今日はいくつかのレトロゲーム機の電源アダプタの電解コンデンサの交換をしました。

○電源アダプタ達
電源アダプタPCエンジン   電源アダプタメガドラ

左から、
PAD-124(PCエンジンDUO用)
PAD-129(PCエンジンDUO-R用)
SA-150(メガCD2用)
SA-190(メガドライブ2用)
SA-200(スーパー32X用)
です。
※アダプタと本体の対応は、私がこういう組み合わせで使っているという意味です。
※これが正しい組み合わせということではありませんので、誤解なきよう。特にセガ系はすごく怪しいです。

他にもCD-ROM^2用とかファミコン用とかあるんですが、ケースの開け方がわかりませんでした…orz

○アダプタの中身
アダプタの中身

電源アダプタの中身はこんなんなってます。
交流変圧器とブリッジダイオードを使った全波整流回路、コンデンサを使った平滑回路によるごく単純な直流電源です。
写真はPAD-124のものですが、他のアダプタもほぼ同じ構造になってます。

左のコンデンサが元々付いていたもので、基板に載っているのが交換後のものです。

PAD-124/129には10000μFというかなり容量が大きいコンデンサが載っていたのですが、地元のパーツ屋ではこのアダプタに収まる大きさでそんな大きい容量のものはなかったので、5600μFのものにしました。
容量を減らした分どこまでリップルを押さえられているか気になったので波形を見てみました。

○リップル波形(変更前/変更後)
リップル波形変更前  リップル波形変更後

左がコンデンサ変更前、右がコンデンサ変更後の出力波形です(直流分はカットしてます)
しまった、右はピンボケしてたf(^^;

交換前はおよそ10mVp-p、交換後はプローブがx10になっているのでおよそ100mVp-p。やっぱりリップル分が増えてますね。まあ、ゲーム機本体側で三端子レギュレータを使っているので、このくらいなら充分許容範囲でしょう。

他のアダプタも同じように交換しましたが、元の容量と変えたものがあるので、備忘録を兼ねて記録しておきます。

PAD-124
10000μF(ニチコン製)→5600μF(日ケミ製LXZ) 基板のリードピッチ250mil

PAD-129
10000μF(Tracon製)→5600μF(日ケミ製LXZ) 基板のリードピッチ250mil

SA-150
ケースを開けられずorz

SA-190
4700μF(Telecon製)→3300μF(ニチコン製) 基板のリードピッチ250mil
基板と部品のリードピッチが合わなかったので、やむなく小さいものにしました。

SA-200
3300μF(Giant製?)→3300μF(ニチコン製) 基板のリードピッチ250mil

SA-160A(マスターシステム用)
3300μF(ANODIA製?)→4700μF(ニチコン製) 基板のリードピッチ250/300mil兼用
基板が300milにも対応してたので、大きなものにしました。

UADP-0041CEZZ(ツインファミコン用)
2200μF(rubycon製)→4700μF(ニチコン製) 基板のリードピッチ250/300mil兼用
同上。

残ってるのはHB-F1用のアダプタですが、これはあまり使っていないので、今回は見送りです。

【4/14追記】
案の定、セガ系のアダプタと本体の組み合わせが合ってませんでしたf (^^;
SA-150:マスターシステム
SA-160A:メガCD2
SA-190:メガドライブ2、スーパー32X
SA-200:セガサターンFDD
が正しい組み合わせでした。
もう一つのSA-190が見あたらないなと思ったら、セガサターンFDDに繋がってました。
今は正しい組み合わせに直して使ってマス。
あとから出てきたSA-190は手持ちのコンデンサのストックがなくて交換してないので、週末にでも買ってこなくちゃ。
【4/14追記終わり】

【4/27追記】
その後他のアダプタもコンデンサを交換したので備忘録を兼ねて記録。

SA-190(スーパー32X)
4700μF(rubycon製)→3300μF(ニチコン製)

AC-HB3(HB-F1)
6800μF(Rubycon製)→6800μF(日ケミ製) 基板のリードピッチ300mil
【4/27追記終わり】