古代の人々は、空の星を見て、方角を知ったり、種まきや雨季の時期を予測することを自然とやっていました。
時代が進むにつれ、人々は、徐々に、正確な天体観測をするようになっていったのです。
占星術? 術? 何か怪しい術でもかけられるの?と、言葉だけを見ると胡散臭く感じられるかもしれませんが、
西洋占星術は、古代からの天体観測の積み重ねで発達してきた学問をもとにした占術なのです。
現在残っている、占星術に関する最古の文献は、紀元前2500年頃に、バビロニアで書かれたものと言われています。
そのため、この頃が、占星術の起源ではないかと言われています。
そしてその後、占星術は発展し、バビロニアからギリシャへ伝わります。
途中、宗教の影響で発展が停滞しますが、近代になって科学が発達し、望遠鏡等の性能が良くなるに従い、
天王星、海王星、冥王星と、次々に新しい惑星が発見され、現在の、10個の天体を使った西洋占星術の基盤が出来上がりました。
西洋占星術は、主に、10天体と12サイン(星座)を用いて行う占術です。
生まれた日時と場所のデータからホロスコープを作り、占星術師が解読します。
ホロスコープには、その人自身の情報が詰め込まれており、自分専用の取扱説明書のようなものだという人もいます。
つまり、西洋占星術とは、自分のことを深く、知るためのツールなんですね。
だから、西洋占星術セッションは、占いというよりも、
本来の自分を知ることが出来る、取り戻すことが出来る、カウンセリングのようなものといえるでしょう。