表にヴェルディ、裏にワーグナーをテーマに巡ってきたイタリアの旅もあと残り少し。今回の旅でどうしても行きたいところがあったので、ボローニャを離れ、フィレンツェに移動しました。フィレンツェのホテルに荷物を置いて、向かった先は…。

 シエナです。フィレンツェからは列車で1時間半。歴史地区が世界遺産になっている、パリオ(夏にカンポ広場で開かれる競馬)で知られるまちだ。



(写真)カンポ広場と市庁舎。市庁舎を中心に、傾斜した広場が広がります。夏はパリオで賑わう。市庁舎の中にある市立美術館のシメーネ・マルティーニ/「荘厳の聖母=マエスタ」は圧巻でした。


(写真)洗礼堂。中には素晴らしい青地のフレスコ画や凝った彫刻の洗礼盤があります。


(写真)ドゥオーモ付属美術館のパノラマからのシエナの眺め。上から見ても市庁舎脇のマンジャの塔とカンポ広場は目立ちます。


(写真)シエナのまちは通り沿いに立派なパラッツォが建ち並び、ぶらぶら歩くのが楽しい。写真は商人のロッジア。


(写真)シエナのお菓子、リチャレッリ。ディスプレイに惹かれてついつい購入。甘くて柔らかくてめちゃ美味しい。



 ところで、今回の旅ではフィレンツェは宿泊のみで、ほとんど観光はできませんでした。初めてのフィレンツェをパスして、どうしてシエナを訪ねたのか?その訳は次回に。