先日の、将軍徳川家定の出生図を見ていて気が付いたことがありました
この頃の日本では、鎖国していた日本との貿易を迫るために、イギリス人が来航していて
幕府が異国船打払令を出していたような時期なのですが、
世界的には、植民地支配されていた国が、次々と独立していった時期でした
1824年5月のある日のトランジットチャート
(家定が生まれた日)
アレっ
山羊座で起こる天王星と海王星のコンジャンクションって
どこかで見たゾ
と思い、頭をフル回転させると
1990年代前半の世界的な混乱の時期と同じ天体の配置になっていることを思い出しました
(冥王星、土星のサインは異なります)
この時代って、世界では、少し前にベルリンの壁が崩壊しており、
それに続いて、ソビエト連邦が崩壊し、、天安門事件が起こった時期にあたります
日本では、昭和から平成に変わってすぐの時期で、オウム真理教の事件もありました。
海王星と天王星はそれぞれ、
海王星……混沌とした状態、集合的無意識(不安に寄りがち)、可能性を見出す
天王星……独立、改革、破壊、変化、外国
というようなことを表しており、
このような配置の時には、
不安でいっぱいになった意識や混沌とした状態を打破するために
改革や独立、破壊行為が起こりやすいといえます
家定が生まれた時期の日本における天王星海王星の解釈としては、
鎖国していた日本に、外国人(天王星)がやってきて大混乱(海王星)
といった状況でしょうか?
そんな時代に生まれた家定ですが
彼が将軍になったときに、アメリカと日米和親条約を結び、
日本はついに、開国することになります
彼の出生図を見ると、山羊座の天王星海王星に対して
180度の位置に蟹座の木星があります
蟹座は家族のサイン(星座)です
当時、日本のトップの地位にあった家定の蟹座の木星が、
外国人がやってきて大混乱している日本(日本国民という家族)に対して、
豊かさや保護をもたらしてくれたように思います
日米和親条約については、不平等条約と言われたり、いろいろあると思いますが
日本が、あのまま鎖国を続けていけるはずもなく、
穏便に開国して、諸外国とのお付き合いを始めることが出来るようになったいうことは、
将来的に、日本国民に利益をもたらし、国民を守ることになったのではないでしょうか?
この天王星と海王星のアスペクトに関して、外国で起こったことのように、日本が破壊的なことにならなかったのは
これらの天体を破滅的な方向に使わなかったからでしょう。
天王星は、破壊の方向ではなく外国へ目を向ける
海王星は、不安に意識を向けるのではなく、外国とのお付き合いに可能性を見出す方向へシフトさせる
という方向でそれぞれの天体を使っていったからこそ、
日本は、このアスペクト下で噴出した問題も、後に平和的な決着をさせたのだろうと思います。
ちなみに、日米和親条約を結んだ時には、
天王星と海王星が60度の角度になっており、
努力の末の結果を表しているように感じます
よく、歴史に学べと言われますが、歴史に西洋占星術を加えると、
対処方法や解決方法までが示されるので、
最強だね