・・

 レトロゲーム特有の時代差(ハード・技術差)に限らず、現行機でも別のハードからの移植や海外版からのローカライズ版では、ありがちなことだけどバグにも時代を感じる出来事がガーン

 

 前提として、近年のRPGでは瀕死の仲間を回復しようと、別のキャラの行動に回復を選んだ状態で敵のターンになり、瀕死の仲間が戦闘不能になってしまった際に、代わりにその時点で最もHPが減っているキャラに対して回復行動を取ってくれるとします。

 

 それがレトロゲームの場合、戦闘不能で回復対象が無くなってしまったことに対応できなくて、他のキャラを回復するでもなく、「回復しようとしたが できなかった(間に合わなかった)」的なテロップも無くターンが1回飛ばしになる割には、回復アイテムや回復魔法は使った扱いで消費されていたりする場合があったり、代わりに自分に回復行動をしたりする場合があるんだけど・・・。

 

 1回だけ『幻世酔虎伝+』で、そうした状況になったら回復行動を入力していたキャラにターンが回ったところで何もせず、だからといってターンも終了せず、何もしない・できない状態のまま、つまり操作不能という、進行不可な状態に陥ってしまったょびっくり

 

 なので、リセットしてやり直し以降は、瀕死になった時の回復は瀕死のキャラ本人が自分を回復するか、全体回復を使うなどにして、”他のキャラの行動時に、(戦闘不能で)回復対象が無い”という状況に陥らないように気を付けたら、進行不能になるのは回避できたよ・・・まぁ、1回しか起きていない現象だから、コレが正解かは分からないけどね。

 

 誤字脱字に関して言えば、登場キャラクターの名前はちゃんとして欲しかったなぁ~、主人公のパーティメンバーで限定版の特典にもなるようなヒロイン的存在だよね?

 

 なのに、リンシャンが脱字でンシャンになってるだなんて・・・さすがに可哀そう汗

あと、誤字でも脱字でもなく句読点の位置の間違いという珍しいケースもチーン


 こういうのはリメイクする時に直しておいて欲しいよ・・・。

だってシーンによっては、せっかくの感動が台無しじゃんゲッソリ

 

 

 

クリア後の周回こそが本編?! 

 

 さらにレトロゲームといえば、基本的にノーヒントな点も挙げておかないと!

そう思ったのは『幻世酔虎伝+』には「追加コンテンツとして、9章と10章が追加されている」とは発売前から発表されていたけど、いざクリアして・・・クリアしただけでは、9章にも10章にも入れなかったからあせる

 

 クリア後のキャラクターとの会話で、総評というか総括で段位が発表されたり、未入手の武器・防具を手に入れるためのヒントがあったりするので、遊び尽くすには周回プレイ必須というのがセオリーな訳で。

 まぁ、そのあたりのヒントも限定版に付く「特製マニュアル」に書かれているらしい。

 

 ぶっちゃけ「そういうネタバレもヒントも、今時だしネットの攻略サイト見りゃ、いくらでも書いてあるんだろう」と思ってネット上を探してみると・・・

 オリジナルの『幻世酔虎伝』の攻略サイトはあっても『幻世酔虎伝+』については掘り下げていなかったり、『幻世酔虎伝+』の攻略サイトはあっても追加コンテンツ(9章・10章)の攻略ページは有料だったり・・・

 

 うん、これは自力で周回を重ねながら模索するしかないな、と。

ヒントの中でも、まだまだ隠されたルートや宝箱があるみたいなことは言われてたし、初回クリアで低い段位だったとしても周回を重ねて、より高みを目指せとか、そんな事を言っていたような・・・。

 

 ちなみに黒猫ワタシは初回は4段(左)、2周目クリアで8段(右)だった。

 

 このクリア後のヒントやストーリー中の回想シーンの中で、仲間やNPCとして登場したキャラクターの過去作での仲間も会話に加わったり、ちゃっかり(過去作の)宣伝をしているのがウケた爆笑

 

 まぁ、原作が収録されている付録付きの『Disc Station』も、今でも稼働できる状態のPC-9801シリーズ本体を探したりする方が困難だろうけど滝汗

 

 あと、いくらPC-9801シリーズも名前からしてPC、つまりも古いパソコンだからといっても、さすがに約30年くらいも前のものだから、現行のPCとは動作環境が違い過ぎて互換性の面でも無理そうガーン

 

 

 選択を変えれば、その後の展開も変わる(当たり前だけど)

 

 ノーヒントだと色々と見落としてしまっている部分があるのは当然だけど、会話一つとってもそこでの選択肢を1周目と2周目とで変えるだけでも、単純に台詞としてキャラクター同士の受け答えが変わるだけでなく、その後の展開が変わる場合があるのは、ゲーム全般で周知のことと思います。

 

 特に大きなモノでは「アドベンチャーゲーム」や「恋愛シミュレーション」といったジャンルでは、選択肢一つの間違いで死亡フラグ・ゲームオーバーに直結する場合もあったりするけど・・・

 RPGではどちらの陣営に付くか、仲間になるか・ならないかくらいの選択か、単にショートエピソード的な会話イベントが見られるだけの比較的軽いモノが多いんだけど、それでも選択後の展開も丁寧に作られている作品では、本筋とは別のキャラクターの個別イベントがあったり、強制ミニゲームがあったりと違いが楽しめるので、周回の意味合いがアイテムやフラグの全回収、最強データ作り、トロコンも含めたコンプ要素だけでなく、ストーリー的な展開の違いを見られる点でも大きいと思う。

 

 実際に2周目で別の選択肢を選んだことで、見れたイベントや入手できたアイテムや周回して初めてプレイしたミニゲーム(?)もあるので。

 

 クリアしても2周程度では、まだまだ発見し切れていないルートもあるだろうし、もしかしたら9章や10章へのヒントも見落としているのかも知れませんが・・・。

 

せっかくなので・・・

 自分でも『幻世酔虎伝+』を遊んでみるべく今すぐポチりたくなった方、Amazonへのリンクは下矢印ココですよ~ビックリマーク

 

『幻世酔虎伝+』

限定版

 

通常版

 

 

おまけ

 

 今回のブログを書くために調べたりする過程で知った『Disc Station』や「PC-9801シリーズ」がAmebaPickでリンクが貼れるかAmazonにあるなら探してみようと頑張ったけど、さすがに『Disc Station』は無かったょ。

 

 その時に見つけたモノで面白そうなモノのリンクを貼っておくね。

※一部、定価を超えて高騰しているモノがあるので、購入の際の判断は、くれぐれも慎重に。

 

 

 

 

 

この後は連休中に積みゲーを消化したいとも思う一方で、『幻世酔虎伝+』の3周目では、次は選択肢を選んで進めようかと頭の片隅で考えてもいるコミック担当:NUKO黒猫